光熱費を節約する方法まとめ! 電気代、ガス代、水道代……毎月の出費を賢く抑えよう
自由に使えるお金が限られている学生にとって、毎日の生活でどうしても外せない出費は悩みの種です。とくに一人暮らしをしていると、家賃や光熱費が重くのしかかってきます。
家賃を節約するのは難しいですが、光熱費は自分の努力と工夫だけで削ることができます。そこで、今回は光熱費を節約する方法をまとめてみました。
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■まず光熱費の平均値をチェック
学生の生活費についての統計は、大学生協の全国組織である「全国大学生活協同組合連合会」や、奨学金の貸与や学生生活の支援を行う「日本学生支援機構」などが公表しています。しかし、項目は「住居費」や「住居・光熱費」というように、家賃と光熱費が合算されたものしかわかりません。
そこで、項目がより細かく分けられている総務省の「家計調査」で、光熱費の平均値をチェックしてみましょう。
電気代、ガス代、他の光熱(灯油など)、上下水道料を合わせた光熱・水道費の平均値は、1か月あたり1万円から1万5千円の範囲に収まっています。「北海道・東北」は冬の寒さが厳しいことから他の地域に比べて光熱費は高く、「他の光熱」の金額の突出ぶりが目立ちます。
この平均値を見て、自分が光熱費を使いすぎていると感じられた人は、節約する方法を考えてみましょう。光熱費が平均値以下でも、電気やガスの使い方を工夫することで自由に使えるお金が増えるかもしれません。
なお、光熱費は季節ごとに差があることは頭に入れておきましょう。冷暖房を使わない春と秋は、比較的安く収まるのではないでしょうか。
■光熱費のなかでも一番かかる電気代を節約する方法
家計調査の結果からもわかるように、光熱費のおよそ半分は電気代です。まず、電気代を節約する方法からお伝えしましょう。
<熱の出る電化製品に注目>
電力は、エアコン、ストーブ、ポットなど熱の出る(または熱を下げる)電化製品で多く消費されます。つまり、熱の出る電化製品をなるべく使わないようにすれば、電気代を効率的に節約することが可能です。たとえば、次のような節約方法がよく知られています。
・エアコンの電源のON・OFFを繰り返さない
・冬以外は暖房便座のスイッチを切っておく
エアコンはスイッチをONにしてから設定温度になるまでの間で最も電力を消費します。こまめにON・OFFを繰り返すと部屋の温度変化が大きくなって、かえって電力を多く消費してしまいます。1時間ぐらいの外出であれば、つけっぱなしにしておくほうが節約に。また、エアコンは冷房よりも暖房のほうが電力を消費することも覚えておくといいでしょう。
熱の出る電化製品として忘れがちなのは、暖房便座(温水洗浄便座)です。旅行や帰省のときはもちろん、冬以外の季節では暖房便座のスイッチを切っておくと節電ができます。
このほかの節約方法としては、「冬は窓を断熱して夏は日光を遮る」ことや、「電気ポットの保温機能は使わずに魔法瓶に入れる」ことなどがあげられます。