自己分析は難しくない! と書きながら、これまで直接には関係のないような理屈ばかり並べてきました。でもあえて繰り返しますが、自己分析は難しくありません。難しく考えているだけなんです。
自己分析の結果は自己PRの材料として使われます。自己PRは、まだ社会人経験のない学生が、企業に自分を売り込むための貴重で重要な武器です。
一般に、学生はいざ就活が始まると、就活の経験則がないため、目の前の事で、一杯いっぱいになってしまいます。
Webサイトや学校の就職課での情報収集、企業説明会の予約、エントリーシートや履歴書の準備、そして面接……ゆっくり考える余裕がない状態が続きますね。
毎年発表される、学生が行きたい企業ランキングに並ぶのは、常に有名大手企業ばかり。
「知名度のある企業に受かれば、親戚や知人に鼻が高いし、何となく優越感もあるし、第一そこしか知らないし……」という状況。
だから、どうしても
知名度がある企業を中心にエントリーする。
これが、一般的な学生の就活の構図です。でも、企業サイドが本当に知りたいのは、「行きたいと思っている企業」ではなく、 「就きたいと思っている仕事」なんです。この違いがわかりますか?