【東大合格を、単なる成功譚で終わらせない】田中秋徳「特別支援学級から東大へ」|出版甲子園企画者インタビュー#7

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こんにちは!出版甲子園実行委員会です。
私たちは、学生の、学生による、学生のための出版企画コンテスト「出版甲子園」を主催しています。
今回は、12/14(日)に開催される「第21回出版甲子園決勝大会」に出場する企画者7名にインタビューをお届けします。


第7弾の今回は、「特別支援学級から東大へ」の田中秋徳さんのユニークな経験をご紹介します!
(企画の詳細はこちらから)

『特別支援学級から東大へ』という企画を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

きっかけは、友人から出版甲子園の存在を教えてもらったことです。
当初は、低偏差値からの逆転合格を描く既存の出版物(例:『ビリギャル』著者:坪田信貴)や、障害の当事者が何かを頑張る企画のようなものを念頭に置き、パロディとして企画を提出しました。ただ、そういったストーリーにはもともと批判意識があったため、決勝大会に進出したときは少し複雑な心境もありました。

とはいえ、そもそもこの企画を1人でやっていくのは難しいと考えていたことや、受け手が求めるものを探るために外からの意見を取り入れたいと思っていたことから、出版甲子園は最適だと感じました。

この企画は、どんな出来事や経験が原点になっているのでしょうか。

不登校だったこと、そして特別支援学級に在籍していたことです。
私自身、過去にインタビューを受けたことが何回かあり、自分の経験に需要があるという感覚はなんとなくありました。こうした経験を扱った書籍がまだないのなら、自分で作りたいと思っていました。

ただ、障害というものをコンテンツ化することの是非が自分の中で定まっていなかったため、出版甲子園を通じて「障害をフックにすることでどの程度関心を集められるのか」を確かめたかったという気持ちもあったと思います。

「あのときの経験があったから、今の自分がある」と思えるような瞬間があれば教えてください。

最終学歴が特別支援学級ということもあり、「東京大学に合格していなかったら何もなかった」とは感じています。東大合格は、マイナスをゼロに変えてくれました。

ただ、大学入学後も約2年半は自身の社会性のなさに悩まされることもありました。そんなときに学外で出会った方たちが救いになりました。その方たちも自分と同様、集団に馴染めないタイプだったのですが、その関わりの中で自分なりに人間関係というものの築き方を学ぶことができました。

写真1:設立した福祉サークルにて行った清掃活動の様子

田中さんにとって、人と関わろうという気持ちのモチベーションはどこにあるのでしょうか?

どちらかというと「仕方なくやっている面」が強く、モチベーションはあまりありません。学外の方々と交流していた時期は、楽しくない人生にスリルを求めるような気持ちでした。
誰かと関わることで、その人が自分を変えてくれるのではないかという希望を抱いて行動していたと思います。

この企画を通じて、ご自身にどんな変化や成長がありましたか?

これまでの自分の経験から成果物を作れる機会を得たことで、自信につながりました。特に、この1年ほどは自分が発達障害だということについてあまり考える機会がなかったのですが、企画を通してそこに向き合うこともできています。

また、成功譚のようなストーリーにはあまり良い印象を持っていなかったのですが、自分が自身の成功体験を綴るものを作っていることに少し驚いているというのもあります。

成功体験を描きつつも、サクセスストーリーの枠には収まらないところに企画の独自性があると感じます。そういった点で何か意識していることはありますか?

成功譚にとどまらないようにしようという気持ちはあります。この企画は公共性のあるものだと考えているので、美化されて見えてしまわないように意識しています。

第21回出版甲子園決勝大会のお知らせ

本企画が出場する、第21回出版甲子園決勝大会は、
12月14日(日)13:00~/早稲田大学大熊記念講堂小講堂にて開催します。

今回紹介した田中秋徳さんを含む7人の企画者が、現役の編集者や書店員の方々の前で熱いプレゼンバトルを繰り広げます。
プレゼンの後には、京極夏彦さん、朝霧カフカさんによるトークショーも!
YouTubeでの生配信も行いますので、ぜひお気軽に決勝大会をご覧ください!
※大会の詳細はこちらから

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