学生であれば、就活をする時に履歴書に「卒業見込み」と書くことでしょう。また入社試験などによっては卒業見込証明書の提出が求められることもあります。
ですが、この「卒業見込み」の意味や使い方について正しく理解しているでしょうか? 実は、間違った使い方をしていたかも。ここではそんな「卒業見込み」について触れていきます。
■「卒業見込み」の意味合いって?
「卒業見込み」はその文字の通り「卒業が出来る前提があって、留年などをせずその年に卒業が出来る見込みがある」と言う時に使うことが出来る言葉です。大きく分けると以下のようなルールになります。
・大学4年生の前期で必修単位や選択単位を落として後期では挽回をすることが出来ない場合
・大学4年生で、卒業に必要な単位を取得して卒業が出来ることが確定している場合など
大学生のみなさんの現在の状況は当然「在学中」となりますが、新卒就活をする際の履歴書には「卒業見込み」と書くのがルールになります。就活をまだ始めていない1、2年生が使えないのはもちろんですが、例であげたように単位などが足りなくて留年をしてしまいそうな人が「卒業見込み」と履歴書に書くのもアウトになってしまいますので注意して、使わないようにしてください。
「卒業見込み」も「卒業予定」も基本的な意味合いは一緒だと思われがちですが、「卒業予定」よりも「卒業見込み」のほうが言葉として強いとされています。
企業側にも「卒業予定」より「卒業見込み」のほうが卒業が確定しているという事実がわかりやすく伝わります。新卒就活をする中で確実に卒業できる確信があり、それを履歴書に書く場合には「卒業見込み」と書いて、4月には必ず入社できるというアピールをしたほうがいいですね。
上記で新卒就活の履歴書を書くときには「卒業見込み」を使いますという話をしましたが、「在学中」と履歴書に書かなければいけない場合もあるのはご存知ですか?
それはアルバイトをする時に出す履歴書に書く場合になり、以下のような例になります。
2016年4月 A大学B学部C学科 入学
2021年3月 A大学B学部C学科 卒業見込み
2016年4月 A大学B学部C学科 入学
2019年11月 A大学B学部C学科 在学中
上記の例のとおり、新卒履歴書では卒業見込みをする年月を書く「未来のこと」ですが、アルバイトの場合は「現在の状況」が必要になるので、履歴書には「在学中」と書きます。
このあたりの事がごっちゃになってしまって、アルバイトの履歴書に「卒業見込み」や、エントリーシートなどに「在学中」と間違って書かないように注意が必要です。
就活は自分の将来を左右する大事なイベントの一つなので、履歴書は正しい日本語で書いて、余計なマイナスは避けたいもの。学歴で「卒業見込み」という言葉の使い方をちゃんと覚えて、間違った形で使わないように注意したいですね。
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