あつまれ!_おどおど学生。今回は『はじめての車トラブルおどおど 』を解決
▼車おどおど記事一覧
・『はじめての高速道路おどおど』
・『免許取得後はじめての運転おどおど 』
ガス欠やバッテリー上がり、タイヤのパンクなど、自動車ではさまざまなトラブルが起こる可能性があります。何度か経験していれば、スムーズに対処できるかもしれませんが、初めてだと何をどうすればいいか分からないでしょう。今回は、『一般社団法人 日本自動車連盟』(以降、JAF)協力の下、代表的なトラブルの対処法を紹介します。
▼こちらの記事もおすすめ!
1.『はじめての池袋駅おどおど』を解決
2.『青春18きっぷおどおど』を解決(1)#購入編
3.『ソロキャンプおどおど 』を解決(1)#道具編
もしガス欠になってしまったら
▼おどおど解決ポイント
1.ガス欠になったら慌てずにハザードを点灯、後続の車に合図をして左側に寄せて停車
2.バッテリー上がりや、突然のパンクに備えて、応急処置の仕方を覚えておこう
3. 事故時の対応は、時に命にかかわるもの。冷静に対処するためにも「するべきこと」を覚えておこう。
ガス欠は一般道よりも給油機会が少なくなる高速道路で起こりやすいトラブルです。出発前にガソリン量を確認し、早めに給油しておくことが重要です。しかし、もしもガス欠になってしまったらどうすればいいのでしょうか?
ガソリンがなくなってしまったら、アクセルを踏み込んでも加速しなくなります。しかし、エンジンが動いている間はフットブレーキとハンドルは作動するため、慌てずにハザードを点灯させて後続の車に合図をし、左側に寄せて停車させましょう。このとき、自分の車の速度が落ちているため、必ず後続車に注意しながら左に寄せること。初めてだとパニックになりがちですが、焦りは禁物。慌てず慎重に車を操作しましょう。
参考:『一般社団法人 日本自動車連盟』「クルマ何でも質問箱」
[Q] 高速道路の燃料切れの危険性とは?
高速道路の場合は「非常駐車帯」と呼ばれる退避スペースが500m間隔(トンネルは750m)で設けられています。もし可能であれば、非常駐車帯に車を停めるようにすると危険を避けることができます。路肩に駐車する場合は、後続車に車が停まっていることを知らせる三角停止板を設置しましょう。
車を退避させた後は、JAFなどロードサービスか道路管制センターに救助を要請します。救助を待つ間は、車の中で待たず、ガードレールの外側など安全な場所で待つようにしましょう。
バッテリーが上がってしまったら
バッテリー上がりは、車内灯の消し忘れなどでも起こるため、特に初心者のうちは注意したいところ。バッテリーが上がってしまうと、エンジンを作動させることができなくなります。
バッテリー上がりの対処法として、「ジャンピングスタート」という、他のクルマから電気を一時的に分けてもらうことで、エンジンを作動させる方法があります。
参考:『一般社団法人 日本自動車連盟』「クルマ何でも質問箱」
[Q] クルマのバッテリー上がりと応急処置
バッテリーが損傷している場合は交換などが必要ですが、とりあえずの応急処置が可能です。自分の車だけでなく、他の車のバッテリー上がりにも対処できるよう、ブースターケーブルを用意しておくのもいいでしょう。
パンクしてしまったら
車のタイヤには、中にチューブがない「チューブレスタイヤ」と、空気をためるチューブが入った「チューブタイヤ」の2種類があります。「チューブレスタイヤ」の場合、パンクすると徐々に空気が抜けるため、パンクに気付かないことも。走行前にこまめに点検し、問題ないか確認することが重要です。また、「チューブタイヤ」はパンクすると空気が一気に抜けます。いずれのタイプも、パンクして完全に空気が抜けてしまうと走行できません。走行中にパンクした場合は、車を道路の左側に寄せて停車させましょう。
パンクしてしまったタイヤは交換するか修理しないと走ることができません。スペアタイヤを積んでいる場合は交換すれば走行できますが、最近はスペアタイヤを積んでいない車がほとんどです。代わりにパンク修理キットを搭載しているケースが多いため、修理キットを使って応急処置をするのも一つの手段です。もしどうしても対処できない場合は、早急にロードサービスに救助を要請するようにしましょう。
参考:『一社団法人 日本自動車連盟』「クルマ何でも質問箱」
[Q]パンクしたときの対処法
参考:『一般社団法人 日本自動車連盟』トラブル対処法(私にもできるマイカー点検)
[Q]パンクをしたら
万が一事故を起こしてしまったら
事故を起こしてしまい、けが人が出た場合は安全確認を行った上で、「負傷者の救護」を最優先で行います。もし車が通行を妨げる位置にある場合は自車の移動も必要になります。また、停止している車に後続車が衝突しないよう、後続車へ事故発生の合図をすることも重要です。周囲への注意喚起を行った上で、110番、または119番に連絡します。負傷者がいる場合は119番への連絡を優先してください。
単独事故では、自身が負傷して動けない場合もあります。その際は速やかに119番、110番に連絡して救助を待ちましょう。車外に出られない状態であれば、ハザードを点灯させるなどして後続車に停車していることを知らせましょう。
事故を起こした際は、加入している保険会社への連絡も必要です。110番、または119番に連絡した後、保険会社に電話し状況を伝えましょう。その後の手続きや必要な情報などを案内してくれます。
参考:『一般社団法人 日本自動車連盟』「クルマ何でも質問箱」
[Q] 事故を起こした時の対処法(二次事故防止)
解決!! 自動車運転おどおど
4つのトラブルにおける対処法を紹介しました。念のため覚えておけば、もしものときにスムーズに対応できるはずです。中でも事故時の対応は、時に命にかかわるもの。冷静に対処するためにも「するべきこと」を覚えておきましょう。
文:中田ボンベ@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部