山下美月「友だちとの時間を大事にして、思いっきり遊んでほしい」#学生の君に伝えたい3つのこと

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山下美月の学生の君に伝えたい3つのこと

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は映画『火喰鳥を、喰う』に出演した山下美月さんが登場。学生時代を振り返ったり、働くようになって感じたことからさまざまなアドバイスをしてくれました。

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学生の君に伝えたい3つのこと

山下美月が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.友だちとの時間を大事にしてほしい

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

山下美月(以下・山下):思いっきり遊んでほしいなと思います。勉強や部活ももちろん大事だと思いますが、大人になると思ったより遊べなくなるといいますか。

大人になっても勉強はできますが、体力が落ちていったり、なかなか時間が取れなくなったり、友人とスケジュールが合わなくなるというのがすごくリアルな問題として出てくるんです。

学生時代のみんなが近いスケジュールで動いているときこそ、友だちとの時間を大事にしてほしいなと思います。

2.学生のときは遊ぶ時間を遊ぶ時間として使える

――学生のうちに見たり、聞いたりしておいたらいいと思うものは??

山下:もちろん自分の好きなものを見てほしいなというのが第一にあるのですが、それこそディズニー作品とか世界観が作り込まれたものを、今観るのと学生のときに観るのとでは全然違うように捉えられると思うんです。

活力がある時期にアニメとかを全力で楽しんでみたり、学校に行って友だちと「面白かったよね」と話す時間ってめちゃくちゃ楽しかったなと思うので、そういう作品をしっかり観るというのはいいかもしれません。 

 ――山下さんが学生時代好きだった作品はありますか?

 山下:高校時代はそこまでアニメを観ていなくて、どちらかというと漫画を一人で読んでいることが多かったのですが、『ラーメン大好き小泉さん』という女子高生がラーメンを食べる漫画がすごく好きで。いつもそれを読んで一人でラーメンを食べていました(笑)。

 ――活力や体力というお話もありましたが、学生のときと違いを感じることはありますか? 

 山下:そうですね。そこまで一気に動けなくなるよというわけではないですが、どちらかというと仕事にその体力や活力を使ってしまうので、休みの日でも「仕事のために舞台を観に行ってみよう」「この資格を取ろう」とか、結局プライベートが全部仕事に繋がっていることもあり。

私もそうだし、そういう大人の方も多いのではないかと思うのですが、学生のときは遊ぶ時間を遊ぶ時間として使えるのかなと感じます。

3.アルバイトの経験は今でもすごく役に立っている

――これまで経験した中でやっておいてよかったことはありますか?

山下:個人的にはアルバイトですかね。高校生のときに1年半くらいやっていたのですが、この仕事を始めてからはなかなかできない経験ですごく面白かったです。

お給料をいただきそれをどう管理していくかみたいなことって大人になるとすごく大変だなと感じるのですが、高校時代って他の子よりも一歩先を行っているみたいな気分にもなれたし、あのときの経験は今でもすごく役に立っているなと思います。

――当時からお給料の管理について考えていたのはすごいことですね。

山下:私は大学に行こうと思っていたので、基本は学費のために貯金していましたね。結局この仕事を始めちゃったので大学には行かなかったのですが、ひとりっ子でなるべく親に頼らずに自立して生きていきたいみたいな気持ちがあったので、当時はそのために働いている感じがありました。

――ちなみに何のバイトをしていたんですか?

山下:飲食店のホールです。高校1年生のときは和食屋さんで働いて、2年生になって中華屋さんで働き始めました(笑)

想像よりも重厚感のあるミステリーで、読み手に委ねられるお話だなと思った

――10月3日から山下さんが出演された映画『火喰鳥を、喰う』が公開されますが、原作や脚本を読んだ印象を教えてください。

山下:この映画のお話をいただいてから原作を読ませていただいたのですが、タイトルから結構謎の多い作品なのだろうなと思って手に取ってみたら、想像よりも重厚感のあるミステリーで。

そしてちゃんとミステリーとしての答えがあるというよりかは、読み手に委ねられるお話だなと思ったので、実写化するときにその原作のよさをちゃんと生かせたらいいなと思いました。

脚本は原作のよさを引き継ぎつつ、よりちょっとポップというか、わかりやすくなっている部分もあって、考察が進むような内容にできるのではないかなと思いながら演じました。

――今回演じた夕里子という役柄について、ストーリーの中での役割や、こう演じたいと考えたことはありますか?

