“G-SHOCK” などを手掛けるカシオ計算機の若手社員に直撃! 学生時代のエピソードから職種別から見た「会社の雰囲気」や「仕事のやりがい」を聞いてみた!
“G-SHOCK”をはじめとする時計や電卓のイメージが強いカシオ計算機(以下カシオ)。日本を代表する電機メーカーということもあり、企業名は聞いたことがあるという人は多いでしょう。しかし、そこで働く人たちが実際にどういった業務をしているのか知らないという人も多いのでは?
今回はそんな実情を探るべく、カシオ計算機で働く入社4年目と2年目の若手社員に直撃! 職種別の働き方はもちろん、仕事のやりがいや社風まで就活生の知りたいアレコレを聞いてみました。
プロフィール
カシオ計算機株式会社 時計BU 商品企画部
大谷茉弥さん
“G-SHOCK”や“BABY-G” などの商品企画を担当。
カシオ計算機株式会社 開発本部 第二開発統轄部 第二開発部 佐藤秀亮さん
ソフトウェアのエンジニアとしてカシオの学習アプリ
“ClassPad.net”を担当。
カシオ計算機株式会社 営業本部 海外営業統轄部 教育推進部 稲田凱士さん
国内営業に携わったのち、入社2年目から海外営業を担当。
文理関係ない!
多岐にわたる事業展開でチャレンジできる
――皆さんがそもそもカシオという企業に興味を持ったきっかけを教えてください。
大学時代にアメリカ留学をしていたのですが、現地で買った目覚まし時計がすぐに壊れてしまって……。新しいものを探しに行ったら店頭にカシオの時計を見つけ、「日本の製品のカシオが売られている!」と、カシオ製品が海外で高く評価されていることを実感したのがきっかけです。
私は、参加した学内説明会でカシオが学習アプリも手掛けていることを知って、興味を持ちました。実は高校生の頃、勉強があまり面白いと思えなかったんです。その経験からデジタルの力を活かして面白いアプリやコンテンツを提供し、勉強が好きな人はともかく、苦手な人にももっと面白いと思って貰えるようなサポートをしたいと思っていました。カシオでならそれが実現できると思い、就活ではカシオが第一志望でしたよ。
持ち前のコミュニケーション力を活かしたかったので、営業職を目指していました。そして、ゆくゆくはグローバルに仕事をしたいと考えていたんです。カシオは国内外問わず多岐にわたって事業を展開しているので、ぜひ入社したいと思いました。
――カシオというと理系のイメージがありますが、大谷さん、稲田さんは文系学部の出身だとか。
そうですね。確かに、カシオはデジタル製品を扱うため、理系のイメージが強いという方は多いかと思います。しかし、実際の採用は募集要項に専攻学部などの指定がなく、採用の間口が広いんです。
職種別採用をしていて、エントリー時に志望職種を出せます。なので、理系や文系などにこだわらず、カシオでできることにチャレンジしたいという気持ちがあれば、誰でもチャンスがありますよ。
職種別での働き方に注目!
――では、現在の仕事内容について具体的に教えてください。
私は、入社してからずっと時計の商品企画を担当しています。ターゲットやコンセプトを決めるところから携わり、市場調査やターゲット層となる世代の方々にヒアリングを行って企画を固めたのち、いろいろな部門と連携しながら開発をしていくんです。国内外問わず、自分が企画した商品が世界中で販売されるので、大きなやりがいがあります。
――実際にどれくらいの数の商品企画を担当しているのですか?
カラーバリエーションも含めると年間で30~50本くらいです。自分が携わった商品が毎月のように発売されています。私自身も「こんなに多くの商品に関われるんだ!」と入社後驚きました。
――確かに、年間でそれほどの商品に関わっているとは驚きですね!
佐藤さんは、いかがですか?
私は、電子辞書やデジタルノート、数学ツールが搭載されている“ClassPad.net”という学習アプリのエンジニアとして、機能の追加やバグの修正を行っています。学習意欲を育むコンテンツを生み出すことを目指し、業務しています。
――稲田さんは海外営業を担当していると思いますが、担当商品やエリアについても教えてください。
私は主に関数電卓の営業をしています。メインの担当エリアは台湾で、2023年10月からはエジプトも担当しています。日本では主に理系の大学生が使うイメージが強いかと思いますが、海外の場合、中学生や高校生がメインに使っている国もあります。世界各国の多くの人に使用していただいていると実感しています。
――ふたつの国を担当していますが、違いはありますか?
同じ関数電卓を売るにしても、国によって市場が全く違うのでアプローチの仕方も異なります。それぞれに合わせたアプローチを行うために、市場や実態分析を踏まえ、施策の検討まで行えるのでかなりやりがいのある仕事だと思います。
自分の好きな仕事で働くために
大学時代にやっておいた方がいいこと
――ちょっと昔を振り返っていただき……学生時代に力を入れていたことはどんなことでしたか?
