【火災発生! 消火器ってどう使うんだっけ?】はじめての「消火器・発信機おどおど」(解説編) #あつまれ!_おどおど学生。
皆さんは、消火器の使い方はご存じですか? 「小学校の火災訓練で習った」という人もいるかもしれませんが、どうやって使えばいいのか覚えているでしょうか。万が一の事態に対応するためにも、使い方を覚えておきたいですよね。今回は、覚えておけば役立つ「消火器の使い方」をご紹介します。
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消火器の種類を知っておこう
東京消防庁によると、消火器には複数の種類があり、それぞれ放射される薬剤が異なります。以下に各消火器の特徴をまとめました。
●粉末消火器
粉末消火薬剤を放射して火を消すタイプの消火器です。ほぼ全ての火災に対応しています。
●強化液消火器
火を消すだけでなく、再度燃え上がらせないための作用を強めた液体を放射する消火器です。凍りにくいため寒冷地にも対応しています。
●泡消火器
泡消火薬剤を放射するタイプの消火器です。普通火災や油火災に対応していますが、電気火災には対応していません。
●二酸化炭素消火器
二酸化炭素ガスを放射する消火器です。酸素をなくして窒息消火させます。使った後に汚れが残りませんが、木や紙の火災には対応できません。この消火剤は、人体への危険性があるため設置できる場所に制限があります。
消火器には「普通火災用」「油火災用」など、対応可能な火災のタイプが表示されています。使う前に対応しているかどうかを確認することが重要です。また、放射距離や時間も異なるので、身近にある消火器の種類と特徴を把握しておきましょう。