パンプスを選ぶときに注意するポイントや試着のポイントもわかったところで、就活に最適なパンプスの色・素材と形をご紹介していきます。
色はどんなスーツにも合う黒や濃紺などを選びましょう。黒や濃紺などの暗い色はホコリ、こすってしまった汚れなどが目立ちますので、きちんとメンテナンスをして履くようにしてください。よいパンプスを手に入れたところで、汚れているものでは清潔感がなくなってしまいますので注意しましょう。
次に形ですが最近流行りのポインテッドトゥなどではなく、ラウンドトゥのパンプスを選びましょう。就活中でもおしゃれがしたい方もいるかと思いますが、歩きやすさとフォーマルさを感じさせてくれるのはラウンドトゥです。
また、甲にかかる部分の浅さですが、指が隠れるものがおすすめです。指が少し見えるものはセクシーな印象を与えるので、フォーマルな場にはふさわしくありません。
素材については本革か合皮など履いてみた感触で自分に合うものを選んでください。エナメルなどは汚れにくいので便利ではありますが、ツヤがありすぎて就活には不向きです。また、ツイードやラメのような光沢が入ったものなどは控え、革の自然なツヤがあるもの、あるいはスムースな(つや消しのように見える)素材のものを選ぶのが無難です。
同じ革でも硬い部分の革を使っているパンプスもあれば、非常に柔らかいヤギ革や豚革などを使用しているものもあります。履き比べをして、自分の足にフィットするものを選びましょう。
既に外反母趾や内反小趾(小指側の外反母趾のようなもの)になっている場合は、硬い素材のものを履くと症状が悪化してしまいます。柔らかいもの、あるいは痛い場所に当たらないデザインのものを選ぶようにしてください。
ヒールの太さと高さのおすすめポイントをご紹介します。ヒールの高さは3cmから5cm程度、太さはマンホールの穴に入らない程度の大きさで歩くときにぐらつかないものを選びましょう。
太いヒールがおすすめとはいえ、最近流行りのチャンキーヒールなどはファッション性をアピールしてしまうため、就活には不向きです。スーツにも似合わないデザインとなりますので注意しましょう。これらのポイントを押さえて、歩きやすく快適な履き心地のパンプスを手に入れてください。
第一印象を大きく変える可能性のある、就活パンプスの選び方をご紹介しました。社会人になればパンプスの選び方も慣れてくるので、簡単に自分に合うものが選べるのですが慣れていない間は難しいもの。でもこれらのポイントを押さえれば、自分に合った就活パンプスを簡単に選べます。
母親と同じような足の形をしている場合は、母親がいつもパンプスを選ぶときに気をつけているポイントなどを聞いてから買いに行くのがおすすめです。最初から履き心地のよいものを選べますよ。就活に最適なパンプスを選んで、好印象を与えられる就活生になってくださいね。
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとし