【井の頭公園で花見デートを楽しみたい…⁈】はじめての『公園デートおどおど』を解決（井の頭公園編）＃あつまれ！_おどおど学生。

2023/03/20

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▼公園デートおどおど記事一覧
1.はじめての「公園デート」おどおど　代々木公園編
2.はじめての「公園デート」おどおど　上野公園編
3.はじめての「公園デート」おどおど　昭和記念公園編
4.はじめての「公園デート」おどおど　葛西臨海公園編

二人でまったり過ごす公園デートは定番のデートコースですが、東京都内だけでもデート向けの公園はたくさんあります。そこで本シリーズ記事では、初めて行ってもおどおどしなくて済むように、その公園の見どころ、アクセス方法などについてご紹介しています。今回は「井の頭公園」です。

「井の頭公園」とは？

▼おどおど解決ポイント
1.「井の頭公園」とは？
2.「井の頭公園」の見どころは？
3.「井の頭公園」へのアクセス

正式な名称は「井の頭恩賜公園」で通称「井の頭公園」（以下「井の頭公園」と表記）。1917年（大正6年）に日本最初の恩賜公園として誕生しました。

↑井の頭公園の全景。井の頭池が大きな特徴です。

住所は東京都武蔵野市ですが、三鷹市と武蔵野市にまたがった公園です。神田川に水を供給する井の頭池があるのが大きな特徴です。総面積は約42ヘクタール。

↑神田川の源流。

東西に長い井の頭池は、古くから水源として利用されてきたことが分かっています。井の頭池の西にある御殿山と呼ばれる台地一帯からは、縄文時代の遺跡が発見されているのです。井の頭池は武蔵野の三大湧水池の一つで、徳川家康が訪れた際に湧水でお茶を入れさせ、その味を褒めたたえたという伝説が残っています。

江戸時代には神田川の水源として非常に大事にされました。ちなみに井の頭池と命名したのは三代将軍の徳川家光と伝わります。

この湧水池を今に伝えているのが井の頭公園で、東京都にありながら水辺の光景は今も自然豊か。雑木林となっている御殿山は木と土の香りに満ちており、心を落ち着かせてくれる場所です。井の頭公園は、都会の喧噪を忘れてほっとひと息つけるまさに都会のオアシスなのです。

「井の頭公園」の見どころは？

井の頭池は、善福寺公園の善福寺池、石神井公園の三宝寺池と合わせて武蔵野の三大湧水池といわれます。豊富な水量で今も水辺の風景は自然豊か。湧水口が7つあったので「七井の池」と呼ばれ、そのため池にかかる橋は「七井橋」（下掲写真）と命名されています。

池の周囲を二人で散策するのがお薦めです。池の周囲には約200本のサクラが植えられています。春には水面までサクラの枝が垂れて満開となります。

ボートに乗ればサクラを池側から見るというなかなかない体験ができます。サクラの季節でなくても、涼感あるボート体験はデートにもお薦めです。

●御殿山の雑木林

台地となっている御殿山には、イヌシデ、コナラ、クヌギを中心とした雑木林があります。雑木林は日本人の生活空間のすぐ側にあったもの。なぜか懐かしさを感じる癒やしの空間です。二人で散歩を楽しみましょう。

●バードウォッチングを楽しもう

井の頭池周辺を住処とする鳥がいます。1年中見られるのはカルガモ、カイツブリ、オシドリなど。また渡り鳥もやってきて井の頭池で越冬します。秋から冬にかけて渡ってくるのがオナガガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロなど。都会の公園ながらバードウォッチングが楽しめる場所なのです。

●弁財天に参ってみよう

井の頭公園には「大盛寺」という寺院があります。一般的には「井の頭弁財天」として知られています。縁起によれば創建は平安時代にまでさかのぼり、本尊の弁財天像は最澄の作と伝えられます。残念ながら秘仏で普段は見ることができません。12年に一度、巳年には開帳されます。銭洗い弁天がありますので用意されているザルに小銭を置いて洗ってみましょう。「商売繁盛」「財運アップ」などの御利益が得られるとのこと。

●『三鷹の森ジブリ美術館』がある！

井の頭公園には『三鷹の森ジブリ美術館』（三鷹市立アニメーション美術館）があります。館主の宮崎駿さんは、「こんな美術館にしたい」の中で「公園との関係は…緑を大切にするだけではなく、10年後にさらによくなるプランをつくりたい美術館ができて、まわりの公園もゆたかになり、公園がよくなって美術館もよくなったといえるような形と運営を探し見つけたい！」と語っています。ジブリ作品の展示も素晴らしいのですが、ここでしか見られない短編アニメをぜひ見てください。注意してほしいのは、チケットが日時指定の予約制であること。デートで井の頭公園に行くときにはあらかじめチケットも入手しておくのがお薦めです。