就活の履歴書やエントリーシート(ES)で、必須事項であることが多い自分の長所。合わせて短所を書くところも多いですね。今回はこの長所と短所の捉え方を解説していきます。長所はいいところしかないと思う人もいるかもしれませんが、人によってはその長所が短所に見えているかもしれません。長所と短所はつねに同じもので、見え方や伝わり方でどちらかに分かれています。
自己分析の過程で自身の「長所」「短所」を見つめ直すと、新たな発見に出会うことがあります。「長所」を裏返すと「短所」が、「短所」の裏から「長所」が表れてくるものです。物事は、見る角度・伝え方・受け取り方、発信・受信する人の性質やトーンによって、受ける印象が変わります。「長所」「短所」についても同様の側面があります。
例えば、
■長所……「一つのことに打ち込むことができる」人は、
その裏返しとして
■短所……「視野が狭い・柔軟性に乏しい」と考えることもできます。
■長所…… 「思考が深い」という人は、
その裏返しとして
■短所……「考えすぎて 、なかなか行動に移せない」のかもしれません。
■短所……「ミーハーで飽きっぽい」という人は、
その裏返しとして
■長所……「情報に敏感で、好奇心が強い」ということもあるでしょう。
このように、捉える角度によって「長所」にも「短所」にもなる事例はあります。ですから、自己分析で短所ばかりに目がいく場合、一度裏返してポジティブな方向で考えてみてください。同じく短所が思い当たらない場合も、長所の裏側にどんなマイナス面が隠れているか考えてみましょう。
裏返しても長所につながらい短所もあります。例えば、時間にルーズで「約束や期限を守れない」などは致命的欠点です。このような欠点が思い当たる方は、この機会に必ず直しましょう。
長所も短所も理解することで、自己分析はずいぶんと進むはずです。ぜひトライしてみてください。
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