環境問題、意識はある。でも行動できない。最初の一歩のきっかけを作る、SMBCグループの「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」

学生の窓口編集部

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「環境問題に関心はある。でも何から始めればいいのかわからない。」

 そう感じている人は、きっと少なくないはず。知識や関心があっても、自分にできる具体的な行動やその効果がイメージできないと、人はなかなか一歩を踏み出せません。そこで知ってほしいのが、SMBCグループの一員である株式会社日本総合研究所が始めた「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」。学びと日々の行動を結びつけ、無理なく環境問題に向き合うきっかけをつくる取り組みです。

 本記事では学生が、「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」担当者と座談会を実施。環境問題を遠い世界の話ではなく“自分ごと”にするためにはどうすればいいのか、ヒントを探ってきました。

インタビュー参加者はこちら!


ミツトさん

大学院修士課程1年生。半導体について研究している。


ミサキさん

大学2年生。国際関係を中心に学んでいる。


前田さん

株式会社日本総合研究所グリーン・マーケティング・ラボチームリーダー。生活者の行動変容に関心がある。


佐々木さん

グリーン・マーケティング・ラボのラボ長。大学時代から環境問題を学び、就職後は約20年にわたり環境エネルギー関係の調査に携わってきた。

環境問題についてどう思う? 大学生の率直な本音

――学生のおふたりは、これまで環境問題を意識したことはありますか?

昨年の12月末に広島旅行をしたとき、海水の温度上昇で名産品の牡蠣が全滅していて、食べられなかったんです。こんなに身近なところまで影響が出ているのだと驚きました。

私は環境問題をもっと「自分ごと」ととらえられるようにならなきゃ、と思っています。ゼミで海外の環境問題について学んだとき、干ばつで食糧不足に陥り、生活が立ち行かなくなる地域があると知ったのがきっかけです。

私が大学生のときは環境について考えたことがなかったので、おふたりとも関心が高くて素晴らしいです。

とはいえ、「遠い国で大変ことが起きている」という現状は知っていても、実際に何をしたらいいかはわからなくて……。

僕も、具体的な行動には移せていません。問題が遠すぎて、環境問題自体に手触り感がないというか……。たとえば「世界の気温上昇を1.5度までに抑えましょう」と言われても、そのために日々何をすればいいかはわからない。

しかも、身近な範囲でできることって、小さなことばかりだと思うんです。エアコンの設定温度を控えめにするとか、電気をこまめに消すとか。でも、効果が目に見えないから「これって本当に意味があるの?」と思ってしまいます。

――なぜ環境問題への意識はあっても、行動に移せない人が多いのでしょうか。

環境問題を自分ごと化できない、というのは大きな理由のひとつです。とくに今子育てをしているような我々の世代は、学校で環境問題を習ってこなかったので関心が低い傾向があります。
ただ、環境問題を学んでいる学生たちも、教科書の内容だけでは自分ごと化は難しいでしょう。先ほどのお話のような、海水の温度上昇で牡蠣が食べられなくなるなどの身近な情報をしっかり伝えなければ、行動を促せないと思います。

問題が遠く感じられたり、やっても意味があるのかわからなかったりする気持ちは、私自身も持っていました。筋トレのように、取り組んだ分だけ結果が出るのなら頑張りたくなりますよね。しかも世界の遠くよりも、身近で結果が見えたほうが、やる気につながると思います。

買い物が環境問題への対応になる!?「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」

――前田さんと佐々木さんはグリーン・マーケティング・ラボ(以下、GML)で活動しています。GML立ち上げの経緯を教えてください。

僕は20年ほど環境問題関連の仕事に取り組んできましたが、世の中の環境意識は変わりませんでした。原因のひとつはコミュニケーション不足です。
たとえば企業が環境に優しい商品を作ると、どうしても製品価格が高くなります。売れないものは置きたくない、と小売店が入荷しなければ、生活者の目に入りません。たとえ売り場に置かれたとしても、値段が高いからと生活者が買わなければ、企業はその商品を出さなくなります。なぜ価格が高いのか、その商品にどのような価値があるのかが伝わっていなかったために、こうした堂々巡りがずっと続いてきました。作る人と売る人、そして生活者のコミュニケーションを促せるプロジェクトを推進しようと、GMLを立ち上げたんです。

