『模擬WEB面接にチャレンジ!実例をもとにシミュレーションしよう』イベントレポート前編:インターン対策と個人面接

『模擬WEB面接にチャレンジ!実例をもとにシミュレーションしよう』イベントレポート前編:インターン対策と個人面接

2020/11/09

面接

2020年10月28日(水)に就職アドバイザーの才木弓加さんをお招きして、マイナビ学生の窓口の会員限定で実施したイベントのレポートをお届けします。本記事では、前編の『模擬WEB面接にチャレンジ!個人面接編』のまとめを紹介します。
イベントに参加した方はその振り返りとして、参加できなかった方は内容を参考にこれからの選考を乗り越えていってください!

講師紹介:才木弓加さん

就職情報サイト『マイナビ』で活躍中で「サプライズ内定(角川マガジンズ)」著者の就職アドバイザー。大学や大学院での就職対策講座や、自身も就職塾を運営し日頃から学生に指導。のべ100件以上の動画選考事例を把握し、今の就活事情に精通している。
才木弓加オフィシャルウェブサイト&ブログ
http://ysaiki.sakura.ne.jp/
http://ameblo.jp/ysaiki


目次

1.インターンシップは大きく分けてふたつ
2.インターンシップに参加するメリットと準備
3.イベント中に行われたオンライン模擬面接の様子
4.模擬面接を振り返っての改善点・反省点

→後編:集団面接編はこちら

1.インターンシップは大きく分けてふたつ

まず、私はインターンシップへの参加を強く勧めています。それは職業選択に役立つからというだけでなく、インターンシップが企業と学生の相互理解の場でもあるからです。
インターンシップは主に、1日だけ参加する「1Day仕事体験」と、3日以上のインターンシップを実施する企業の2パターンに分かれます。オンラインでは2〜3日のものが多く、今年は3日以上行われたケースは少ないようです。

1day仕事体験の内容

1day仕事体験は約半日かけて行われます。内容は企業説明会、グループワーク、グループディスカッションなどで、そのあとに質問会を設けている企業も多いのが特徴です。「1dayは意味がない」と思われがちですが、そんなことはありません。次のステップに進めますし、企業の座談会に参加できたりもします。

2〜3日のインターンシップ

オンラインでは2〜3日で実施されるインターンシップが多く、事前に課題を渡されて、当日、グループワークに参加するケースが目立ちます。今のところ、金融系企業だとインターンシップ開始の1時間前に課題が送られてくることが多いので、開始時間の1時間30分前から参加するくらいの気持ちで準備をしましょう。
志望度が低い企業のインターンシップだと、事前に課題を読み込まずに参加する学生も少なくありません。しかし、周りに迷惑かけないためにも課題を読み込み、自分の考えをまとめたうえで参加するようにしてください。

2.インターンシップに参加するメリットと準備

インターンシップへの参加は、職業選択に役立つだけではありません。インターンシップの選考では、志望動機を聞かれるケースが非常に多いので、本選考の前に、自分なりの企業研究、業界研究にチャレンジできるというメリットもあります。
さらに自己分析など早期の就活準備もできますし、選考前に企業との接点が持てるというのも大きなメリットになります。

実際、インターンシップ参加者を対象とした説明会や座談会、質問会が行われることも多いので、これに参加しないという選択肢はない、と思っていただいても良いでしょう。

インターンシップ参加に向けて

インターンシップへ参加するには、まず自己分析を行い、参加したい企業に応募します。そして、エントリーシートを書き、面接を受けることになりますが、これはほぼ就活の本選考と同じ流れになっています。

本選考の前に一通り経験することで、自分の改善点も見つけやすいですし、一歩進んだ就活につながると思います。

文章構成は「結論、理由、具体例、成果・結果」

エントリーシートを書くうえでも、面接で話すうえでも、「結論、理由、具体例、成果・結果」の順番で書く、または話すことを心掛けてください。そうすることで、非常にわかりやすく、自分のことを相手に伝えられます。

「インターンシップに参加したいけど、選考を受けるのは不安だ」という方もいるでしょう。しかし、本選考前のこうした経験がいかに重要かを考えてみてください。準備が不十分だとしても、選考を受ける価値は十分にあると思います。

3.イベント中に行われたオンライン模擬面接の様子

ここからは、イベント中に行われた模擬面接の様子を紹介します。自分だったら、どんな受け答えをするか、回答内容について自分だったらどう思うか、考えながら読んでみてください。

ーーさっそくですが、自己PRをお願いできますか?

