「横浜から福山を経由して広島へ向かう夜行バスです。通常、バスは50人くらい乗れますが、このバスは14席しかありません。さらにオール個室です。各座席にはアロマディフューザーも完備されています。座席に使われているシートはNASAの理論に着目した、浮遊感を得られる作りになっているので、寝心地も抜群ですよ。実際に私も乗車しましたが、ぐっすり眠れました」
社内ではインターネットの利用も可能。トイレのほかにパウダールームもあるので、降車前の準備にも便利……って、まるでホテルみたいです!
「徳島~東京間を走っている夜行バスです。こちらも座席定員が12名の完全個室タイプになっています。一つひとつのシートの幅がすごく広く、座席はかなり深く倒れるようになっているので、快適に眠れます。また、液晶がついているのでテレビも楽しめますよ。パーテーションに使われている木材は徳島県産で、非常に温かみを感じられる内装になっているのも魅力です」
外装は可愛らしいピンクで女性に人気。繁忙期はすぐに予約でいっぱいになってしまうそうです。
「福岡~東京間を走るはかた号に、12月18日から新型車両が登場したのですが、そこのプレミアムシートがかなりすごいとバスマニアの間で話題になっています。まずシートが本革製。冬はヒーター、夏場は涼風を送る機能がついています。また、各座席にタブレットがついていて、自由に使えるんですよ」
ちなみに車両1台につき、プレミアムシートは4席のみ。予約を取るのが難しそうです!
就活の際に夜行バスを利用する予定の皆さん、参考になったでしょうか。安さももちろん重要ですが、安全対策が取れている会社かどうかの確認は忘れずにしてくださいね。また、快適さを重視するなら、最後にご紹介した豪華車両を利用するのもいいかもしれません。コストは倍以上かかりますが、その分快適なバスの旅を楽しめますよ。
文●北条マサ子(清談社)
取材協力/ひろしさん
バスマニア歴30年のブロガー。「夜行バス情報ポータルサイト The Night Express Bus」
http://night-express-bus.com/