銀行の口座開設にかかる時間は? 開設方法や必要書類などを解説
預金を始める際や、バイトの給料などを銀行振込で受け取るために銀行口座を開設したい場合、なかなか方法がわからないものです。
今回は銀行口座を開設する際に必要な書類や、あるいはどのような過程でどのくらいの時間がかかるのかなど、解説していきます。
▼目次
1.銀行口座開設で必要とされるもの
2.本人確認書類として有効なもの
3.銀行口座の開設までの所要時間
4.まとめ
銀行口座開設で必要とされるもの
銀行口座を開設する場合、現在では銀行によりますが、アプリや郵送、インターネットなど、さまざまな方法で申込みができるようになりました。
ただ、パソコンやスマートフォンでの操作に慣れていないのであれば、やはり銀行の店舗で直接手続きをする方法が最も無難と言えるでしょう。店舗で必要書類に記入し、本人確認書類を提出すれば、あとは店舗の人が段取りよく進めてくれます。何か不備があった場合などにも、どう対処すればよいかをその場で即座に教えてもらうことができます。
初めてで悩むことがあるとすれば、口座の種類を選ぶときかもしれませんが、預金や給与振込口座に使用する場合は、普通預金口座を選んでおけば問題ありません。
店舗で手続きをする際には、本人確認書類と印鑑の2つが必要です。印鑑はシャチハタなどのゴム製印章ではなく、朱肉を用いるものを用意しましょう。
インターネットで申し込む際も、基本的には同じです。必要事項を記入し、本人確認書類を写真に撮ってアップロードするだけです。
ちなみに、アプリで口座開設をする場合は、紙の通帳は発行されないことが多いので注意が必要です。
本人確認書類として有効なもの
本人確認書類については、1点のみで有効なものと、2点の組み合わせで有効とされるものがあります。銀行によって、若干違いがあるので、事前にホームページや電話等で確認した方が確実です。
1点のみで有効
・運転免許証
・運転経歴証明書(2012年4月1日以降に交付のもの)
・旅券(パスポート)
・住民基本台帳カード(顔写真つき)
・在留カード
・特別永住者証明書
・外国人登録証明書
・個人番号カード
・各種福祉手帳(顔写真つき)
・官公庁が発行(発給)した、「氏名・住所・生年月日」の記載がある書類(顔写真つき)
・身体障害者手帳
2点の組み合わせで有効とされるもの
※<A>から2点、または<A>と<B>の中から各1点ずつ
<A>
・各種健康保険証
・介護保険者証
・各種年金手帳
・各種福祉手帳(顔写真なし)
・母子健康手帳
・印鑑証明書(取引に実印を使う場合)
<B>
・公共料金の領収書
・国税や地方税の領収証
・社会保険料(国民年金保険料や健康保険料など)の領収証書
・納税証明書
・住民票の写し
・印鑑証明書
<A>で印鑑証明書を選んだ場合、<B>で印鑑証明書以外の証明書が必要となります。
<B>は、口座を作る本人名義で発行されていて現住所の記載があり、発行日または領収日から6ヶ月以内のもの。領収書や領収証書については、クレジットカード払い以外のもの。
また、これらの本人確認書類の他にも、未成年者の場合は親権者の本人確認書類や同意書が必要になります。
銀行口座の開設までの所要時間
銀行口座の開設に至る所要時間は、一般的に店舗での発行の場合には、だいたい30分程度です。しかし、最近は来店予約をしていかないと待ち時間が長くなる場合がありますので、注意が必要です。
口座番号や通帳をその場で発行してもらえるので、基本的な普通預金口座開設であればすぐです。銀行によってはキャッシュカードも即時発行してもらえます。即時発行ではない場合には、手続きから約1〜3週間程度で郵送でカードが届きます。
アプリや郵送、インターネットで申し込む場合にも、手続きからおよそ1〜3週間後にカードが郵送で届きます。ただし、申し込みの際の書類手続きで不備があった場合には、再送手続きなどで、余計な手間がかかることになります。この点、不備のないように気をつけましょう。
また、銀行によっては自宅もしくは勤め先、学校などの管轄内の店舗でなければ、口座開設の申し込みができない場合もあります。事前にそうした点をよく確認しておきましょう。
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まとめ
銀行口座を開設する際には、本人確認書類と印鑑の2つを用意し、店舗まで赴きます。書類に不備さえなければ、その場で通帳が発行されます。キャッシュカードは約1〜3週間で郵送により自宅に届くことになります。
(学生の窓口編集部)