はい。「興味を持ったら、まず一歩踏み出して、コツコツ努力で形にする」。それが私のモットーです。高校生の頃は文系だったのですが、ゼミで災害報道について学ぶうちに、気象予報士の資格を取りたいと思って、一から大学で理系を勉強し、合格することができました。このように、これまでに培ってきた好奇心と粘り強さを活かして頑張っていきたいです。よろしくお願いします。


もう一度、自己PRの最初の部分をお聞きしてもいいですか?

興味を持ったら、まず一歩踏み出す。そして、コツコツ努力で形にする。それが私のモットーです。


そもそも、そういうゼミに入ろうと思った理由をお聞きしてもいいですか?

私は九州出身なのですが、高校2年生のときに熊本・大分地震を経験していて、漠然と災害に対する興味があったことがキッカケです。


それで、災害に関するゼミに入ってみようと考えられたわけですね?

高校生の頃から、熊本地震の語り部として活動していたこともあって、大学でも継続して災害に関する勉強をしたいなと思いました。


気象予報士の資格を取りたいと思った理由をお聞きしてもいいですか?

やはり災害について勉強するうちに、テレビ報道に注目したのですが、災害に関する専門知識が私にはまったくなかったので、まずは激甚化する災害について調べたいなと思い、気象予報士の本を手に取りました。将来は災害報道をやりたいと思っているのですが、この本が全部頭に入ったら役立つのではないかと思い、受験しました。


「興味を持ったら一歩踏み出して、コツコツ努力する」というお話でしたが、気象予報士の資格を取るうえで、何が一番大変でしたか?

理系の知識がまったくなかったので、理系の基礎的な部分から丁寧に勉強しなければいけないことが一番大変でした。


他にも何か、興味を持って一歩踏み出したことはありますか?

大学時代には、主にふたつあります。
ひとつは、ネット番組の学生キャスターに挑戦したことです。もともと伝えることを仕事にしたいと思っていたので、何かニュースを発信する仕事がしたいと思い、自分でオーディションを見つけて応募し、たくさん練習を積み重ねてキャスターに就任することができました。

ふたつ目は、観光大使のお仕事に挑戦したことです。こちらも、伝え方について学びたいと思っていたときに、たまたま募集しているのを見つけました。どうやったら幅広い世代の方にわかりやすく伝えられるんだろうと考えながら、日々お仕事をさせていただきました。


ありがとうございます。それでは、高校時代に力を入れて取り組んだことについてお聞きしてもいいですか?

はい。私が高校時代に一番力を入れたのは、熊本地震の語り部活動です。私は高校時代にボランティアをしていたのですが、始めは熊本地震に対する募金活動を行いました。そのなかで、もっと現場の人の声を聞きたいと思い、被災地に足を運びました。
そこで、被災者の方が「もっとこの被害を多くの人に語り継いでいきたいんです」とおっしゃっていて、「ああ、語り継ぐことで災害の恐ろしさを伝えていくことも大事なんだな」ということをすごく感じましたし、何より、現場に飛び込んだからこそわかることってたくさんあるんだな、ということを学びました。


この熊本地震について、田中さん自身はどんなふうに感じていらっしゃいますか?

私自身も大分県で実際に被害を目の当たりにしたのですが、震災発生が夜だったということもあって、夜にいざ逃げるという対策をしていなかった人が多かったんです。そのことを語り部活動をしていくなかで知りましたし、この教訓は今後の災害にも活かしていく必要があると思っています。


震災から、または語り部活動から一番学んだことはなんでしょう?

