離島の医療から災害救助活動も自宅でできる? ~5Gで変わる未来のカタチ:遠隔ロボット編~

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5Gの利用によって実現可能になりつつある技術のひとつが、人の動きをトレースしたロボットの遠隔操縦です。ゲームや有線接続でのロボット操縦は今までもありましたが、5Gによって遠く離れた場所でも目の前で動かしているような体験が可能になるそうです。
危険場所での作業や、人の手で行うきめ細かな作業もこれからは、遠隔操縦でできる時代に? 具体的にどのような動きが進んでいるのか、MdNコーポレーションから出版された『これからの5Gビジネス』石川温/著の1セクションからの転載でご紹介します。

離島の医療から災害救助活動も自宅でできる? ~5Gで変わる未来のカタチ:遠隔ロボット編~

超低遅延を生かしてロボットを自在に操作

5Gの特長の1つである「超低遅延」を生かすソリューションとして期待されているのが遠隔制御ロボットです。NTTドコモとトヨタ自動車は、5Gを用いたロボットの遠隔制御に成功しています。

トヨタはヒューマノイドロボット「T-HR3」を開発。T-HR3はTORQUE(力)を制御するトルクサーボモジュールと、前進を自在に操るマスター制御システムを搭載。操縦者は、T-HR3にかかる外からの力を感じながら、T-HR3に操縦者と同じ動きをさせることができます。

ロボットの間隔を遠隔で疑似体験

実際にT-HR3にしなやかな動きをさせるには、T-HR3と操縦システムの間で制御信号をやり取りする際、できるだけ通信遅延がない状態が望ましいとされています。
そこで、従来は比較的通信遅延が少ない優先での接続で実験をしていましたが、NTTドコモと協業することで超低遅延が特徴の5Gを利用。その結果、「ボールを両手で挟んで持つ」「ブロックをつまむ、持ち上げる」「人と握手する」などの力の伝達が必要な動作が5G無線通信経由でできました。

操縦者にはVRゴーグルを装着、ロボットにはカメラを内蔵することで、遠隔地の様子を臨場感がある状態で疑似体験することも可能です。

将来的には、高齢者や介護者の生活をサポートしたり、医療現場で、あるいは災害時に人がいけない場所の救助活動に役立てたりできる可能性を秘めています。

まとめ

5Gの大きな3つの特長のうちのひとつが「超低遅延」。通信によるラグがかなり改善され、ロボットを使っても現場に自分がいるのと変わらないような挙動が、できるようになると考えられています。

医療分野への応用だけでなく、オンライン授業でリアルな体験を伴う実習もできるようになるかもしれません。

この記事を読んだあなたも是非、これからの未来のカタチを考えてみてくださいね。

出典:『これからの5Gビジネス』石川温/著、MdNコーポレーション

5G特集

編集部:ベッシー

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昔ながらの大学生活でイメージされるような大学生活を謳歌し、就職活動はちゃんとやらず、社会人のスタートではつまづき、いろんな会社を転職しながらキャリアビルド。学生や若い人のチャレンジを応援したい、頑張れる場を提供したいという想いを持って編集部で活動中。伝えたいメッセージは「自分で考え、自分で動き、人にはどんどん頼りましょう」

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