お祈りメール(不採用通知)には返信する必要はありませんが、場合によっては出しておいたほうが企業側もあなたもスッキリする場合があります。下記のようなケースでは、返信を送ってもよいでしょう。
例えば選考以外の場面で話を聞いてもらった場合や、選考に関してイレギュラーな対応をお願いした場合など、選考以外の部分で個人的に担当者と深いつながりがあった場合やご迷惑をおかけした場合などは、感謝の気持ちを込めてお祈りメールに返信を送ってもいいでしょう。
「この企業とのやり取りは終わったんだ」という気持ちの区切りをつけるために、返信を出しておきたいと考えている就活生もいるようです。お祈りメールに返信をすることが採用につながるわけではないため、自己満足でしかありませんが、その企業をすっぱり諦めて気持ちを切り替えるきっかけにはなるでしょう。
実際にお祈りメールに返信を送る場合は、下記の例文を参考に簡潔にまとめましょう。
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Re:面接の結果につきまして
株式会社〇〇 〇〇部〇〇様
いつもお世話になっております。
〇〇大学の〇〇です。
この度は御多忙の中、貴重な面接の機会を設けていただき、
誠にありがとうございました。
選考結果につきましては、謙虚に受け止め
引き続き就職活動に励んでいきたいと思います。
末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。
〇〇大学 〇〇
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基本的にタイトルはそのままで「Re:」を付けて返信という形が良いでしょう。また、ここで恨みつらみを言っても意味がありませんので、担当者や企業を責める内容ではなく、時間を割いてくれた事へのお礼を述べておくといいでしょう。
お祈りメール(不採用通知)が来た時点でその会社との縁は終了です。だからこそ開き直って「どのような点が至らなかったのでしょうか」と返信メールでいろいろと聞いてみることもできなくはないでしょう。ただし、企業側も不採用になった学生ではなく、先に進んだ学生の相手をしなければなりませんので、返信が来ない可能性もあります。
基本的にはお祈りメールへの返信は送らなくてもいいものです。そのことを理解したうえで、やはり返信を出したい、と感じた場合は失礼がないよう、感謝の気持ちを伝える簡潔なメッセージを送りましょう。