17年卒のライバルたちはこんな気持ちで就活をしている! マイナビ「大学生就職意識調査」

17年卒のライバルたちはこんな気持ちで就活をしている! マイナビ「大学生就職意識調査」

2016/04/28

ニュース&コラム

考える

3月1日に就活ナビサイトからのエントリーが解禁になって約2カ月。就活にあるていどの見通しがたってきた人もいれば、思い通りにいかずに方針転換を迫られているという人もいると思います。この時期にあらためて、同じ17年卒の就活生のライバルたちが就職に対してどんな考えを持っているかを知り、自分の就活の参考にしてみるのも悪くありません。マイナビが2017年3月卒業見込みの学生に対して就職についての意識調査を行なっているので、その結果を見てみましょう。

相変わらず根強い「楽しく働きたい」

「あなたの『就職観』に最も近いものはどれですか」(単独回答)という設問に対しては、この十数年変わらずトップの「楽しく働きたい」が17年卒でもトップの29.9%。ただし前年の32.2%から2.3ポイントのダウンとなっています。しかしそれで出世志向が高まっているわけではなく、「出世したい」は1.4%(前年1.0%)に増えているものの、全体の中では少数派にとどまります。2位は「個人の生活と仕事を両立させたい」の24.5%(前年24.1%)。バリバリ働くよりも割り切って働く志向が引き続き多数派となっています。

注目したいのは、「人のためにもなる仕事をしたい」が17.7%(前年16.3%)、「社会に貢献したい」が6.5%(前年5.7%)と、合計で2.2ポイント上昇していること。長期的なトレンドとしてこの2項目は上昇傾向にあります。とくに東日本大震災後はその傾向が強まっており、13~14年卒でピークを迎えたあといったん落ち込みましが、17年卒の数字は震災直後の2012年卒に匹敵する数字となっています。ちなみにこの調査の期間は2016年4月20日までなので、熊本地震の影響は受けていません。今ならもう少しこの2項目が高い数字になっているかもしれませんね。

強まる大手志向。企業選択のポイントでも安定性重視に

続いて企業選択についての設問に移りましょう。「あなたは『大手企業志向』ですか、それとも『中堅・中小企業志向』ですか(2つ選択)」という問いに対して、「絶対に大手企業がよい」が10.3%(前年6.9%)、「自分のやりたい仕事ができるのであれば大手企業がよい」が38.1%(前年36.0%)と大手企業志向の回答がいずれも伸びており、合計48.4%と前年の42.9%から5.5ポイントのアップ。中堅・中小企業志向の「やりがいのある仕事であれば中堅・中小企業でもよい」は38.9%(前年42.6%)、「中堅・中小企業がよい」は8.1%(前年9.9%)といずれも数字を落としており、合計で47.0%と前年の52.5%から5.5ポイントのダウン。大手企業志向が中堅・中小企業志向を逆転する結果となりました。

企業選択のポイントにおいてもその傾向は同様です。「あなたが企業選択をする場合、どのような企業がよいと思いますか(2つ選択)」という設問に対して、「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」がトップなのはずっと変わらないもののその数字は17年卒で38.4%(前年40.2%)と下落気味で、「安定している会社」が28.7%(前年26.3%)と数字を延ばしているのと対象的です。これら以外でも、「働きがいのある会社」が16.0%(前年17.6%)とダウンする一方、「給料の良い会社」が12.8%(前年11.2%)、「勤務制度、住宅など福利厚生の良い会社 」が13.4%(前年12.4%)とアップしており、やりがいよりも安定という現実的な視点で会社選びをしていることがうかがえます。

回避したい会社についての設問、「行きたくない会社があるとしたら、どのような会社ですか(2つ選択)」の回答では前年からそれほど大きな変化はなく、トップ3は「暗い雰囲気の会社」36.0%(前年36.0%)、「ノルマのきつそうな会社」30.4%(前年31.0%)、「休日・休暇がとれない(少ない)会社」27.1%(前年27.4%)。ただ割合がそれほど高くはないものの、「給料の安い会社」が13.0%(前年10.9%)と2.1ポイントアップになっているのが目をひきます。

就職希望度は引き続きの高水準。就職できなかったら「留年」

「なにがなんでも就職したい」と「希望する就職先に決まらなければ、 就職しなくともよい」の2択となる「あなたの就職希望度は次のうちどちらですか」の設問では、「なにがなんでも就職したい」が87.6%と例年通り圧倒的多数ではあるものの、この10年では最低。背景には、このところの売り手市場傾向から18年卒ではさらに就活状況が好転すると予測し、今年不本意な就職をするよりも来年にかけようという気持ちがあるのかもしれません。
上記の設問で「希望する就職先に決まらなければ、 就職しなくともよい」と回答した人に対して「就職しなかった時の進路はどうしますか」と尋ねた問いでは、「進学」が28.8%(前年26.4%)、「就職留年」が17.5%(前年15.7%)と数字を延ばしており、一方で「卒業して次年度就職活動する」が25.8%(前年28.2%)、「フリーター」が22.2%(前年24.1%)とダウン。いわゆる「新卒カード」の有利さを活用しようという傾向が強まっています。

志望職種は「営業企画・営業部門」が多数

最後に、企業に入社後の希望についてみてみましょう。「現時点での志望職種は何ですか」という設問に対して、全体のトップは変わらず「営業企画・営業部門」の28.1%。とくに文系男子では49.7(前年47.6%)%と圧倒的で2位の「総務・経理・人事などの管理部門」の17.2%(前年17.6%)に大差をつけています。これは自分のやりたいことというより、文系学生の新卒採用は営業職が大半だという現状を反映したものでしょう。
文系女子もトップは「営業企画・営業部門」の28.2%(前年26.3%)で、2位の「総務・経理・人事などの管理部門」24.7%(前年23.8%)との差はますます広がっています。理系では「研究・開発部門」が男子29.7%(前年31.9%)、女子24.5%(前年25.7%)とかわらず1位ではありますが、長期的には減少傾向です。
海外勤務志向については、「あなたの海外勤務志向について最も近いもの」の設問で全体の53.0%が「海外勤務はしたくない」と回答しており、海外勤務には消極的な姿勢。「仕事内容に関わらず海外で勤務したい」は7.9%、「やりたい仕事があるので海外で勤務したい」が9.6%と少数派で、「希望する勤務地なら海外で勤務したい」が29.5%という結果でした。


いかがでしょう。みなさん自身の意識とギャップはありましたか? もちろん、仮にみなさんの考えと差があったとしても、それがすなわちみなさんが間違っているから直さなければならないというわけではありませんが、自分の就職に対する意識を考えるいい機会になるかもしれませんね。

【調査名】2017年卒マイナビ大学生就職意識調査
【実施期間】2016年3月1日 ~2016年4月20日(2016年卒は2015年3月1日 ~2015年5月31日)
【調査対象】2017年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
【調査方法】WEB入力フォームによる回収
【有効回答数】14,782名

2017年卒マイナビ大学生就職意識調査
http://saponet.mynavi.jp/enq_gakusei/ishiki/index.html

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