近年、大きなブームを巻き起こしているのが「スパイスカレー」です。スパイスカレーとは、カレールーを用いず、本場のインドやスリランカのようにスパイスから作る本格的なカレーのこと。2019年ごろから関西を中心に盛り上がり、現在では全国にスパイスカレーブームが拡大。日本風のアレンジを加えたさまざまなスパイスカレーが登場しています。今回は、人気の『スパイスカレー』についてご紹介します。

スパイスカレーとは？

日本のカレーといえば、調合済のカレーパウダーが入ったカレールーを溶かして作るのが一般的。ドロっとしたとろみがあるのが特徴的です。一方、カレーの本場であるインドやスリランカでは、カレールーは使わず、クミンやコリアンダー、カルダモン、ターメリックなどのスパイスをそのまま用いてカレーを作ります。各スパイスの香りが強く、非常にスパイシーなのが特徴です。

近年、日本でブームとなっているスパイスカレーは、調理法はインド・スリランカと似ていますが、独自のスパイス調合や、日本人ならではの具材がチョイスがされています。そのため、本場のように香り高くスパイシーながらも、日本人の感覚にマッチした「独特の味」が楽しめます。

現在、さまざまな店舗で、新しいアイデアスパイカレーが生まれています。休日には数時間待ちが発生するという人気店もあるほど。これまでは、「欧風カレー」「インドカレー」というのがカレーを選ぶ際の軸でしたが、新たに「スパイスカレー」という選択が加わったといえます。カレー好きにとってはまさにうれしい悲鳴でしょう。

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