業界研究を進めているうちに方向性を見失ったり、志望業界が変わったりすることはよくあること。そんななか、先輩たちはいかに内定までたどり着いたのだろう? 内定までの就職活動の歩き方を教えてもらおう!
TALK MEMBER
K.Sくん
帝京科学大学 人材広告業界内定
Y.Iくん
東洋大学 教育業界内定
A.Oさん
慶応義塾大学 IT・コンサル業界内定
Y.Yさん
川村学園女子大学 人材広告業界内定
E.Nさん
早稲田大学 リース業界内定
R.Kさん
津田塾大学 人材業界内定
業界研究をやるうちに、進路が変わっていった人はいる?
私は大学の専攻が観光学科で、ホテル・旅行業界を目指していたの。でもそれらの業界がコロナで大打撃を受けちゃって…。だから4年生の5月で就活のやり直しを強いられたの。それから人材業界に志望業界をシフトチェンジしたんだけど、時間もなかったから2次面接で「業界理解が足りてない」って指摘されたり、本当に大変だったよ。
私も最初は航空業界志望だったんだけど、コロナで採用活動がストップしてしまって…。でももう1回業界研究し直してみたら、金融業界のほうにやりがいを見つけられたので、そこから志望業界をシフトチェンジしていったんだ。
ふたりともコロナで大変だったんだね。でもみんな最初から「この業界に行きたい!」っていうのはあった?
自分は逆だったなあ。実は昔、イジメにあってたんだけど、いろんな人の支えのおかげで立ち直れた。だから社会人になったら、人にきっかけを与える側になりたいと思い、そのためにはどの業界がいいんだろう? って。だから自分のやりたいことがまずあって、それに当てはまる業界を探していったという感じかな。
ちなみに、就活を進めていくうえで精神的にも大変だったと思うけど、一番大事にしてた自分の軸みたいなものはあった?
いろんな選択肢があったけど、「将来自分がやりたいことがその企業にマッチするか?」という軸だけはぶれないようにしてたかな。
それ、わかるー。自己分析しまくった結果、「自分にとって何が大事なのか?」がやっと見えてくるし、その軸はぶらさないようにしたいよね。
僕は、営業スキルの高い大手企業を軸に探したかな。というのも、どの会社に入っても最初は営業をやると思うんだ。それなら営業スキルがすでに蓄積された会社に行ったほうが、効率的だと思ったからなんだ。
私は結局金融業界の企業3社から内定もらったんだけど、最終的には社員さんや会社の雰囲気が一番私に合ってるところに決めることにしたんだ。
それ大事だよねー。あと私のなかでは「女性の活躍率」というのが会社選びの大きな軸になっていて、それを具体的な数値やエピソードで表してくれた会社に決めたんだ。
就活って、恋愛みたいなもんだな~って思うよね。「自分にとっていちばんしっくりくる!」という企業を探すために、業界研究があるというか。自分にも、その相手(企業)に対しても誠実に行動していくことこそが、恋人(内定)探しの最短距離になると思うな。
文:村橋ゴロー
写真:今井裕治
制作:vivace next
編集:マイナビ学生の窓口編集部
※座談会は感染症対策を行ったうえでマスクを付けて実施し撮影時のみマスクを外しております。