【会社の疑問】「CEO」「CIO」「COO」……どう違うの?

【会社の疑問】「CEO」「CIO」「COO」……どう違うの?

2015/06/23

お役立ち情報

【会社の疑問】「CEO」「CIO」「COO」……どう違うの?

1997年、ソニー株式会社において、日本で初めて導入されたのが「執行役員制度」です。

この制度は、全体の経営方針の決定と監督を担う意思決定機関である取締役会と、取締役会にて選任される各分野の責任者を決めて、実務レベルでの意思決定を迅速にしようとする目的で業務を執行する役員を分離するというものです。それぞれの役割に専念することによって日常の業務執行の迅速化が図られることを期待し、日本の大企業が活発に導入するようになりました。

また最近では、企業経営に参画できるチャンスとし、それに伴う報酬制度や大幅な権限の委譲を行うことを目的に中小企業でも導入する企業が増えてきました。大企業のようによりよい経営や法令遵守の実現のためというよりは、人材の流動化の歯止めとして採用する企業が多いように思います。

さて、この新しい制度のために、肩書が増えました。それぞれの権限を明確にするための呼び方です。

「CEO」とは、最高経営責任者です。業務執行を統括し、法人の経営に責任を負う役割と権限があります。「代表取締役社長兼CEO」というのは、会社の代表者であり、かつ経営の最高責任者であるあることから、事実上のトップであるということです。

「COO」とは、最高執行責任者です。並べるとわかりやすいと思いますが、「CEO」は経営全般の責任者。「COO」は、いくつかある業務執行を統括し、責任を負う役割と権限があります。実際の業務内容としては、営業部門の核となる事業分野において最高統括者となることが多いようです。

「CTO」とは、会社の技術的な役割を担う最高技術責任者です。戦略的な技術的方向性を決定することや、研究開発の監督を行います。

「CIO」とは、情報に関する資源を統括する最高責任者です。個人情報保護法を遵守するために、「CIO」が活躍する企業が多くなりました。

「CFO」とは、財務のスペシャリストが担うことが多い最高財務責任者です。日本の企業では、財務部長、財務本部長を、「CFO」と呼ぶことがあります。

それぞれの肩書を示すアルファベットの真ん中の文字を覚えると、その役割を記憶しやすくなります。

CEO(Chief Eexecutive Officer)→最高経営責任者

COO(Chief Operations Officer)→最高執行責任者

CTO(Chief Technical Officer)→最高技術責任者

CIO(Chief Information Officer)→最高投資責任者

CFO(Chief Financial Officer)→最高財務責任者

このほか、「CHO(Chief human Officer)→最高人事責任者)の確立などを目指す企業もあるようで、日本独自の権限を委譲して、効率化を図りたい企業が増えているようです。


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竹内和美さんプロフィール(http://profile.ne.jp/pf/takeuchi-kazumi/)

研修講師。高校卒業後(株)松坂屋名古屋店に入社し、販売・秘書・広報の業務に就く。1999年「オフィス・ウィズ」を設立。企業研修・転職・就職支援、コーチングなどの各事業を次々と開始。ロールプレーイング中心の実践型研修やキャリアカウンセリングに定評があり、企業や個人からの講師依頼も多数。

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