就活では、たくさんの履歴書を送ることになります。今回は「郵送する場合」「メールで送付する場合」「持参して応募する場合」と、ケース別に分けてご紹介。ぜひ参考にしてみてください。
就活の履歴書を郵送する場合の注意ポイントを、下記3つに分けてご紹介します。
履歴書を送る場合、送付状やエントリーシートを同封するケースが多いと思います。その際は、それぞれの書類が何枚あるのか忘れずに送付状に記入しましょう。
封筒のサイズは「A4」サイズの書類を折らずに入る、「角型2号」サイズ(240×332mm)ものを選びましょう。色は「白」が一般的にはよく使われているようです。また、封筒自体にも折れ目や汚れができないよう、取り扱いには注意が必要です。
同封書類は、上から「送付状」「履歴書」「エントリーシート」の順になるように重ねて、水濡れや折れ目がつかないよう、クリアファイルに入れてから封筒に入れてください。そうすることで、先方に届いたときにも、きれいな状態で見てもらうことができます。
また、封筒に記入する際は黒のサインペンを使いましょう。表面には、郵便番号から住所、会社名・部署名・お名前(採用ご担当者様でも可)を書いてください。さらに表面の左下には赤のサインペンで、縦書きに「履歴書在中」、エントリーシートなど別の書類も含んでいる場合は「応募書類在中」と書き、四角囲みをして提出しましょう。
裏面には、郵便番号から住所・大学名・学部学科名・学年・名前を記入し、日付も明記しておいてください。このことにより、万が一郵送が遅れた場合にも、自分が提出した期日を証明することができます。
履歴書は締切期日に対して余裕を持っておくることが肝心です。また、送付書類の重さによって料金が不足する場合もありますので、郵便局の窓口から送ると安心ですよ。
就活の履歴書をメールで送付する場合は、ビジネスメールのマナーに従ってください。本文では、宛先、氏名、用件を簡潔にし、わかりやすさを意識することが大事です。またわかりにくい件名も避けた方が無難です。
手渡しする場合は、クリアファイルに入れて、取り出しやすいようにしておいてください。また、水濡れや汚れなどを防げるよう、ケースや鞄に入れて持ち歩くのがおすすめです。相手へお渡しする際は、お辞儀をして「宜しくお願いいたします」と一言付け加えましょう。
今回は、就活で役立つ履歴書の送り方を、タイプ別にご紹介しました。ただ、どの場合もきちんとマナーを守って、受け取る方への心遣いを忘れなければ大丈夫。皆さんも、スムーズな就活エントリーを実現してくださいね。
・高下 真美(たかした・まみ)
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て退職。現在は企業の採用HPインタビュー・執筆、就職・転職ノウハウ記事を執筆するフリーライターとして活動中。