――事例のひとつが「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」です。どのような内容なのでしょうか。

さまざまなステークホルダーを巻き込みながら、教育啓発と販売促進を一気通貫で推進し、生活者の意識・行動変容を促すことで脱炭素を進めるプロジェクトです。たとえば「エコラベルハンター」という、商品に付いているエコラベルを親子で見つけてもらう企画。子どもたちにエコラベルの知識や、実際に挑戦してみるワークなどを書いた学習キットを配布し、夏休みの自由研究などに役立ててもらいました。

キットには、知らないマークがたくさん載っていて驚きました!

世の中には環境への配慮を表すマークが何千種類もあります。そのなかでも、スーパーやドラッグストアなど小学生でも日常的に目にする場所にある19種類のマークを掲載しました。「エコラベルハンター」の主な対象は、学校で環境学習を始めたばかりの小学校高学年です。学びをきっかけに、親御さんと出かけたときにエコラベル付きの商品を買ってみよう、と自然と思えるような活動にしました。

子どもだけでなく、保護者の方にも向けた企画なんですね!

親世代にも教育と購入の導線をつなげていくことが目的です。子どもがエコラベルを探し始めると、親御さんも協力しますよね。子どもに「このラベルは何?」と聞かれたときに答えられるよう、事前に調べるはずです。すると親も自然と知識が増えて、子どもと一緒に買い物に行ったときに「エコラベルのない商品を買うと恥ずかしい」と思うようになると思います。そんな人が増えていけば、だんだんとエコラベルの付いた商品を選んでもらえるようになるはずです。

親御さんたちには、いきなり環境について話しても響かないかもしれません。それでも自分の子どもの将来に影響があるのだとわかると、前向きにプロジェクトに協力してくれていました。

毎日の買い物も環境問題への対応になるなんて、意外でした。

ひとりがエコラベル付きの商品を買っただけでは、世の中は変わらないかもしれません。でもみんなが買うようになれば、環境に配慮した商品が売れ筋になります。すると小売店での取扱いがより増え、企業も環境問題に対応する重要性に気づくはずです。その人数がどんどん増えていけば、市場が形成されていきます。

これまでの教育啓発や販売促進では、教育と購買行動が個別にとらえられ、つながりがありませんでした。だからこそ、きちんと教育をして、生活者が商品の価値をわかった上で選ぶ、という循環を作ることが重要です。エコラベルも生活者に知られていなければ、ものを選ぶ根拠になりません。

――「エコラベルハンター」のほかには、どのような取り組みをしてきましたか?

くらしの中の環境に悪い行動を「CO2モンスター」としてデザインし、地球温暖化について考えるイラストコンテストを行いました。たとえば水を出しっぱなしにしているところ、電気をつけっぱなしにしているところなどムダなCO2発生源に「CO2モンスター」がいます。子どもたちには、発見した身近な「CO2モンスター」を描いてもらいました。

正面から「環境問題に取り組むことが大事だ!」と訴えるよりも、やってみたら楽しい、という切り口で気づきと行動につなげる。それが「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」の特長です。

――学生のおふたりは、取り組み内容を聞いてどう思いましたか?

非常におもしろいと感じました。アプローチ先が子どもということもあり、実施内容そのものも楽しそうで。僕も子どもの頃はベルマークを集めるのが好きだったので、「ポイントやマークを探して集めたい」という気持ちに共感できます。エコラベルも、周りに先駆けて知っていたらかっこいいですよね。

そのうち「エコラベルを知らないのはダサい」と思ってもらえるくらいに、世の中の常識を変えていきたいです。

今は小学生をターゲットにしているとのことですが、もっと上の世代に向けて展開していく予定はありますか?

