2019年07月02日 更新

長ねぎの保存のコツを紹介。 一人暮らしで土に埋められなくても大丈夫

長ねぎの保存方法や消費期限などについて見ていきましょう。鍋物や炒め物、汁物や薬味など、幅広い料理に合う名脇役の長ねぎは、私たち日本人の食卓に欠かすことのできない存在です。上手に保存すれば、風味を損ねずに長く保存することができます。

長ねぎ保存の基本

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料理の名脇役である長ねぎは、いつも冷蔵庫にストックしておきたい万能野菜です。
しかし1度に少量ずつしか使わないことが多く、余らせてしまいがちな野菜でもあります。
とくに一人暮らしの方は使いきる前にしなびたり、香りが悪くなってしまったり、という経験もあるでしょう
実は、長ねぎを長持ちさせるためには保存方法にちょっとしたコツがあるのです。

長ねぎは立てて保存する

野菜は基本的に、栽培されていた時と同じような形で保存することで持ちがよくなります。
長ねぎも常温や冷蔵で保存する時は横にせず立てたまま保存をします。冷蔵の場合は冷蔵庫用の収納ボックスを使って立たせて保存をしましょう。収納ボックスがなければペットボトルを半分にカットして代用するのもエコでおすすめです。

長ねぎの賞味期限は平均1週間

長ねぎに限らず、野菜や果物などの生鮮食品は賞味期限が記載されていないため、それぞれの食材の特徴を知ることが重要です。
長ねぎの保存期間は常温で約1週間です。日数が経過すると外側の皮から乾燥していき、香りが落ち、変色が進みます。切った状態の長ねぎは、さらに日持ちが悪くなってしまうので注意が必要です。

変色した時は傷み始めのサイン

長ねぎの保存期間が1週間というのはあくまでも目安であり、買った時の鮮度や保存状態によっては、もう少し日持ちすることもあります。
判断基準はひとつではありませんが、目安となるのは色です。茶色く変色しだしたら傷み始めのサインです。せっかくの長ねぎの風味が無くなってしまうので、早めに使いきりましょう。

長ねぎを常温保存する方法

長ねぎの旬は11月から2月です。冬が旬の野菜であるため低い温度での保存が好ましく、夏場なら冷蔵庫での保存が必須です。
冬場なら冷蔵庫ではなく冷暗所で保存するのもよいでしょう。その際は、新聞紙に包んで立てたまま保存しましょう。

長ねぎを冷蔵庫で保存する方法

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冬野菜の長ねぎの最適な保存温度は0~2℃と低く、冷蔵庫での保存が基本です。しかし、買ってきた長ねぎをそのまま冷蔵庫に入れておくだけでは、1週間程度しか持ちません。
冷蔵庫での保存にもコツがあり、正しいやり方で保存することで1週間から2週間は鮮度を保つことが可能になります。

保存しやすい長さにカットする

冷蔵庫で保存する場合は、保存しやすい長さに切ります。青い部分と白い部分を切り分け、そこからさらに白い部分を半分にカットしましょう。
そうすることで冷蔵庫のスペースを確保できるだけでなく、立てて保存しやすくなります。

ラップでしっかりと包み、野菜室で保存する

長ねぎは乾燥に弱いため、3等分にした長ねぎをラップやペーパータオル、または新聞紙などで包んでから立てて保存しましょう。冷蔵庫で保存する場合も、冷凍用の保存袋に入れて保存することで、より一層乾燥に強くなり、さらに長持ちさせることができます。
他の食材への匂いうつりが防げる点もおすすめポイントです。

長ねぎを冷凍庫で保存する方法

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常温保存や冷蔵庫よりもさらに長持ちさせられるのが、冷凍庫での保存です。
冷凍保存なら約1カ月は保存可能になります。
長持ちする冷凍保存なら一人暮らしの方でも、食材を余らせることなく使いきることができるので、まとめ買いをしてもよいかもしれません。

根元の部分を5mm程度カットし、3~4等分にしてラップで包む

長ねぎを冷凍保存する前に、まずは流水でしっかりと洗いましょう。
冷凍した食材は一度解凍してしまうと基本的に日持ちしないため、1回で使いきる分量ごとに分けます。小口切りなどにはせずに、3~4等分の長さのまま包むようにしましょう。細かく切ってしまうと、解凍した時に栄養素が抜けやすくなってしまうため、使う時に凍ったまま切るようにします

冷凍長ねぎを調理に使う方法

冷凍した長ねぎの解凍方法は、作る料理によって異なります。凍ったまま使うこともできますし、解凍して使うこともできます。流水解凍をする場合は、直接水を当てると食感や風味を損ないますので、フリーザーバッグなどに入れたまま水をかけるようにしましょう。

凍ったまま切り、料理に入れる

鍋物や炒め物、または汁物など、高熱調理をする場合は凍ったままの長ねぎをそのまま使っても問題ありません。調理の過程で熱によって自然と解凍されます。
刻んで薬味として使う場合は、自然解凍がおすすめです。しかし、新鮮な生の長ねぎに比べると、やはりどうしても水っぽくなりがちなので、ペーパータオルでしっかりと水気を吸い取ってから使いましょう。

外皮を1枚むいて調理する

解凍した長ねぎを調理する時は、外皮を一皮むいて使いましょう。外皮は乾燥して劣化が進んでいたり、冷凍の影響で組織が破壊されて味や香りが落ちていたりします。外側の皮を一枚むく、といった一手間が、料理をおいしくするコツです。

まとめ

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独特の香りと鮮やかな彩りで、様々な料理を引き立ててくれる長ねぎは、食卓に欠かすことのできない存在です。保存方法を工夫することで、その風味を保ったまま長期保存が可能になります。
ぜひ今回ご紹介した保存方法を参考に、一人暮らしでも最後までおいしく食材を使いきる習慣をつけましょう。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。 少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。 「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。 ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/
※掲載の価格、商品スペック等は掲載時の情報です。

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