シェイクスピアの名言30選! 英語の名言・短い名言もたっぷり紹介

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最も偉大な劇作家といわれるウィリアム・シェイクスピア。『ハムレット』『マクベス』『オセロ』など、シェイクスピアの名作の数々は現在も上演され、その魅力は失われていません。今回は、シェイクスピア作品に登場する有名なフレーズをご紹介します。

最も偉大な劇作家の1人といわれるウィリアム・シェイクスピア。『ハムレット』『マクベス』『オセロ』など、シェイクスピアの名作の数々は現在も上演され、その魅力は失せることがありません。今回は、シェイクスピアの作品に登場する有名な名言をご紹介します。

『ハムレット』の名言2選

『ハムレット』は、デンマークを舞台としたシェイクスピアの悲劇。先代の王の息子ハムレットが復讐(ふくしゅう)を誓い、狂人のふりをしてクローディアスを暗殺する内容を描いています。

「生きるべきか死すべきか、それが問題だ」

“To be, or not to be: that is the question.”
ー「生きるべきか死すべきか、それが問題だ」

⇒『ハムレット』第3幕第1場より

『ハムレット』は、王である父親を毒殺して王位についた叔父への復讐劇で、『オセロ』『マクベス』『リア王』と共にシェイクスピアの4大悲劇とされています。

ハムレット王子は、父王が叔父クローディアスに殺されたことを知り、さらに母がその叔父と再婚したことに苦悩します。

この苦悩を抱えたまま生きるのか。それとも復讐(ふくしゅう)して相手と共に果てるのか。進むべき道に迷うハムレット王子の独白は、世界的に有名なセリフではないでしょうか。

ちなみに坪内逍遥先生は「世にある、世にあらぬ、それが疑問ぢゃ」と訳されており、他にもさまざまな訳のバリエーションがあります。

「ホレイショー、天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」

“There are more things in heaven and earth,Horatio Than are dreamt of in your philosophy.”
-「ホレイショー、天と地の間にはお前の哲学などには思いもよらぬ出来事があるのだ」

⇒『ハムレット』第1幕第5場より

先王の亡霊に驚いたホレイショーが「O day and night,but this is wondrous strange! 」(おぉ、なんて不思議なことだ!)と叫んだことに対して、ハムレットが上記のセリフで答えます。

『お気に召すまま』の名言2選

『お気に召すまま』は、魅力的な登場人物が数多く登場し、機転の利くセリフ回しやハッピーエンドが心地よいシェイクスピアの喜劇です。

「この世は舞台、人はみな役者だ」

“All the world's a stage,
And all the men and women merely players.”
-「この世は舞台、人はみな役者だ」

⇒『お気に召すまま』第2幕第7場より

上の一節は脇役であるジェイクイズが放つセリフ。ジェイクイズは、宮廷を追われアーデンの森に移り住んだ前公爵に仕える人物です。

ちなみに、森の中で前公爵は「不幸なのは我々だけではない。この世という広大な劇場では、もっと悲惨な見世物が演じられている」と語っており、その直後に上の名セリフが登場します。

「逆境が人に与える教訓ほどうるわしいものはない」

“Sweet are the uses of adversity”
-「逆境が人に与える教訓ほどうるわしいものはない」

⇒『お気に召すまま』第2幕第1場より

こちらは、アーデンの森で暮らす前公爵が語る言葉です。

人生ではしばしば逆境であるほど得るものが多く、思い通りになっているときほど案外落とし穴がある、という人生訓ですね。

宮廷での華やかな生活から一変、まさかの森での生活は「逆境」そのものだったでしょう。しかしその逆境の中にも、前公爵は光を見出します。森の中には、嫉妬に満ちた朝廷内の争いがないからです。

『マクベス』の名言3選

『マクベス』は、先ほどのハムレットと並ぶシェイクスピア4大悲劇の1つ。

分かりやすいストーリーでこれまで何度も演じられ、日本語訳も数多く出版されてきたシェイクスピア円熟期の悲劇です。

「明日、明日、また明日と、けちな歩みで日々が過ぎ、定められたとき、最後の一節にたどり着くのだ」

“Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow.
Creeps in this petty pace from day to day
To the last syllable of recorded time.”
ー「明日、明日、また明日と、けちな歩みで日々が過ぎ、定められたとき、最後の一節にたどり着くのだ」

⇒『マクベス』第5幕第5場より

『マクベス』が書かれたのは17世紀のこと。11世紀に実在したスコットランド王マクベスがモデルとなっている作品です。

王位を奪い取ろうとしたマクベスは、自分の犯した罪におののきながら転落人生を歩むことになります。

「どんなに長くとも夜は必ず明ける」

“The night is long that never finds the day”
ー「どんなに長くとも夜は必ず明ける」

⇒『マクベス』第4幕第3場より

こちらは『マクベス』内に登場する、マルカムのセリフです。

マルカムは、マクベスに父親を殺され、復讐(ふくしゅう)を果たさんとする人物。

マクベスを殺さねば夜は明けない、だがそのときはきっと来る、とその決意を語っているのです。

引用されることが多い有名なセリフです。

「うぬぼれこそが何より大敵なのよ」

“And you all know, security/Is mortals’ chiefest enemy.”
ー「そうさ、生き身の人間、うぬぼれこそが、何より大敵なのよ」