中高校生や大学生など、少しずつ上の世代にもアプローチしたいですね。エコラベルも含め、自分達が買いたくなるコミュニケーションはどのようなものかを企画して検証する、といった活動もできそうです。

――これまでの取り組みを通して得た成果や気づきを教えてください。

夏休みに「エコラベルハンター」に取り組んだ家庭と、そうでないグループで購買行動の比較調査をしました。すると「エコラベルハンター」をした子どもと親御さんのほうが、環境にいい商品をより多く買っていて。知識と買い物の接点を作れば行動は変わるのだと、改めて実感しました。

エコラベルの存在を初めて知って驚く人も多かったです。ほかにもラベルがないか探したり、複数ラベルが付いている商品を評価したりした子もいて。環境にいい商品を選ぶ、という我々がやってほしいことを、子どもたちは自然と行動に移していました。子どもに促されてエコラベル付きの商品を買った親御さんもいます。生活者は環境意識が低いのではなく、知識を得て実感すればきちんと買ってくれるのだと、希望が持てました。

商品を提供してくださったメーカーの担当者は、大人も子どももじっくりパッケージを見ている姿に驚いていました。「探さないと見つからないようなわかりにくい場所にマークがあったのか」とハッとしていて。売り場の方も、ラベルが隠れるような商品の置き方をしてはいけないと気づきを得ていました。 さらに生活者が「なぜこのメーカーの商品にはエコラベルが付いていないのか」と言い始めたら、企業も危機感を持ちますよね。ラベルが付いていないために商品が売れなくなってしまいますから。

その会社がほかに環境への取り組みをしているかどうかなんて、生活者はわざわざ調べませんからね。エコラベルがないことを根拠に「環境への取り組みをしていない」と思われるとメーカーには大きな痛手になります。

生活者の一つひとつの声は小さくても、どんどん集まって広がっていけば企業に変化を促せます。プロジェクトを通して、その兆しが少しずつ見えてきました。

僕もせっかくエコラベルを知れたので、このあとコンビニなどで探してみます!

私もです!このプロジェクトがもっと広まったらいいな、と思いました。

――プロジェクトの今後の展望を教えてください。

協力してくれる自治体を増やしていきたいです。2025年度は大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、横浜市で実施しましたが、来年度はもっとエリアを広げていきますね。コンテンツも拡充させていきながら、たくさんの人にきっかけをお届けしたいです。

今は多くの子どもたちがエコラベルを探していて、覆面調査員のような状態になっています。もっと広まれば「生活者みんなが見ているんだよ」と企業にも伝わるはずです。その結果、世の中がもっと変わっていくといいな、と期待しています。

「環境への取り組みをしていない企業はよろしくない」と思ったほうが、僕たちの世代は行動したくなるかもしれません。

「そんな企業の商品を選んでいる自分はまずい」という気持ちも大事ですよね。僕らも学生さんたちの声を聞いて、適したアプローチを考えていきたいです。

――最後に、座談会の感想を教えてください。

学生の率直な声を聞けてよかったです。しかも僕らの取り組みに共感し、提案までいただけて。もっと広まっていけばいいという言葉も励みになります。

私はプロジェクトに関わっていますが、今も環境への意識はそれほど高くないと思っていて。でも、意識がとても高いわけではないからこそ、私みたいな人でも日常的に続けられるようなきっかけを作ろうと活動してきました。でも今回お話してみて学生の意識が高いと感じたので、もう少し頑張らないといけませんね。みなさんのような方が私たちと一緒に活動してくれると、とても心強いです。

以前は「買い物と環境はあまり直結しないのでは」と思っていましたが、お話を聞いて考えを改めました。私も将来はプロジェクトを広めるために協力したいです。

環境問題は大きすぎて、今までは当事者意識を持てませんでした。でも、みなさんがおっしゃっていたように、商品が売れないと企業も国も変わりません。買い物のような自分たちの小さな行動が、環境問題解決にもつながっていくのだと知りました。

「買い物は投票。」だと、環境省の「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)でも言っていますからね。それを実感していただけて嬉しいです!

一人ひとりの選択が大事。環境問題を「自分ごと化」するために

生活者一人ひとりの日々の選択が、環境問題への対応には不可欠です。そのためには「やってみよう」と思えるきっかけ作りが重要。「みんなで減CO2(ゲンコツ)プロジェクト」も、楽しみながら自然と行動に移すためのきっかけを与えています。

小さな一歩に見えても、その行動が集まれば社会を変える大きな力になるはず。まずは自分にできることから始めてみてはいかがでしょうか。

みんなで減CO2プロジェクトについてはこちら

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