今日からできる!「エッセイのテーマ」を探すヒント ~就活にも役立つ小さな心がけ~
こんにちは。フリーライター・作家の田中青紗です。普段はwebメディアに掲載する取材記事や短編小説、エッセイなどを執筆しています。
私は毎月開催されている、エッセイコンテストの企画に携わっています。これまでたくさんの作品を読ませていただきました。
さて、エッセイを書くときに悩んでしまうのが「どのようなテーマで書くのか」ということ。エッセイコンテストではキーワードが決まっていますが、それをもとにどのような話を書くのか毎回考え込んでしまう……という方も多いのでは?
そこで今回は、今日からできる「エッセイのテーマを探すヒント」についてご紹介します。
<<前回の記事「印象に残る作品を作る!エッセイを書く前に考えたい、たった2つの大事なこと」も読む>>
暮らしの中で感情が動いた出来事をメモし、深掘りをする
エッセイのネタになりそうなテーマやエピソードを探したいけれど、ドラマのような展開はそう簡単には起こりませんよね。
そこで、まずおすすめしたいのが「自分の感情が動いた出来事をメモしておくこと」。
生活をしていると、感情が動くタイミングがあるはずです。「嬉しい」「楽しい」「悲しい」「怒った」「驚いた」「モヤモヤした」「怖かった」など、気持ちが変化する瞬間があると思います。そのときに、どのタイミングで感情が動いたのかをメモしておきましょう。
メモができたら、「なぜ感情が動いたのか」を深掘りします。
深掘りしてみると、早起きができたとき、友達と話していたとき、何かを手放したとき……といったきっかけが見えてきます。このきっかけを通して、意外な自分の一面が知れたり、好きなこと・苦手なこと、理想の姿が分かったりします。
例えば、
出来事:知り合いが少ないイベント会場に行ったとき。多くの参加者が話しかけてくれ、人と関わる温かさを知ったから
気づいたこと:いくつになっても自らコミュニケーションが取れる人でいたい
日常生活の些細な出来事ですが、これでも十分にエッセイのテーマになります。このような変化をメモする習慣をつけておけば、テーマのレパートリーが増えていきますよ。
自分でテーマを企画して生活をしてみる
なかなか変化を感じられない、深掘りをしてもしっくりこない人は、テーマを自分で企画して生活をしてみるのもおすすめです。
YouTuberの企画のような、「〇〇にチャレンジしてみた」「一ヶ月〇〇生活」のような、自分で何かテーマを決めて実践してみると、気づきが多くあると思います。
エッセイ本を読んでインプットする
一度作家さんのエッセイ本を読んでみるのもいいですね。どのような内容で書かれているのかを知ると、テーマをイメージしやすいと思います。
お気に入りの作家さんを見つけて繰り返し読むことで、構成の組み立てや文章力の向上にも役立ちます。
【まとめ】日常生活でテーマを探す習慣は、就活にも役立つ
生活の中でエッセイのテーマを探すことは、自分と向き合う時間になります。
毎日自分の感情と向き合い、出来事を深掘りしたり、何がやりたいのかを考えたりすることは、自己分析になると思うんです。
「私はこういうときに喜びを感じるのか」
「こんなことがあると、モヤモヤする」
「〇〇にチャレンジしたい」
といった日々の観察は、仕事や企業を選ぶときに役立つかもしれません。
考えることは豊かなことだと思うので、楽しみながらエッセイのテーマを探してみてくださいね。少しでも参考になれば嬉しいです。
田中青紗(たなか あさ)
テレビ番組制作会社勤務からフリーライターへ転身。現在は、取材・コラム・短編小説を中心に執筆中。過去にマイナビ学生の窓口にて短編小説を掲載。
2021年には、LivingAnywhere Commons×新しい働き方LAB 創作コンテストの企画・運営・審査員を務める。
note:https://note.com/tanakaasa_life
キーワードからどんなお話が生まれるのか楽しみです。自由な発想で“大学生の今”を表現してください!
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