2019年07月07日 更新

じゃがいもは常温保存が基本。正しい保存方法で長くおいしくを楽しもう

じゃがいもの正しい保存方法について紹介していきます。じゃがいもは肉類や魚介類、ほかの野菜とも相性がいい使い勝手のいい野菜です。しかも長期保存できるので、一人暮らしで自炊をしている人にとってはありがたい食材でもあります。しかし、間違った方法で保存すると芽が出たり、腐らせたりしてしまうことも。保存しすぎて食べられなくなっていたなんてことにならないように注意です。

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じゃがいもの正しい保存方法とは? 場所別に解説

常温保存の場合

じゃがいもは冷暗所での保存が良いとされており、寒い時期なら 2~3カ月保存が可能です。
保存する時は土をよく払い、新聞紙で包んで 、風がよく通る、日の当たらない所に置きましょう。または、段ボール箱や紙袋などに入れておくのもいいでしょう。

ただし、気温と湿度が高い夏場は、じゃがいもが腐る可能があるので、常温保存は控え、冷蔵庫での保存をおすすめします。

冷蔵庫の場合

前述したように気温の高い夏場であれば、じゃがいもは冷蔵庫に入れます。しかし、温度が低すぎると傷みが早くなってしまいます。 じゃがいもの保存に適した温度が5℃前後。
冷蔵庫の中は冷蔵室は0~5℃、野菜室は5~10℃に基本設定されているので、野菜室がある冷蔵庫であれば、野菜室に入れるのが望ましいです。

加えて、じゃがいもは過度の乾燥も嫌います。冷蔵庫で放っておいて、気が付いたら皮がシワシワになっていた、という経験がある方もいるかも知れません。冷蔵庫は野菜室、冷蔵室ともに乾燥しやすいので、そのまま入れてはいけません。
冷蔵庫で保存する場合は、新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、湿気がこもらないように口を軽くしめます。こうすれば、野菜室で1カ月ほど保存が可能です。ただし冷蔵室の場合は、同様に保存しても温度が低すぎるので、早めに食べきる方がよいで しょう。

冷凍庫の場合

じゃがいもは水分が多いので、冷凍庫に入れて保存すると、解凍した時に中身がスカスカになってしまい、調理してもおいしくなくなってしまうことがあります。
基本は調理後のものを冷凍するようにし、どうしても生で冷凍したい場合は「細切り」にしてから冷凍します。凍ったまま炒めればシャキシャキした食感を残せるので、おすすめです。

長期間保存しておくコツ

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発芽しにくい場所で保存する

じゃがいもに長時間光が当たると光合成をして皮が緑色になる「緑化」が始まります。緑化が進むと味も落ち毒素も出るため、 できるだけ光が当たらない所に置きます。
蛍光灯でも緑化が進むので、保存する場所が決まったら、新聞紙で包むか、箱に入れて新聞紙で覆い光を遮断します。

冷凍保存する際はあらかじめ加熱する

じゃがいもは生のままでは冷凍に向きませんが、電子レンジで加熱したり、ゆでたり蒸したりして火を通せば、冷凍保存が可能です。
とはいっても、丸ごと冷凍すると食べる時に食感が悪く解凍にも時間がかかります。そのため、加熱したら小さくカットするか、マッシュ状にしてから冷凍庫に入れるのがおすすめです。

マッシュポテトにして保存する

マッシュポテトは冷凍保存しやすく調理のときもポテトサラダやポタージュなどにすぐ使えて便利です。
マッシュポテトにする場合は 、皮をむいたじゃがいもをしっかりと加熱してよく潰し、冷まします。これを薄く平らにしながらフリーザーバッグに入れて、空気を抜いて冷凍庫に入れます。

あれば金属トレーにのせて冷凍庫に入れると、急速に冷凍できて味が落ちにくくなります。量が多い時は、ラップで小分けにしてからフリーザーバッグに入れるといいでしょう。冷凍した場合の保存期間は約1カ月です。
使う時は前日に冷蔵電子レンジで加熱してから使いましょう。

冷暗所がない場合は段ボール箱に入れておくだけでOK

部屋に冷暗所がない場合は、湿気を吸収する新聞紙を段ボール箱に敷いて、じゃがいもを並べ、風通しの良い所に置きましょう。段ボール箱のふたは少しだけ開けておき、光が当たって発芽しないようにじゃがいもの上には新聞紙をかぶせておきます。

じゃがいもを保存する時の注意点

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じゃがいもは基本的には 長期保存できる食材ですが、保存の仕方が悪かったり、時間が経ちすぎたりすると劣化していまいます。乾燥してシワシワになったものやあまりに芽が出ているものは処分した方がよいでしょう。

また、発芽した じゃがいもの芽や緑化した部分 には毒素の一種であるソラニンという成分が含まれています。もしあれば、必ず芽とその周りの部分は深めに取り除き、皮が緑色になっている部分は厚めに皮をむいてから使いましょう。

まとめ

じゃがいもは調理方法がたくさんあり、常温で保存ができるので、一人暮らしにはおすすめの食材です。また、比較的一年中安く買えるため、賢く使えば節約にもつながります。
ぜひ、正しい保存方法をマスターして、上手に保存しながら、おいしくじゃがいもを使い切りましょう。
監修:貞本紘子
料理家。食育アドバイザー、幼児食アドバイザー。
岐阜県にて家庭料理、パン、ケーキの教室「colette」を主宰。 少人数制、初心者にも分かりやすく丁寧な指導で生徒数は6年間で述べ5500人。 「おうちご飯をもっと楽しく!」をモットーに活動中。 ブログ https://ameblo.jp/colette-cooking/

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