光熱費を節約する方法まとめ! 電気代、ガス代、水道代……毎月の出費を賢く抑えよう 4ページ目
光熱費の節約の最後に、水道代の節約方法をご紹介。水道代は一定の水量までは金額の上がり方が緩やかで、一人暮らしでは節水しても水道代は大きな差がない場合もあります。
<シャワーと洗濯を工夫する>
シャワーについては、ガス代の節約方法でお伝えした内容と同じです。シャワーを15分以上使うと、浴槽にお湯を張ったのと同じぐらいの量のお湯を使うため、ライフスタイルも考えながら上手に使い分けてみましょう。
洗濯は、少ない量の衣服をこまめに洗うよりは、ある程度貯めてまとめて洗う方が節水できます。ただし、多すぎても汚れ落ちが悪いなどのデメリットがあります。洗濯機の大きさに合わせて最適な洗濯の回数を考えてみましょう。
<節水しても水道代は変わらない?>
東京都水道局の調査によると、一人暮らしの世帯の1か月あたりの水道使用量は約8㎥です。8㎥は8,000リットルで、家庭用の浴槽で約40杯分に換算できます。
節水して1か月あたりの使用量を5㎥に抑えた場合と、少し使いすぎて10㎥になった場合を比較すると、東京23区では356円の差があります。しかし、水道料金の体系は地域によって異なります。大阪市では使用量が5㎥の場合と10㎥の場合では54円の差しかありません。
このように、あれこれ苦労して節水しても水道代は思ったほど節約できない場合があります。なお、東京23区も大阪市も、1か月あたりの使用量が11㎥以上になると、急激に水道料金が上がります。なるべく10㎥をオーバーすることがないようにしましょう。
尚、水道代の節約を考えるときは、まず住んでいる地域の水道料金の体系をチェックしてみてください。
表:1か月あたりの水道料金(上水道と下水道の合計)
■光熱費の節約は大切! でも節約疲れにならないように
ここまで光熱費を節約する方法をまとめました。参考になったでしょうか。電気代やガス代など光熱費は、努力と工夫次第で節約できますが、熱中症になったり風邪をひいたりしては元も子もありません。水道代のように、使用量を抑えてもあまりお金の節約にはならなかったということもあります。
まずは、自分が光熱費にいくら使っているかを把握して、節約できそうな方法から始めてみてはどうでしょうか。
執筆:Takayuki(ナレッジ・リンクス)