会社志望動機は、「他社ではなく貴社に入社したいです!」とアピールするものです。よって、比較対象となる2社以上の企業研究が必要になります。「貴社のことしか知りませんが、是非入社したいです」は志望動機とは言えないと心得てください。
今回は、エントリーシートの志望動機の書き方を解説します。
1.「志望動機」を読む企業側の考え
まず企業は、「素晴らしい貴社に入社したいですというようなことを、20~30社には言っているのだろう」という前提で読みます。そして、それは就活生ならば当然のことと受け入れています。
選考で重視するのは、「妥当な取捨選択の中で当社を選んでいるか」と「育てることを前提にして、採用したいと感じる内容か?」です。
例えば、「小さい頃から貴社のお菓子が大好きです。よって入社したいです」では、「取捨選択レベルが物足りないし、こんな理由しか思いつかないようでは、育成に時間も手間もかかりそう」と採用側は感じます。これでは書類選考は通過できません。
「この商品はお奨めです。素晴らしい理由は……」
「部長、このアイデアは有望です。有望な理由は……」
仕事の現場でのコミュニケーションでは、相手が納得するだけの理由が求められます。重要なのは理由に説得力が伴っていることです。採用活動も企業にとっては重要な仕事の一部。志望動機にも説得力が重要になるのはあたりまえです。(ESはコミュニケーションシートとも呼ばれます)