【例文あり】就活作文での頻出テーマ3選と書き方のポイントを解説!

【例文あり】就活作文での頻出テーマ3選と書き方のポイントを解説!

2022/02/01

就活の基礎知識

就活において作文は、エントリーシート(ES)を提出するときに必須ですが、筆記試験に作文を取り入れている企業もあります。ESの自己PRや志望動機などの設問とはまた違った対策が必要になります。ここでは、作文試験で頻出するテーマを紹介し、その書き方のコツについて解説します。

就活の作文はどんなテーマが出題される? 種類や例文をチェック

就活試験の作文で頻出する3つのテーマとは

就活ではWebテストや面接などさまざまな形で選考が進められますが、筆記試験の中で作文を取り入れている企業もあります。

その作文試験に頻出するテーマがあります。大きく分けて、「自分の過去・経験や価値観に関するテーマ」、「仕事に対する姿勢や熱意に関するテーマ」、「時事問題・社会問題に関するテーマ」の3つです。

(1)自分の過去・経験や価値観に関するテーマ

まずこのテーマでは、「あなたがどんな人なのか」を見ています。

具体的な出題例としては、「人生で一番つらかったこと」や「これまでに一番感動したこと」、「価値観が変わったエピソード」などが挙げられます。あなたの性格や人間性を見たい場合、こういったテーマが出題されるといえます。

このテーマなら書くことには困らないという人が少なくないかもしれませんが、作文には文字数制限があるので、内容は絞って書くことがおすすめです。

(2)仕事に対する姿勢や熱意に関するテーマ

このテーマでは、「あなたの仕事への考え方はその企業とマッチしているか」を見ています。

具体的な出題例としては、「仕事で成し遂げたいこと」「将来の夢」「自分にとって働くとは何か」などが挙げられます。企業が掲げている理念とあなたの価値観がマッチしているかどうかは、入社後のミスマッチを避けるためにも重要なポイントです。

このテーマは面接でもよく聞かれますので、一貫性を持たせることが必要となります。また、作文では「あなたらしさ」を表現することが大切ですが、企業側の意図を意識しながら、あなたなりの仕事に対する姿勢や熱意を表す作文にしましょう。

(3)時事問題・社会問題に関するテーマ

このテーマは、「情報収集力があるかどうか」「社会への関心度はどうか」を見ています。

企業側から時事問題や社会課題に関してキーワードを与えられ、それに関する意見を書くといったケースもあります。

具体的な例としては、「日本の年金問題について」、「今後、日本はアメリカとどのような関係を築くべきか」などが挙げられます。特にマスコミ関係をめざす人は、時事問題や社会課題については常にアンテナを張り、ニュースや新聞を読むなど、情報収集をするようにしてください。企業側はそれらの問題に対して、あなたがどう考えているのかを知りたいので、自分の意見を論理的に書くことが重要です。

作文のテーマ例と例文集

これまで学校の授業などでよく教えられてきたことですが、作文は序論、本論、結論の構成にすると書きやすくなります。

1. 序論……自分の考えや答えを定義づける
2. 本論……序論に対する根拠を積み上げる
3. 結論……自分の考えや答えに帰結する

まずはこの基本型をマスターするようにしてみてください。それでは、例文とワンポイントアドバイスを紹介します。

例文1.10年後の自分 ※400文字程度でまとめた場合

私は10年後、東京の中心部である千代田区に住んでいると予想します。

大学生時代まで北海道で過ごした私は、テレビやインターネット上でしか東京という街を知りません。出身地や出身国が違う人たちであふれかえっている街に、私は常に好奇心を感じていました。

大学入試を考え始めたある日、東京の中心部といわれる千代田区の家賃相場を調べてみたところ、ワンルームでも12万円くらいで驚きました。大学から東京に行けたらという夢は、自分の力だけでかなえることは現実的に不可能だと知りました。

しかし、私はこの就活を機に、東京へ一歩踏み出すことを決意しました。そして将来、自分の力で東京の中心部である千代田区に住めるくらい、仕事を頑張りたいです。このように、私はどんなに小さなことに対しても目標を設定し、達成するために最大限の努力ができる人間だと思っています。

ワンポイントアドバイス

自分自身をテーマにする作文は、まず冒頭部分で読み手の関心を引けるとよいでしょう。

例文2.学生時代に頑張ったこと ※400文字程度でまとめた場合

私は中学から大学までの約7年間、地域の介護施設でボランティア活動に取り組んでいました。

ボランティア活動に参加するきっかけとなったのは、中学3年生の頃の職業体験です。その頃は具体的にどういう仕事に就きたいかという夢はなく、人気のなかった介護職の職業体験を選びました。

中学生だった当時の私には、少子化も高齢化も身近な問題として認識できていませんでしたが、職員さんの話の中で介護施設・養護施設への入所希望者があふれかえっていることを知ったとき、この問題は深刻なことだと感じました。このとき私にもできることがないかと考え、地域の介護施設でのボランティア活動に励むようになったのです。

今では、私はいち住民として、住民同士のつながりを大切にすることや地域を豊かにすることが義務だと感じており、地域への貢献を掲げている貴社の経営理念には強く共感しています。

ワンポイントアドバイス

学生時代に頑張ったことはアルバイトや部活、サークル活動でも構いません。結論の部分で、志望企業にマッチしているということをアピールできるとよいでしょう。

他に、「最近の気になるニュースについて」というテーマもあります。時事問題や社会課題は、自分がいちばん関心を持っているニュースを選びましょう。分野は政治や経済、社会でなくても構いません。例えばスポーツなど、自分が書きやすいテーマを選ぶことをおすすめします。

まとめ

就活の作文試験で頻出するテーマと例文を紹介しました。書き始める前は頭を悩ますかもしれませんが、慌てずに構成を論理的に考えることが大切です。時間がある時にでも、あるテーマで作文を書くことを前提に論理的に考える練習をしておくとよいでしょう。作文技術は一朝一夕に身に付くものではないので、今からしっかりと対策を行ってください。

(マイナビ学生の窓口編集部)

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