神田外語大学の学食「アジアン食堂『食神』」に潜入! 本格アジア料理を満喫【全国学食MAP】
こんにちは! 都内を中心にさまざまな学食を巡っている早稲田大学学食研究会です。
みなさんは言霊(ことだま)って知っていますか? これは、発した言葉が現実に影響を及ぼすという考え方です。たとえば、植物によい言葉をかけ続けると成長が早くなると聞いたことがありませんか? 科学的に証明されているものではありませんが、あれは一種の言霊の力を利用していると言われています。言霊は奈良時代の文献にその存在が記述されており、古事記や万葉集にも登場しています。日本では古くから言葉の持つ力が信じられてきたんですね。
そんな古来からの教え同様、言葉の持つ力を重んじ、≪言葉は世界をつなぐ平和の礎≫を理念としている大学が神田外語大学です。世界各国の言語を学問として扱うだけあって、神田外語大学にはたくさんの留学生がいます。なかでも、アジア系留学生たちの憩いの場となっている場所がアジアン食堂『食神(しょくじん)』。全国でも類を見ないアジア料理専門の学食とは、一体どのようなものなのでしょうか?!
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キャンパス&学食の外観
神田外語大学はJR京葉線「海浜幕張駅」から徒歩15分、JR総武線・京成電鉄「幕張本郷駅」から1.バス15分2.バス8分、京成電鉄「幕張駅」から徒歩15分の場所に位置しています。幕張と言えば、日本最大級のイベントホールである幕張メッセが有名ですよね。海浜幕張駅から出発し、幕張メッセとは真反対の方向へしばらく歩くと到着です。
正門から入り、左のほうへ進むと今回お目当ての学食「食神」があります。
実はアジア料理専門の学食は、我々学食研究会の知る限り、ここ「食神」だけなんです! はたして、どのようなアジアン料理が待ち構えているのでしょうか。
学食の内観
一歩学食の中に足を踏み入れると、そこは異世界そのもの。中国、韓国、インドネシア、ベトナム、タイの各国にちなんだ装飾で雰囲気たっぷりの内装となっています。
たとえば、この屋台。各国の調理器具などが置かれていて、その国の文化を感じ取ることができます。
また、タイの名物タクシーであるトゥクトゥクが展示されていたり
テーブルもアジア各国をイメージしたものです。
ちなみに席数は約290席あり、平日は昼食時でも比較的空いています。
メニューについて
基本的にエスニックなアジアン料理が中心ですが、日本食もあります。たとえば京風うどん・そば(200円)や豚骨ラーメン(300円)、からマヨ丼(390円)など。なんといってもここ『食神』のメニューは安い! ワンコインあればメインディッシュ+サイドディッシュに加えてデザートまで付けられちゃうんです!
取材当日のデザートはマンゴープリンとタピオカココナッツミルクの2種類があり、なんとどちらも100円! この安さだとつい手が伸びてしまいます。
また「食神』はイスラム教徒のためのハラールメニューにも対応している、これまた数少ない学食です。
残念ながら我々が訪問した日は、イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を断つ「断食月(ラマダン)」だったので、ハラールメニューの提供はありませんでした。じゃあイスラム教徒の学生は断食期間に「食神」を利用できないの?! と思うかもしれませんが、そこはしっかり配慮されていて、断食期間中の土曜日はディナー限定でイフタール料理(断食月の日没後に食べる、断食明け専用の料理)が用意されているのです。おそらくイフタール料理に対応している学食は日本で唯一ここだけではないかと思います。