⇒第3幕第5場より

『マクベス』の世界だけでなく、私たちの仕事や勉学も、油断大敵。人生の中でいろいろなことに当てはまりそうな教訓です。

『オセロ』の名言2選

『オセロ』もシェイクスピアの4大悲劇の1つ。策士に騙され、嫉妬に狂ってしまう将軍オセロの話です。

「過ぎた不幸を嘆くは、新しき不幸を招く近道なり」

“To mourn a mischief that is past and gone is the next way to draw new mischief on.”
ー「過ぎた不幸を嘆くは、新しき不幸を招く近道なり」

⇒第1幕第3場より

過去に起こった不幸を嘆いてばかりいると、人はどんどん不幸になってしまう

過去のことにとらわれ過ぎず、頭を切り替えて前を向いて進んでいくことの大切さを表すフレーズだといえるでしょう。

「避けがたき不幸も、これを忍べば、やがてこれを笑うことができる」

“Even the unavoidable misfortune can be laughed at in due course if you put up with it.”
ー「避けがたき不幸も、これを忍べば、やがてこれを笑うことができる」

⇒第1幕第3場より

「忍ぶ」とは「我慢する」という意味。

つらい目にあったとしても、我慢して切り替えていくことで、いつか笑える日が来る、といった意味でしょう。

どんな失敗や恥ずかしいことがあっても、日々を前向きに生きる上で覚えておきたい言葉ですね。

『リア王』の名言2選

『リア王』は、シェイクスピアの4大悲劇のうちで一番壮大な構成を持つと言われている作品です。

「人は泣きながら生まれる。このあほうどもの舞台に引き出されたのが悲しくてな」

“When we are born, we cry that we are come
To this great stage of fools.”
ー「人は泣きながら生まれる。このあほうどもの舞台に引き出されたのが悲しくてな」

⇒『リア王』第4幕第6場より

悲劇『リア王』は、黒澤明監督の映画『乱』のモチーフにもなった戯曲です。

『リア王』では古代ブリテンを舞台に、高齢のリア王が3人の娘たちに国を分け与えようとしますが、上の2人の娘の口先だけの愛を信じて裏切られてしまいます。

上のセリフは、自分の誤断から苦境に立たされたリア王が語る言葉。

厭世(えんせい)的であると同時に非常に達観しているとも思えるような言葉です。 

「『今が最悪の状態』と言える間は、まだ最悪の状態ではない」

“The worst is not, So long as we can say, ‘This is the worst.”
ー「『今が最悪の状態』と言える間は、 まだ最悪の状態ではない」

⇒『リア王』第4幕第1場より

人生で厳しい状況に立たされている、「今が最悪だ」と口に出しているうちは、まだまだどん底ではないというシェイクスピアからのメッセージかもしれません。

厳しい状況に置かれた時は、この言葉を思い出して自分を励ましたいですね。

『ヴェニスの商人』の名言2選

『ヴェニスの商人』 は、ヴェニスに住むバサーニオが、富豪の娘ポーシャに求愛しに行くための資金援助を親友の商人アントーニオに求める話です。

「この世は1つの世界だよグラシアーノ、誰もが自分の役をこなさなきゃならない舞台なのさ。僕のは悲しい役だよ」

“I hold the world but as a world, Gratiano,
A stage where every man must play a part.
And mine a sad one.”
ー「この世は1つの世界だよグラシアーノ、誰もが自分の役をこなさなきゃならない舞台なのさ。僕のは悲しい役だよ」

⇒『ヴェニスの商人』第1幕第1場より

どこか達観したような雰囲気が印象的なセリフです。

「外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない」

“So may the outward shows be least themselves:The world is still deceived with ornament”
ー「外観というものは、一番ひどい偽りであるかもしれない。世間というものはいつも虚飾にあざむかれる」

⇒『ヴェニスの商人』第3幕第2場より

シェイクスピアは外観を「一番ひどい偽り」と表現しています。

見た目は人間の本質を表しているとは限らないのに、見た目にだまされてしまうことはあるかもしれません

外観だけで判断する危険性と、内面を見抜くことの大切さは、今も昔も全く変わらないといえるでしょう。

【番外編】シェイクスピアの短い名言17選

ここからは、短くても胸に響くシェイクスピアの名言を、作品問わず一挙に紹介します。

ー「安心、それが人間の最も近くにいる敵である」
ー「不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そこに重くのしかかる」
ー「輝くもの必ずしも金ならず」
ー「期待はあらゆる苦悩のもと」
ー「成し遂げんとした志をただ1回の敗北によって捨ててはいけない」
ー「賢明に、そしてゆっくりと。速く走るやつは転ぶ」
ー「言葉が役に立たないときには、純粋に真摯な沈黙がしばしば人を説得する」
ー「悪口を言われて我が身を正すことのできる人間は幸せと言うべきだ」
ー「楽しんでやる苦労は、苦痛を癒やすものだ」
ー「お前は、他人の中にある自分と同じ欠点をむち打とうとするのか」
ー「備えよ。たとえ今ではなくとも、チャンスはいつかやってくる」
ー「過失の弁解をすると、その過失を目立たせる」
ー「天は自ら行動しない者に救いの手を差しのべない」
ー「愛は万人に、信頼は少数に」
ー「何もしなかったら、何も起こらない」
ー「暗闇はなく、無知があるのみ」
ー「正直なほど富める遺産はない」

まとめ

シェイクスピアの作品は原文を読んでみると、そのうつくしい響きに驚かされることが多いものです。

もし一度も原文を読んだことがなければ、ぜひ一度シェイクスピアの本を手に取ってみてください。自分ならどう訳すかを考えながら読むと、とても面白いですよ!

そしてシェイクスピアの名言からは、時代を超えても変わらない人間の本質を垣間見ることができます。

気に入った名言があれば胸に刻み、「人生の教訓」にしていきましょう!

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