追悼 スタン・リーのカメオ出演総まとめ

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2018年11月12日に、マーベル・コミック編集委員であり、マーベル・メディアの名誉会長だったスタン・リー氏が亡くなりました。マーベル・コミックを誕生時から支え、『スパイダーマン』などマーベル・コミックのスーパーヒーローたちの原作を担当。いわばマーベルスーパーヒーローたちの「生みの親」でした。そんなスタン・リー氏は、マーベル作品を中心にさまざまな映画に「カメオ出演」していることも有名です。そこで今回は、スタン・リー氏がカメオ出演した作品をまとめてみました。

エンドゲームポスター

『アベンジャーズ/エンドゲーム』 4月26日(金)より公開
©Marvel Studios 2019

マーベルの実写作品での出演は?

まずはマーベルの実写作品でのカメオ出演をまとめてみました。

『The Trial of the Incredible Hulk』(1989年)

マーベル作品でスタン・リー氏が初めてカメオ出演したのが、テレビムービーの『The Trial of the Incredible Hulk』(日本版DVDのタイトルは『超人ハルク 敵か?味方か? テアデビル』)でした。バナー博士の裁判での陪審員として登場しています。

『X-メン』(2000年)

次の登場は映画『X-メン』です。中盤でマグニートーの下から逃げてきたケリー上院議員が浜辺に打ち上げられた際、ホットドッグが載ったカートの横であぜんとしながら議員を見ています。

『スパイダーマン』(2002年)

2002年公開のサム・ライミ版スパイダーマンの1作目。中盤でグリーンゴブリンが街を襲った際、逃げ惑う人々の中にスタン・リー氏がいます。

『デアデビル』』(2003年)

物語序盤の、幼少時代のマット(デアデビル)を描いたシーンでスタン・リー氏が登場。新聞を読むのに夢中になり、車道に入りそうになるところをマットに助けられます。

『ハルク』(2003年)

劇場版の『ハルク』では研究所の警備員として登場。一緒に登場している相方の警備員は、ドラマ版でハルクを演じたルー・フェリグノです。

『スパイダーマン2』(2004年)

サム・ライミ版スパイダーマンの2作目。中盤のドック・オクとスパイダーマンとの戦いで落下したビルの破片から、とっさに女性を助けています。

『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005年)

本作では郵便配達員として登場。主人公のリード・リチャーズに手紙を渡しました。

『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006年)

序盤でプロフェッサーXが幼いころのジーンを訪ねるシーンで、近くの家で水やりをしていたのがスタン・リー氏でした。

『スパイダーマン3』(2007年)

物語の中盤で、スパイダーマンに名誉市民賞が与えられます。その報道を電光掲示板で見たピーターに、ひと言声を掛ける紳士がスタン・リー氏でした。

『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007年)

主人公のリードと恋人のスーザンとの結婚式のシーンに本人役で登場。結婚式に参加しようとしますが、招待客リストに名前がなく、入場できませんでした。

『アイアンマン』(2008年)

中盤のパーティーシーンで登場。トニー・スタークが肩をたたく老人がスタン・リー氏です。美女2人に囲まれてご機嫌でした。

『インクレディブル・ハルク』(2008年)

序盤で、ブルースの血が混入したジュースを飲んでしまう男性役で登場。ガンマ線に汚染されたジュースをグビッと飲んだ後に瓶を床に落としています。

『アイアンマン2』(2010年)

物語の中盤でトニーが「スタークエキスポ」を開催。その参加者の一人としてスタン・リー氏が登場しています。珍しくサングラスではない姿でした。

『マイティ・ソー』(2011年)

序盤で地球に落下したソーの武器・ムジョルニアをトラックで引っ張ろうとしているのがスタン・リー氏です。無理に引っ張ったせいで豪快に荷台が吹っ飛びました。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)

キャプテン・アメリカを大々的に発表するシーンで、将軍役として一瞬登場します。

『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)



リブート版スパイダーマンの1作目。スパイダーマンとリザードが学校で戦うシーンで、図書館員として登場。音楽に夢中で戦いに気付かない役どころでした。

『アベンジャーズ』(2012年)

終盤の決戦直前に流れるニュース映像の中で、アベンジャーズについて語っています。

『アイアンマン3』(2013年)

テレビ番組の美女コンテストの審査員として登場。満面の笑みで「10点満点」を出しています。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)

セルヴィグ博士のいる精神病院に入院している患者役として登場。一人だけサングラス姿なので浮いています。

『エージェント・オブ・シールド』(2013年)

シーズン1の13話に登場。電車の中で母親が亡くなったと話しているコールソンに、いきなり「お悔やみを言わせてほしい」と声を掛けています。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)

スミソニアン博物館の警備員役で登場。展示されていたはずのキャプテン・アメリカの衣装がなくなっていたので驚いていました。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)

アライグマのロケットが人々を監視しているシーンで登場。エイリアンの美女を軽快なトークで口説く役でした。

『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)

ピーターの通う大学の卒業式のシーンで登場。スパイダーマンの姿のまま式に参加しそうになるピーターを見つけ、指さしています。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)



キャプテン・アメリカとソーが酒を酌み交わしているシーンに登場。アスガルド産のお酒を飲ませてもらってベロベロに酔っ払います。

『エージェント・カーター』(2015年)

シーズン1の4話に登場。トニー・スタークの父であるハワード・スタークに、新聞のスポーツ欄を見せてほしいとお願いをしていました。

『アントマン』(2015年)

