面接を成功させるためには自己PRだけでなく、志望企業についての詳細な知識を得ておくことも必要です。
面接官は必ずと言っていいほど、企業への志望動機を尋ねてきます。この質問は就活生の入社意欲を測るだけではなく、企業への関心を確認するためのものなのです。志望企業ですからある程度の情報は入手している人が多いものですが、志望企業の特徴や業績、業界での立ち位置など、一歩踏み込んだ情報を把握することを心掛けましょう。また、志望動機を尋ねられたとき、業界の動向をしっかりと踏まえた上で企業の方針で働きたいという考えを答えることは、入社意欲に真実味を持たせることができます。
その他にも、面接官は志望動機を通して就活生の人柄もチェックしています。例えば「安定した会社で働きたい」と「新人でも活躍できることに魅力を感じた」では、面接官に与える印象は異なります。面接官は企業の仕事観とマッチする人柄を確かめているため、会社の特徴を理由に入社を考えている場合、惹かれる理由を答えるだけではなく、何故その点に魅力を感じているのかをしっかり説明することが大切です。
なぜ、その企業を選んだのかという志望動機について磨きをかけることも、就活を成功させるためにか欠かせないことの1つです。
就活をするなかで、誰もが活躍したい場所や立場、注目している市場や業界といったビジョンを抱えていることでしょう。その意欲を、志望動機の肉付けに生かすことが大切です。企業の長所や方針を把握し企業の魅力に惹かれた理由を答えるのはもちろんですが、将来のビジョンを交えて語ることで、より説得力をもって伝えることができます。例えば「アメリカの市場に興味があり、御社はどの企業よりも国外に注力しているため、ここしかないと思いました」という論理構成で語ることで、入社意欲を明確にできるだけでなく、その企業を選んだ理由の説明にもなり、より説得力が増します。
また企業で働く未来への具体的なビジョンを持ち、伝えることも効果的です。「どういう目標を持ち」、「どんな部署で働き」、「どんな業務に携わりたいのか」という、入社後の考えを言葉にすることで、仕事に対する積極性をアピールすることができます。
大切なのは企業がどのような人材を求めているのかを考えた上で、自己PRや志望動機を通してどのような活躍ができるのかを伝えることです。
就活の面接を突破するための対策はいかがでしたか?就活の面接を成功させるためには、何よりも事前準備を万全に行うことが大切です。事前準備がしっかりできていれば、きっと自信をもって面接に挑めるはず。本番は、自分の魅力を十分に発揮するためにも、堂々と自身を持って面接に望みましょう。