先輩に了承いただけて実際OB訪問が可能になった場合、当日どのような振る舞いをすればマナー違反にならないかをご紹介していきます。
時間と場所については、先方に前日リマインドするなどして確認をしておきましょう。先方は社会人ですので、お仕事が急に入ってくる可能性もあります。ご都合が悪くなっていないか確認をし、変更がなければ時間と場所を間違えずに20分前には現地に到着しておきましょう。電車の遅れやさまざまな状況を想定し、余裕を持って行動しておくことが大切です。
面接ではありませんが話を聞かせていただく立場です。面接と同じように、社会人にふさわしい身だしなみになっているかどうかを確認してください。
先輩が急用で遅れる場合もありますし、場所の変更などの場合にも連絡先がすぐわかるようにしておきましょう。連絡先や聞きたい内容を手帳などにまとめておき、すぐに取り出せる場所に準備しておくとスムーズです。
先方は仕事の合間に時間を割いてくれていますから、用意している質問を聞く時間が足りなくなるケースもあります。そんな場合のために、聞きたい内容については優先順位をつけておくことをおすすめします。優先順位をつけておけば、絶対に聞きたい内容を聞き逃すこともなくなります。また、事前に先方にも送っておくことで、電話質問に目を通し対応いただくことも可能です。
先輩が到着されたらまずお時間がいつまで可能かを確認しましょう、その時間から逆算してどのように進めていくか希望を伝えてお話を開始するのがおすすめです。
当日はメモを取りながら真剣に聞くようにしましょう。可能であれば、ICレコーダーなどで録音させていただくのもよい方法です。要点だけメモを取りながら先輩とアイコンタクトを取り、どのようなことを訴えているのかを真剣に聞き取れるように心がけてください。
時間が終了してお別れをするときにも再度お礼をお伝えし、今日お話していただいた内容をどのように活かしていくのかという決意の一言を伝えましょう。これがあるだけで先輩に役立ったという喜びを感じてもらえるかもしれません。また、先輩が教えてくれた情報を活かす方法をすぐに伝えることで、すぐに就活に活かせる状態になっているということです。「聞いて勉強になった」で終了させずに、必ず次のアクションを決めておきましょう。