ラストのバーのシーンにバーテンダーとして登場。笑顔でお酒を振る舞っています。

『デッドプール』(2016年)

ウェイドの恋人ヴァネッサが働くクラブのDJ役で登場しています。素晴らしいマイクパフォーマンスを見せました。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)

フェデックスの配達員としてラストシーンに登場。トニー・スタークにスティーブ・ロジャースからの荷物を運びました。

『X-MEN:アポカリプス』(2016年)

今回は奥さんのジョアン・リーと一緒に出演。打ち上げられてしまった核兵器を心配そうに見つめていました。

『ドクター・ストレンジ』(2016年)

傾いた世界でドクター・ストレンジが戦うシーンで登場。ドクター・ストレンジが衝突するバスに客として乗っていました。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)

ポストクレジット・シーンで登場。カメオ出演の苦労話をウォッチャーたちにしています。

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)



スパイダーマンと車の鍵をなくした青年とのいざこざに対して、文句を垂れる住民の一人として登場。相変わらずサングラス姿で目立ちます。

『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)

辺境の惑星でソーがハルクと戦いますが、その直前にソーの髪の毛を切る役でスタン・リー氏が登場。ソーの脅しに屈することなくばっさりと髪を切りました。

『デッドプール2』(2018年)

デッドプール2では、ティザーサイトに出演していますが、本編に本人は登場せず。その代わりに、ドミノがラッセルを追い掛けるシーンで一瞬だけスタン・リー氏の肖像画が登場しています。

『ブラックパンサー』(2018年)

CIA捜査官のエヴェレット・ロスが、闇カジノのルーレットに座っているときに、横に割り込んでくるのがスタン・リー氏です。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)

スパイダーマンのコスチュームに着替えるために、ピーターが友人に頼んでバスの中で騒動を起こさせます。その騒動の中で冷静にバスを運転しているのがスタン・リー氏でした。

『アントマン&ワスプ』(2018年)

サンフランシスコでのカーチェイスシーンで登場。暴走する車を見て「昔は良かった」としみじみと語っています。

『ヴェノム』(2018年)

終盤で犬の散歩をしている老人がスタン・リー氏です。

アニメ作品でのカメオは?

続いてマーベルのアニメ作品でのカメオ出演です。

『スパイダーマン』

1994年から1998年にかけて放送されたスパイダーマンのアニメ。シーズン5の最終話に本人役で登場しています。

『超人ハルク』

1996年から1997年にかけて放送されたTVアニメ。スタン・リー氏はミスターウォルタース役で声の出演をしています。

『スパイダーマン 新アニメシリーズ』

12話、13話にフランク役として声の出演をしています。

『スペクタキュラー・スパイダーマン』

シーズン2の第1話に登場。雪の降る港でコーヒーを片手に饒舌(じょうぜつ)にしゃべる男・スタンを演じています。

『スーパーヒーロー・スクワッド・ショー』

マーベルキャラが3頭身で登場する本作では、市長役で出演しています。

『アルティメット・スパイダーマン』

ピーターたちが通う高校の用務員・スタンとして登場。後に校長に昇格しています。

マーベル以外の作品にも出演

最後に、マーベル以外のカメオ出演をまとめてみました。

『アンビュランス』

1990年公開の映画。本作の主人公はマーベル社の社員という設定で、スタン・リー氏は本人役で登場しています。

※邦題は『地獄の殺人救急車/狙われた金髪の美女』

『HEROES』

第16話でバスの運転手役として出演。

『NIKITA/ニキータ』

2010年のアメリカのドラマ。シーズン1の5話に見物人として登場しています。

『ビッグバン★セオリー』

こちらもアメリカのテレビドラマです。サイン会に本人役で出演しました。

『アントラージュ★オレたちのハリウッド』

マーク・ウォールバーグが製作総指揮を務めたテレビドラマです。シーズン7の5話に登場しました。

『CHUCK/チャック』

本人役でファイナル・シーズンに出演しています。

『ユーリカ/EUREKA ~地図にない街~』

シーズン4にジェネラリシモ・リー役で出演しています。

『ベイマックス』

フレッドの父・スタンリー役として声の出演をしています。ただ見た目もそっくりです。

DC作品にもまさかのカメオ出演!?

アメリカンコミック界で、マーベル・コミックと人気を二分しているのが、バットマンやスーパーマンを擁する『DCコミックス』です。いわばマーベル・コミックのライバル的存在ですが、なんとスタン・リー氏はDC作品にもカメオ出演をしています。それが2018年7月27日にアメリカで公開されたアニメ映画『Teen Titans Go! To The Movies』です。

この作品でスタン・リー氏は本人役で出演。マーベルのトップがDC作品に出演するということで話題となりましたが、実はスタン・リー氏は2013年頃からDC作品に出たいと熱望していたそうです。2018年12月11日現在、残念ながら日本公開は予定されていませんが、公開された際には要チェックです!

他にもスタン・リー氏は、マ―ベルヒーローたちのゲームにも出演していたりします。スタン・リー氏は非常にファンサービス旺盛な人だったので、こうしたカメオ出演もファンを喜ばせたい気持ちがあったからなのかもしれませんね。

公開中の『キャプテン・マーベル』、2019年に公開される『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、亡きスタン・リー氏がこの作品でどんなところに登場するのか楽しみですね。

(中田ボンベ@dcp)

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好きなものはチョコとビールと音楽と映画。ネトフリ廃人。ときどき絵を描きます。
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