面接で言うとアウトな志望理由3つ

面接で言うとアウトな志望理由3つ

2014/12/12

志望動機

面接

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面接試験の時に必ずと言っていいほど聞かれるのが「志望動機」。素直に自分の考えを述べることはもちろん大切ですが、伝え方を誤ると面接官の評価を下げてしまうこともあるようです。今回は人事コンサルタントの楠田祐先生に、面接では口にしないほうがいい志望理由を3つ教えてもらいました!

■「有名企業だから、大企業だから」
「『有名企業だから、大企業だから』とだけ伝えるのはよくありません。『寄らば大樹の陰』なんて言いますけど、組織が大きければ大きいほど、仕事をしない人間を特定しづらくなります。『どんな仕事がしたいか』ではなく、ただ単にネームバリューに惹かれているだけという状態だと『この人は組織に隠れて仕事をしないのではないか』と思われてしまう可能性もあるので要注意です」

■「研修や教育制度がしっかりしているから」
「人材育成に力を入れている会社は、研修や教育制度もしっかりしている場合が多い。しかし、それだけを志望理由にするのは避けたほうがいいでしょう。会社と学校は違いますし、企業は教育を施すためだけに人を採用するのではありません。「学びたい」という気持ちは大切ですが、常に受け身の人と主体的に学び取る人では、後者のほうを会社に迎え入れたいと思うはずです」

■「自分の好きな仕事ができそうだから」
「入社してすぐにやりたい仕事をやらせてくれる会社というのはほとんどありません。『好きな仕事ができそうだから』という理由は一見ポジティブな感じもしますが、企業側の方針とはミスマッチ。もし、好きな仕事をしたいと思うなら『将来的にやりたい仕事を任せてもらえそうだから』と伝えるといいでしょう」

企業の規模や社員教育、仕事内容など、どれも就活生にとっては気になる条件。ですが、これから社会人として働く以上、給料をもらうだけではなく、それに見合う労働力を提供することも必要。もちろん待遇や社風も会社選びの重要な要素ですが、自分がその企業に対して何ができるのかを考えてみることも大切です。

文●松原麻依(清談社)

楠田祐(くすだ ゆう)
中央大学大学院戦略経営研究科 客員教授(戦略的人材マネジメント研究所 代表)東証一部エレクトロニクス関連企業3社の社員を経験した後にベンチャー企業社長を10年経験。2009年より年間500社の人事部門を5年連続訪問。人事部門の役割と人事の人たちのキャリアについて研究。多数の企業で顧問も担う。主な著書は『内定力2016 ~就活生が知っておきたい企業の「採用基準」~』(マイナビ/2014年7月31日発売)1400円(税別)。

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