面接の際の入室は、一瞬ですが第一印象を左右する大切な場面です。人間関係では第一印象が大切だと言いますが、面接においてもそれは同じ。面接は入室の時点で始まっていると言っていいでしょう。ここで失敗してしまうと、後でその印象を取り返すことは難しくなります。そこで今回は、入室の正しいマナーを解説。入室の流れをマスターして好印象をゲットしましょう。
◆ノックから入室までのマナー
面接官の多くは、入室時点でその人のイメージをある程度つかむと言います。入室の際は1つ1つの動作を丁寧にするように心がけましょう。面接室のドアは必ずノックしてください。音は大きすぎず、小さすぎず、ノックは3回程度が適切です。もし最初からドアが開いていたらノックは不要ですが、「失礼いたします」としっかりあいさつをして入室しましょう。入室時では面接官とアイコンタクトを取るようにすると好印象です。また、ドアを閉めるときは面接官に完全に背を向けないように気をつけましょう。ドアは閉めるときも丁寧に、大きな音を立てないように気をつけてください。
よい印象を残すため、あいさつにも気を配りましょう。小さな声や暗いトーンの声は印象を悪くしてしまいます。入室してドアを閉めたら面接官のほうを向き、「本日はよろしくお願いいたします」と明るく、ハッキリとあいさつをしましょう。入室時だけでなく、入室前の返事も元気があるとよいです。控え室で名前を呼ばれたときも、「はい!」と元気よく返事しましょう。緊張すると、ついつい小声になりがちですが、日頃から明るい大きな声で話すように練習をしておきましょう。
元気よくあいさつをしたら、お辞儀をしてください。約45度の角度でお辞儀をし、一秒ほど間を置いて顔を上げると、礼儀正しさを伝えることができます。面接官に席を促されたら「はい」と言って座ります。何も言われなくとも焦らずに、「失礼します」と言ってきびきびと動きましょう。座る際には椅子の前を横切らないようににしましょう。座ってからは椅子には寄りかからず、背筋を正して若干浅めに座ります。手は膝の上に自然に置きましょう。座っている間にも、手足の先まで神経をとがらせ、明るい表情でいることを心がけましょう。
文・学生の窓口編集部