家族型自転車保険ってどんなもの? 個人型との違いや家族型選びの諸注意を解説
今回は家族型自転車保険について解説します。通学で自転車を利用しているという方の中には、自転車保険の加入を検討している方もいることでしょう。自転車保険は保険会社によって補償内容もさまざまですが、家族が通勤や通学で自転車に乗るという方は家族型の自転車保険を考えてみましょう。(監修協力:FP 鈴木幸子)
家族型自転車保険について
自転車保険とは、自転車によって引き起こされた損害をカバーする保険のことをいいます。多くの自転車保険で「個人」もしくは「家族型」のコースを選択でき、家族型自転車保険は個人コースよりも保険料は高いものの、一人当たりの保険料は割安になるという特徴があります。
もし親や兄弟など、家族が複数で自転車を利用している場合には、家族型自転車保険がおすすめとです。自転車事故のリスクは日常生活のさまざまな場面に潜んでいるため、個人だけでなく家族全員が安心して自転車を利用するためにも、家族型自転車保険に加入し、万が一の事故に備えるておきましょう。
自転車保険の補償対象は、自分の怪我と相手への賠償となります。賠償限度額や怪我の補償の範囲は保険会社によって異なりますが、もし家族でロードバイクが趣味の方がいる場合は、「盗難補償」「自転車ロードサービス」などにも注目して商品を選ぶのがおすすめです。
家族型自転車保険の注意点
家族型自転車保険の注意点としては、商品によっては被保険者以外に補償される内容が異なることがある場合です。家族型自転車保険に加入する際は、家族がどのような補償を受けることができるのか、補償内容についてしっかりと確認するようにしましょう。
また、自転車保険は、「個人賠償責任保険」と「傷害保険」がセットになっている場合がほとんどですが、これらの補償は自転車保険でしかカバーできないというわけではありません。すでに家族が加入している保険の中には、自転車事故によって怪我や通院をした場合に十分なサポートを受けられるものもあります。
自転車事故が起こった際に、加入している保険ではカバーできないリスクがあるかどうか見極めたうえで、自転車保険選びをするようにしましょう。
まとめ
家族型自転車保険は、夫と子供の通勤・通学など、自転車の利用が多い世帯におすすめの自転車保険です。子供の自転車事故は近年多発しており、また、通勤・通学時の自転車事故も多いといいます。家族全員の自転車事故に備えるためにも、家族型自転車保険に加入し、安心して自転車を利用できる環境を整えることが大切です。
(学生の窓口編集部)
監修協力:鈴木幸子
2010年よりFP活動を始め、子育てファミリーの家計相談、住宅購入相談を実施。フジテレビ「Live News it!」でコメンテーターを務めるなど、地元金融機関、住宅メーカーでの講演実績を持つ。保有資格AFP・証券外務員2種・相続診断士。