グループディスカッションの種類(自由討論、インバスケット、グループワーク、ディベート)によっても出題パターンは異なります。いくつか例を見ていきましょう。
「少子高齢化について」
「理想の上司像とは」
「商品のキャッチコピーを考える」
「クリスマスのキャンペーン企画を考える」
「高校2年生用の教材7月号の特集テーマ」
「砂漠で遭難した際に必要なアイテムに優先順位をつける」
「船が故障した。なにからやるか」
「無人島に持っていく道具の優先順位」
「仕事の優先順位づけ」
「レゴブロックを使って店舗を作る」
「レゴブロックを使って車両を作り、最後にグループ全員分を連結させる」
「道具を使わずに紙を折り、できるだけ高く積み上げる」
「経済活動と環境保全はどちらを優先すべきか」
「成人年齢を18歳とすることに賛成か、反対か?」
「消費税増税に賛成か、反対か?」
このように出題テーマは多岐にわたります。ただ、企業によって出題傾向はある程度決まっているので、例年のテーマや傾向をチェックして対策を練っておきましょう。また議論の際、テーマに関して、「現在4人に1人が高齢者となっている」「売上が20億円なので」など、数字やデータを引用した具体的な情報を交えた意見を言えると高評価になるので、時事問題や志望企業に関するデータは見ておくことをおすすめします。どんなテーマであれ、評論家ではなく「会社の一員」という当事者意識をもって話を進めることが大切です。
監修者●上田晶美
上田晶美(うえだあけみ)
1994年ハナマルキャリアコンサルタントを設立し(現在は株式会社ハナマルキャリア総合研究所)以来、大学生の就職、社会人の転職に関する講演、執筆を手がける。年間約20の大学でその他の講演も含め200講演。就職関連の著書20冊。1983年早稲田大学教育学部卒業。近著に『ちょっと待ったその就活!』(技術評論社)、『働くための「話す・聞く」コミュニケーション力って何?』(ぺりかん社)