あなたはどのタイプ? 自分に合ったインターンの選び方 3ページ目
■業務補助タイプ
期間が1週間~長期にわたり、社員から指示を受けて実務補助に携わるタイプのものです。企業利益に関わる実務をする場合は、給料を支払う必要があるのがインターンシップの決まりなので、有給インターンであることが一般的です。 受け入れ人数が限られるうえに、就活本番と同じような高い基準で選考プロセスが設けられていることが多い特徴があります。
こんな人におすすめ!
・インターンのために週3日以上の時間を割くことができる人
・興味のある業界や仕事についてギャップがないかも含めて理解したい人
・相性のよい企業や仕事であれば、そのまま入社先として考えたい人
―― 選抜されれば、いちばんリアルに仕事に関わることができます。また実際にオフィスの中で働くこともできる場合があるので、働くイメージをかなり具体化することができます。週3日はあくまで目安ですが、ある程度まとまった時間を確保して力を注げるようにしたほうが、できることや任されることが増えて経験が増えます。
「業務補助タイプ」のインターンで得られること
本番の就職活動よりも先に選考の体験ができることです。このタイプは、選考がしっかりあるので、応募書類を書いたり、面接を体験できたりします。企業によっては、インターン後に本選考へ優先的に進める可能性もあり、インターン生から毎年採用している企業もあります。ただし、仕事を任されるため責任も発生します、どの程度関われるのかを選考段階で企業と確認しましょう。
ここでは3つのタイプに分けて紹介しました。詳しい内容は企業の募集情報を見て説明会や選考でよく確認してみましょう。何を目的として、どの程度インターンシップに参加するのかを考えて選ぶと、自分の求めていた体験がきっとできるはずです。限られた期間でも充実したインターン経験をして「考えたこと」「学んだこと」「語れること」を増やしていきましょう。
文●井上真里(就活モード:http://www.syukatsu-mode.jp/)
キャリアアドバイザー。東証一部上場の住宅メーカー・IT企業で中途・新卒採用に携わる。これまでにのべ6,000名以上にセミナーやプレゼンテーションを行い、2,000名以上の面接を担当。現在は自身が講師をつとめる就活スクール「就活モード」を中心に活動。全国の高校生・大学生を対象に面接トレーニング、キャリアのマンツーマン指導やセミナーを多数開催している。