2021年01月22日 更新

作っておけばあとはアレンジ次第。便利な“作り置き・冷凍保存”で料理上手に

肉や魚に下味をつけて冷凍保存しておくと、食事の準備の時短やお弁当のおかずにもなって便利。料理研究家・島本美由紀さんの著書『肉・魚・加工食品保存のアイデア帖』からいろいろアレンジできる「豚のしょうが焼きダネ」をご紹介します。

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野菜を使った和え物やサラダなど、料理上手な人は週末にたくさんの作り置きをして、平日はそれらを使って家でのごはんやお弁当を作るケースもあるようですが、一人暮らしの自炊初心者には少々ハードルが高いかもしれません。
そこでおすすめなのが、肉や魚介類に下味をつけて冷凍保存しておくこと! 下味がついているので、料理にもすぐ使うことができて便利です。今回は、料理研究家・島本美由紀さんの著書『肉・魚・加工食品保存のアイデア帖』から、「豚のしょうが焼きダネ」の作り方と、それを3種類の料理に展開するレシピをご紹介します。
島本美由紀 料理研究家・ラク家事アドバイザー

身近な食材で誰もが手軽においしく作れるレシピを考案。家事全般のラク(楽しくカンタン)を追求するラク家事アドバイザーとしても活動し、働く女性を中心に支持されている。
NHK「あさイチ」、日本テレビ「Zip!」「ヒルナンデス!」、フジテレビ「ノンストップ!」などに出演。著書は60冊を超える。
YouTube「島本美由紀のラク家事ちゃんねる」では家事がラクになるコツを毎日紹介している。

https://www.youtube.com/channel/UCbIPZfpFO5ccvs8MtelVobg

【基本のレシピ】旨みがあって食べ応えのある豚「豚のしょうが焼きダネ」の作り方

豚のロース肉とは、肩の後ろから腰付近までの背中の部分の肉のこと。赤身と脂身のバランスがよくて旨みがあり、しゃぶしゃぶやポークソテーなどに適した部位です。ボリュームがあるので、一度に食べきれないときは、しょうがなどで味をつけて保存袋に入れ“豚のしょうが焼きダネ”として冷凍保存しておきましょう。
  • 材料 作りやすい分量。以下に紹介する料理の2人分

    • 豚ロース薄切り肉…200g
    • 玉ねぎ(薄切り)…1/4個分
    • A 醤油…大さじ1と1/2
    •  みりん…大さじ1と1/2
    •  酒…小さじ1
    •  砂糖…小さじ1
    •  しょうが(すりおろし)…1/2片分
        (チューブのおろししょうがを使う場合は、3cmほど)

  • 作り方

    1. 冷凍保存袋に豚肉、玉ねぎとAをすべて入れてもみ込む。

    2. 空気を抜きながら平らにして袋のくちを閉じ、冷凍する。

【アレンジレシピ1】定食で大人気「豚のしょうが焼き」も冷凍ダネですぐに完成

「豚のしょうが焼き」は、しょうがの風味が食欲をそそる定食の定番おかず。甘辛い味付けにしょうがのピリリとした辛さがアクセントとなり、ごはんが何杯でもおかわりできてしまうという人も多いのでは? “豚のしょうが焼きダネ”を使って、時短でできるレシピをご紹介します。
  • 材料(2人分)

    • 豚のしょうが焼きダネ…1袋(上記レシピで豚肉200gで作ったもの)
    • キャベツ千切り…適量
    • トマトくし切り…適量
    • きゅうり薄切り…適量

  • 作り方

    1. 豚のしょうが焼きダネは凍ったままフライパンに入れて、蓋をして中火にかける。

    2. フツフツと煮立ってきたら弱めの中火にし、5分ほど蒸し焼きにする。

    3. 肉をほぐすように焼き色がつくまで炒める。

    4. 器に盛り、キャベツ、トマト、きゅうりを添えたら完成!

