内定を取りたい!と誰もが一生懸命書き込むエントリーシート。ライバルに一歩リードできるコツを学生の気持ちに寄り添う適切な指導で人気がある就活アドバイサーの井上さんに聞いてみました。
教えてくれたのはこの人!
就活アドバイザー 井上真里さん
採用現場での経験を基に全国の女子大生を対象とした就職支援を行い、採用コンサルタントとして複数の企業の社外人事に携わっている。
TALK MEMBER
M.Kくん
上智大学
S.Nくん
法政大学
Y.Iさん
津田塾大学
H.Nさん
東京外国語大学
まずエントリーシートで見落としがちで大切なことは提出するタイミングです。採用しているとわかるのですが、どうしても期日直前に届くものが多くなってくるので、そうすると必然的に一人のエントリーシートを読むのにかける時間が少なくなってしまうのです。
確かに期日ギリギリまで悩んでしまいそうです。どれくらいに出すのが良いのでしょうか?
期日締め切りの一週間くらい前を目安に書き上げるようにしてみるといいでしょう。そうすれば提出日を逆算しても、第三者にアドバイスしてもらえる時間ももらえますし、誤字脱字などのミスにも気づけますよね。エントリーシートのクオリティもあがりますし、時間の余裕もできます。そして自分の想いを人事担当者にじっくり読んでもらえますよ。
志望動機などもどれくらいの文字数で書くのが適切なのかな?と迷ったりします。
そうですね、文字数を埋めるために、中身がないものをだらだら書くのも良くないですよね。その企業の過去のエントリーシートを参考にしながら、8割くらい埋めるのが理想的です。ラブレターと同じで、読んでもらうにはやはりテクニックより中身が大切。何となく上手く書けてないなと思う時は、企業に対する理解力が足りないか、自己分析が足りないことが多いものです。
空白をなるべく作らないように少しでも何か書いておいた方がいいということも聞いたことがあるのですが、それは本当なのですか?
そういう気持ちもわかるのですが、やはり何か書かなければと思って埋めた箇所はその気持ちが伝わってしまいます。文字数が少なく、テクニックがなくても、会社のことをよく調べているな!とか志望動機がはっきりしている人の文章は、熱意が伝わるものなので自信をもって書いてみましょうね!
エントリーシートを書きあげることだけに必死になりすぎず、レイアウトなども読みやすさを重視しましょう。自分の熱意が伝わる工夫をしたエントリーシートは、多少テクニックがなくても採用側は好印象を受けますよ!
文:曽根真遊
写真:今井裕治
制作:vivace next
編集:マイナビ学生の窓口編集部
※座談会は感染症対策を行ったうえでマスクを付けて実施し撮影時のみマスクを外しております。