2019年08月05日 更新

常備菜とは? 作り方の基本と日持ちさせるコツ

常備菜(作り置きおかず)を作る際に知っておきたい、常備菜の基本的なところと、少しでも日持ちさせるコツを紹介します。初めての一人暮らしで、「忙しくて料理する時間がない」「毎日料理するのが面倒くさい」と、自炊が思うようにできない方は多いのではないでしょうか。そんな方には空いた時間を利用して作れる、常備菜がおすすめです。常備菜があれば、毎日疲れて家に帰ってきてもすぐにご飯が食べられますよ。

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そもそも常備菜とは?

料理の手間が省けるとあって、自炊している人に人気の常備菜ですが、具体的にどのようなものを常備菜というのでしょうか。ここでは、常備菜の基本と保存期間について紹介します。

常備菜は作り置きおかず

常備菜は簡単にいうと日持ちする、作り置きおかずのことです。休日や時間がある時に主菜や副菜となるおかずをまとめて作ることで、日々の食事の準備が楽になります。
一度に数品作ってしまえば、食材を余らせたり腐らせたりすることが減り節約につながります。さらに、毎日の料理の手間が省けるので、自炊も続けやすくなるでしょう。

常備菜の保存期間(賞味期限)は?

一般的な常備菜は冷蔵室で少なくとも2~3日は保存できます。ピクルスや浅漬けなど、酢や塩をきかせたものなら冷蔵室で3~4日保存可能です。しかし、これ以上保存していると料理が傷み、食中毒を起こす可能性も。

ハンバーグや餃子など冷凍で保存できる常備菜は、1食分ずつ小分けにして冷凍保存しましょう。冷凍保存した常備菜は2週間位はおいしく食べることができます。また、気温と湿度が高くなる夏場は菌の繁殖を防ぐためにできるだけ冷蔵よりも冷凍で保存し、早く食べ切るようにしましょう。

作り置きした常備菜を日持ちさせるコツ

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作り置きした常備菜を日持ちさせるためには、料理方法や調味料の使い方などを工夫することが大切です。ここでは、常備菜を日持ちさせる5つのコツを紹介します。

食材にはよく火を通す

加熱調理をする場合は、食材にしっかりと火を通すことで、保存性が高まります。特に肉や魚は、食中毒の原因となる菌が付着している場合があるので、中まで火が通りにくいようなら、フタをして十分加熱するようにしましょう。

食材の水気をきちんと飛ばす

食中毒をもたらす菌が繁殖する原因のひとつが水分です。料理をする前に食材についていた水気はキッチンペーパーなどで拭き取るようにしましょう。

また、煮物や炒め煮など「煮る」調理法を用いる場合は、しっかりと煮汁を煮詰めましょう。例えばヒジキの煮物や大根の煮物などは、汁気が多いものより少ないものの方が日持ちします。常備菜作り初心者なら、水気があまり出ない「焼く」「揚げる」「炒める」といった調理法の料理がおすすめです。

味付けを濃くする

砂糖、塩、しょうゆ、酢、みりんなどには菌の繁殖を抑える効果があるといわれています。また、塩や砂糖を加えることで食材の水分量が減るため、常備菜には佃煮や照り焼きなど、調味料を少し多めに入れた濃いめの味付けの料理が向いています。

濃い味付けが苦手な方は、同じような効果が期待できる、梅干しやショウガ、ニンニクなどを活用して煮物や炒め物を作ると良いでしょう。

密閉できる容器を使用する

温度が低い冷蔵庫内でもカビは発生するため、常備菜を保存する容器はしっかり密封できる容器を使用します。できれば、熱湯で消毒してよく乾燥させた容器を利用すると菌の繁殖を抑えることができます。

食材には冷凍保存できるものを使用する

前述したように常備菜は冷蔵よりも冷凍保存の方が長い期間保存できます。しかし、食材の中には冷凍に不向きなものがあります。
例えば、じゃがいもやこんにゃく。これらは冷凍すると食感が悪くなるため、もし使う場合は冷凍ではなく、冷蔵保存で早めに食べるようにします。もやし、きゅうりなど水分の多い食材や卵などは冷凍に向いていないので、避けるようにしましょう。

常備菜を食卓に出す時の注意点

常備菜を食べる時にも注意したいことがあります。常備菜をコンスタントに作るなら、ぜひ覚えておくようにしましょう。

一度温め直してから食卓に出す

加熱調理した常備菜でも、食べる前には鍋や電子レンジなどで温め直してから食べましょう。そうすることで保存中に繁殖した菌を死滅させられます。野菜の煮びたしやひじきの煮物など、冷めてもおいしい常備菜もありますが、衛生面を考えると温め直してから食卓に出すことをおすすめします。

別の味で調理しなおしてみる

毎日同じ常備菜を食べているとだんだん飽きてくることがあります。そんな時は、ハンバーグやカレーならチーズを加えたり、炒め物なら温め直す際にカレー粉を加えたりするなど、別の味で調理しなおしてみましょう。
慣れてきたら、そぼろを麻婆豆腐やミートソースに変化させるなどバリエーションを増やしていくと飽きずに続けられますよ。

常備菜保存におすすめの容器

常備菜を上手に保存するには、密閉できるフタが付いた容器が必要。特に常備菜保存に適した、琺瑯(ホーロー)、耐熱プラスチック、ガラス製の保存容器のセットを紹介します。
セットで購入すると、作った常備菜の量に合わせて保存することができるのでおすすめです。どの商品もメリットとデメリットがあるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

野田琺瑯(Nodahoro)保存容器 白 深型 S・M・Lセット


高いデザイン性と実用性がある野田琺瑯の保存容器3個セット。
琺瑯は料理のにおいが移りにくく、油汚れも簡単に落ちるため常備菜保存におすすめです。また、直火やオーブンで使えるので温め直しも楽ちんです。塩分や酸にも強いので漬物やピクルスなどの保存にも最適。

ただし、電子レンジでは使えず、衝撃で表面が割れやすいので扱いには注意が必要です。

ジップロック コンテナー 保存容器 バラエティアソート 7個入


軽くて収納しやすいプラスチック製の保存容器が6サイズで計7個入ったセット。
プラスチック製の保存容器はそのまま電子レンジで温め直しが可能で、さらに容器が半透明なので、常備菜の量をすぐに確認できるというメリットがあります。

ただし、食材のにおいや食材の色が容器に付きやすいので、気になる人は料理ごとに使い分けるなどしたほうがいいかもしれません。

iwaki(イワキ)耐熱ガラス 保存容器 システムセットパック&レンジ


汚れが落ちやすいガラス製の保存容器が3サイズ入ったセット。
耐熱ガラスは電子レンジやオーブンが使用可能で、シンプルなデザインのためそのまま食卓に出せるというメリットがあります。また、耐熱性があるため、定期的に熱湯消毒ができ、安心して使えます。

ただし、容器自体が重たく、プラスチック容器よりも電子レンジの加熱時間が多少かかるというデメリットがあります。

まとめ

これまで家に帰ってから自炊していた方も、常備菜を上手に使えば調理時間が短縮でき、料理を作るストレスも減るはず。常備菜は作り方のコツや保存方法さえ覚えれば、とても便利でおいしく食べることができます。
常備菜をうまく活用しながら、健康的な食生活を目指しましょう。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。 少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。 「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。 ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/

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