語り部活動から学んだことは、実際に現場に飛び込んだからこそ、語り継いでいくことがどれだけ大切なのかということ学びました。


他に何か災害に関する活動はしていらっしゃいますか?

現在は災害報道について勉強していて、各テレビ局がどういうふうに災害を語り継いでいく番組を作っているのかを分析しています。


他には何かされていますか?

他には特にしていません。今も継続して語り部活動はしています。


災害についていろいろと調べたり、考えたりしているということなんですけども、それを人に伝えるとき、何が一番重要だと思っていらっしゃいますか?

当事者の方の気持ち、温度感を保ったまま伝えることが大切なのではないかと思っています。


高校時代の経験は、現在、どのように活かしていますか?

この語り部活動に参加したことで、行動力を持ってすぐに現場にいくことが大切だと強く実感しました。「興味を持ったらまず一歩踏み出す」という私のモットーは、高校時代の経験から生まれてきたのかなと思っています。


その他に何か、自らが一歩踏み出して取り組んだことって何かありますか?

私は英語を話すのがすごく苦手だったので、夏休みにアメリカのバージニア州へ1ヶ月間の短期留学をしました。ルームメイトと24時間、英語縛りで生活したことで、帰国後、TOEICの点数は200点ほど伸びました。


点数をうかがってもいいですか?

恥ずかしいですが…(笑)。600点から810点になりました。


とても成果が表れたように感じますが、何か最後にこれだけは言っておきたいことはありますか?

これまでのさまざまな活動を通し、好奇心と一歩踏み出す力、頑張る粘り強さを培ってきたので、それを活かせる社会人になりたいと思います。よろしくお願いします。


ありがとうございます。それでは今日はこれで、面接を終わろうと思います。

ありがとうございました。


模擬面接を振り返っての反省点

いろいろ質問しましたが、実はすべてどんな人かを理解するための質問でした。ですので、自己PRや学生時代に力を入れたこと、そこから学んだことなど、すべての質問を通じて「田中さんとはどんな人なのか」をアピールできなければ、面接を受ける意味はあまりありません。

自己PRで、「興味を持ったら、まず一歩踏み出す。そして、コツコツ努力できる」というキーワードがありましたが、非常にわかりづらい。一文の中にいくつかの要素が含まれているので、なかなか理解できないんです。実際、私も一度聞き直しました。聞き直されるということは、相手の頭に残っていないということなので、その後の話も聞きづらいんです。

限られた時間で自分を表現しなければならないので、自己PRはシンプルな方がいいんです。例えば、「私は責任感と好奇心と積極性がある人間です」とアピールしようとします。でも、約10分の面接時間のなかで、責任感、好奇心、積極性の3つのキーワードを証明するのは難しいですよね。

高校時代も大学時代も災害についてお話していましたが、災害に対して特別な思いや考えがあるというところまでは伝わってきませんでした。現場の声を聞き、周りに伝えるのは重要です。しかし、現場の声を伝えた先に、どんな結果を求めているのかまで考えておかないと、ただ自分の経験を述べているだけになってしまいます。

大学時代にネット番組のキャスターや観光大使をしたのはいい経験ですが、その結果、自分にどんな影響があって、何を学んで、周りにどんな情報を発信したか。その努力がうかがえなかった点も残念でした。

一方、回答を恥ずかしがっていた英語ですが、最初は600点だったTOEICの点数が810点になったというのは非常にわかりやすかったと思います。きっと、ルームメイトと話す以外にも、たくさん努力したのでしょう。

キャスターや観光大使は確かに珍しい経験です。だから具体例として持ってきたのだと思いますが、珍しい経験が面接担当者の気を引いたり、評価を上げたりするわけではありません。英語のエピソードのように、本当に成長を感じられるような具体的な例を挙げるのが大切です。

<後編>では、この個人面接に続いて、2名の方に代わる代わる質問を投げかけていく集団面接の形式での模擬面接の模様についてお届けします。

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