山下:この作品はポスターにいる三人(水上恒司さん、山下さん、宮舘涼太さん)の関係性といいますか、その中で生まれる愛や憎しみ、強い気持ちから不思議な出来事が起きていくというお話で。

私が演じた夕里子という役は原作では能面のようにあんまり表情を出さなかったり、ミステリアスでクールに描かれているのですが、実写化するにあたって気持ちの変化が顔に出てもいいのではないかということで、どちらかというとナチュラルな演技を意識しつつ、水上さんと宮舘さんのちょうど中間といいますか、バランサーのような役割になれればいいなと思いながら演じていました。

――役へのアプローチなど、これまで演じた作品と変えたことはありますか?

山下:私が今までやらせていただいた役は結構芯が強い役が多かったのですが、夕里子は一見芯の強い女性に見えるけど、どっちつかずといいますか。(水上さん演じる)雄司と一緒に松本で生きていくと決めたはずなのに、(宮舘さん演じる)北斗総一郎を呼んだことや、雄司と同じくらい夕里子も雄司を愛していたのだろうかとか、その辺はあえてぶらしながら、ふわふわさせながら演じていました。

言葉ではこう言っているけど、本当にそう思っているのかな?みたいな部分が夕里子のミステリアスさに繋がるだろうなと思いましたし、あえて言葉をセリフっぽく言うことも意識していました。

――本木克英監督とは役や作品についてお話することはありましたか?

山下意外と監督と話し合うことがあんまりなくて、逆に不安で(笑)。「今の大丈夫でしたか?」「これってこういうお芝居でいいんですか?」と伺ってみたところ、「今のでいいんだよ」「よかったよ」と全部肯定してくださって、逆に疑心暗鬼になったといいますか(笑)、演じて不安になって、戸惑って迷ってということが多かったです。

今でも大丈夫だったかなと不安ではあるのですが(笑)、それこそ水上さんと宮舘さんが演じてくださっていたからこそ、だったのかなと思います。

仕事は頑張ってやりきるけど、それ以外はめちゃくちゃ飽き性

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

山下:楽しい現場でしたね。お話的にはちょっと難しい部分があったり、ちゃんと作り込まないといけない部分があったとは思うのですが、キャストの年齢がみんな近めだったというのもあって、現場は割と和気あいあいとしていて。

1ヶ月くらい長野で撮影したこともあって、すごく温かい空気感でした。信州のそばを食べに行ったり、ぶどうを買って食べたり、撮影中に健康になりましたね(笑)。

――今作は人の執着心がひとつのテーマですが、山下さんご自身はものや人に執着するほうですか?

山下:執着しないですね。仕事はやりきろうと思いますが、それ以外のことに関しては飽き性なので、全然執着せずに生きています(笑)。

――これだけはどうしてもこだわってしまう、惹かれてしまうということはありますか?

山下:食事ですかね。これを食べたい!と思ったら絶対にそれを食べたいので、もし今日「生牡蠣を食べたい」と思ったら、次の日が仕事じゃなかったら絶対に食べます。それは譲れないですね(笑)。なるべく食べたいものを食べて過ごしています。

山下美月さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

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PROFILE

山下美月(ヤマシタ ミヅキ)

1999年生まれ、東京都出身。俳優・モデルで、乃木坂46の元メンバー。『CanCam』専属、RESEXXYイメージモデル。『映像研には手を出すな!』(20年)、朝ドラ『舞いあがれ!』(22年)、『弁護士ソドム』『下剋上球児』『さらば、佳き日』(23年)に出演。24年に乃木坂46卒業。2025年10月3日公開の映画『火喰鳥を、喰う』にヒロインとして出演。

映画『火喰い鳥を、喰う』 10月3日(金)全国公開

信州で暮らす久喜雄司(水上恒司)と夕里子(山下美月)の元に戦死した先祖・久喜貞市の日記が届く。最後のページに綴られていたのは「ヒクイドリ、クイタイ」の文字。その日を境に、墓石の損壊、祖父の失踪など、幸せな夫婦の周辺で不可解な出来事が起こり始める。超常現象専門家・北斗総一郎(宮舘涼太)の力を借りて探った先で知る、驚愕の真相とは―― 公式 HP:https://gaga.ne.jp/hikuidori/

取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

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