学部は経営学部 国際経営学科でしたが、クリエイティブなことにも携わりたいという思いがあり、1年間、グラフィックデザインの学校とダブルスクールをしていました。
私は研究に打ち込んでいました。大学時代に特に興味があったのが医療について。医療のものづくりをテーマに講義で車いすの設計や、姿勢制御の研究などに取り組んでいました。
バドミントンに力を入れていました。所属していたチームは強豪だったので、少しでも成長できるように打ち込んでいましたね。なかでも、少しでも強くなれるように、上級生や他のチームの方と積極的にコミュニケーションを取るように心がけていました。
――現在、みなさんは商品企画、エンジニア、海外営業と、学生から人気の高い職種に就いていると思いますが、学生時代にやっておいて良かったことはありますか?
私の場合は「英語」「経営学」「デザイン」を大学時代に学びましたが、商品企画の仕事にその経験を活かしながら、毎日楽しんで仕事ができています。少しでも興味を持ったことに積極的に取り組むというのは、大学時代にやっておいて良かったと思います。
色々な経験を積んでおいた方がいいというのはわかります! あとは、学生時代から積極的に人と関わっていくことも大切だと感じました。仕事は大勢の人と関わり、連携しながら進めていきます。なので、学生のころから積極的に関わっておくと、仕事でも円滑にコミュニケーションが取れて、仕事がスムーズに進められますよ。現に、私はスポーツを通じて得たコミュニケーション能力が役立っています。
私は、基礎固めが重要だと思っています。学生時代は医療を軸に研究し、現在は教育を軸にした仕事で、分野は違っていますが学生当時に身につけた知識が、自分の土台になっていて、業務が上手くいっている点も多いです。なので、目の前の学びや物事にきちんと取り組むことは大事だと思います。
確かに土台は大切ですよね。それでいうと、学生時代に語学は学んでおいた方が良いと思います。カシオはグローバルに事業を展開している為、英語を含め、さまざまな言語にふれる機会が多いです。英語もそうですが、意外と第二言語が役に立ったりもします。
もちろん、業務で使うビジネス英語については、入社後に海外営業職向けの研修があるので、安心してください!
あとはカシオでは、研修をはじめ、スキルアップできるチャンスが多いです。そこもカシオの魅力だと思いますね。
風通しが良く、チャレンジできる環境が整っている!
――実際に入社して感じた、カシオの魅力を教えてください。
配属初日、当時の上長に「建前なんていらないから、大谷さんのカラーを見せてくださいね」と、言っていただけるくらい、風通しが良いです。若手にも裁量権がありますし、上司や先輩は何かあればすぐにアドバイスをしてくれるので、安心して働くことができています。年次を問わず、自分らしく働くことができる会社です。
同感です! 私の部署も上司や先輩とは普段から会話が多く、ちょっとした相談ごとも親身になって聞いてくれます。大学時代の友人からも上司と仲良くてうらやましいと言われるくらいアットホームです。
もちろん、アットホームなだけじゃなくて頼れる環境も整っていると思います。例えば、自分の業務の方向性がずれた方向に行ってしまった場合は、上司がきちんと軌道修正をしてくれます。
上司や先輩方から指導やアドバイスを受け、軌道修正してもらえる環境が整っているのは、本当にありがたいです。
あと、私は週に3日ほど在宅しているのですが、フレキシブルな働き方ができることも魅力です。在宅勤務も可能ですし、「時差BIZ」といって、勤務時間を前倒しできたり、時間単位で有給を取得できたりと、働きやすさに繋がる制度が整っています。
特に、お子さんがいらっしゃる方は、1時間だけ時間休を使い、お迎えに行ったりもしていますよ。
それと、社食もオススメしたいですね(笑)リーズナブルでおいしいので、社員からも人気なんです。
カシオ計算機で叶えたい目標
――カシオで働く上での、今後の目標を教えてください。
商品企画は関わる部門が多くあります。そこで重要なのが、それぞれの部門の担当者と、共通の方向を向いてモノづくりをすること。そこが少しでもずれてしまうと、製品の方向性も大きく変わってしまいます。ユーザーのみなさんに喜んでもらえる時計をお届けするためにも、関わる人を巻き込み・協力し合いながらより良いモノづくりを目指していきたいです。
カシオは今まで、“G-SHOCK”ではタフさで時計の常識をくつがえし、電子ピアノでは市場に新しい文化を創造しました。なので、自分が担当している“ClassPad.net”でも学習アプリの従来の価値観を変えられるような、キラーコンテンツを生み出していきたいです。
これまでに電子辞書や関数電卓の営業担当をしてきましたが、今後は時計や楽器などにも携わっていきたいです。カシオを今以上に多くの人々に使っていただけるよう、カシオ製品の良さを世界中に伝えていきたいです。
風通しが良く、チャレンジしやすい環境が整っているカシオ。フレキシブルに働けるような制度のほか、業務の支援にも役立つ研修など人生のキャリアを考えるうえでの制度も整っています。また、若手にも十分に裁量権が与えられるので、やりがいや達成感を人一倍感じることができそうです。
今回、3人から聞いたような環境で働いてみたい……と考えている人はもちろん、業務内容についてもっと知りたくなった人はカシオの採用ページをのぞいてみてはいかがでしょうか?
カシオ計算機株式会社
「創造 貢献」の経営理念のもと、これまでにない斬新な働きを持った製品を提供し、社会貢献を実現しています。新しい働きを持った製品は、社会を進歩させ、新しい文化を生み出す源です。同社は、製品やサービスの提供を通じて、さまざまな側面から社会に貢献していきます。