【アレンジレシピ2】豚のしょうが焼きは丼でもおいしい「しょうが焼きの他人丼」

おいしいしょうが焼きを丼でも楽しむというのがこのレシピ。他人丼とは、鶏肉以外の肉を煮たものを卵でとじた丼料理のことです。豚肉も卵との相性がよく、しょうがのスパイシーさを柔らかくまとめてくれます。
  • 材料(2人分)

    • 豚のしょうが焼きダネ…1袋(上記レシピで豚肉200gで作ったもの)
    • 卵…2個
    • ごはん…どんぶり茶碗2杯分
    • 万能ねぎ(小口切り)…適量
    • A 水…100ml
    •  顆粒和風だし…小さじ1/2

  • 作り方

    1. 豚のしょうが焼きダネは凍ったままフライパンに入れ、Aを入れて蓋をし、中火にかける。

    2. フツフツと煮立ってきたら弱めの中火にして、5分ほど蒸し焼きにする。

    3. 肉に火が通ったら溶き卵をまわし入れ、好みの固さまで火を通す。

    4. ごはんに3を載せ、万能ねぎを散らしたら完成!

【アレンジレシピ3】香り高いきのことの相性も抜群「しょうが焼きときのこの炊き込みごはん」

きのこは香りが高くご飯と炊き込むととてもおいしいもの。そこにしょうが風味の豚肉が加われば、ボリュームもアップ。1品で十分一食になります。レシピでは特に香りの強いまいたけを使っていますが、しめじ、えのき、エリンギなどでもおいしいので好きなきのこで試してみてください。
  • 材料(2人分)

    • 米…2合
    • 豚のしょうが焼きダネ…1袋(上記レシピで豚肉200gで作ったもの)
    • まいたけ(手で大きめに裂く)…1パック
    • 大葉(千切り)…適量
    • A 水…350ml
    •  顆粒和風だし…小さじ1/2

  • 作り方

    1. 米は洗ってザルにあげ、水気を切り、炊飯器に入れてAを入れる。

    2. 豚のしょうが焼きダネは凍ったまま3~4等分に割り、まいたけと一緒に1に載せ、蓋をして炊飯ボタンを押す。

    3. 炊き上がったらよく混ぜあわせて器に盛り、大葉を飾ったら完成!

肉や魚の下味保存のコツは、なるべく早く凍らせること

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肉や魚は、そのまま冷凍するより、下味をつけて冷凍する方が素材の味が落ちにくく、酸化が防げるので長持ち。これは一人暮らしにはうれしいポイントです。とは言え、それには以下のようなコツがあります。
  • 肉・魚を冷凍保存するときのコツ

    • 材料を袋に入れたあと、よくもみ込む。
    • 保存袋は平らにして空気を抜く。
    • おいしさを保つため、なるべく早く凍らせる(金属のトレイの上に置くと早く凍りやすい)。
    • 解凍して使う場合は冷蔵庫にうつしてゆっくりと解凍するのがおいしさを逃がさない秘訣!
以上のことを押さえて、ぜひ肉・魚の下味冷凍保存にチャレンジしてみませんか?

まとめ

一人暮らしの料理は、効率を考えることも大事です。その点、メインとなる肉に下味をつけて冷凍保存しておけば、料理の時間も短縮できてさまざまにアレンジ可能なので、食べ飽きることもなく便利です。さらに下味には、素材の酸化や調理後のパサつきを防ぐというメリットも。是非覚えて活用しましょう。
島本美由紀著『肉・魚・加工食品保存のアイデア帖』パイ インターナショナル刊

一人暮らしだと、食材はなかなか使い切れないもの。しかも肉や魚は次の日も同じ料理方法では飽きてしまいます。だから、無駄をなくして使い切るには保存のコツを学ぶことが重要。しかも、肉・魚は下味をつけて冷凍保存しておくと、料理する際は時短にもなっていいことばかり。そんな約70種類の肉・魚・加工食品の保存について易しく解説したのが本書。一人暮らしの料理を楽にするコツが満載です。

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