山田裕貴「悩みがあっても『また明日頑張ろう』でいいから今を楽しんでほしい」#学生の君に伝えたい3つのこと

学生の窓口編集部

お気に入り!

あとで読む

山田裕貴の学生の君に伝えたい3つのこと

人生の先輩である著名人の方々から、まだまだ自由に使える時間が多い大学生のみなさんに、“学生のうちにやっておいたほうがいい3つのこと”をアドバイスしてもらおうという連載「学生の君に伝えたい3つのこと」。

今回は映画『ベートーヴェン捏造』で主演を務めた山田裕貴さんが登場。これまで経験したことから、学生へアドバイスを送ってくれました。

▼ENHYPEN、BOYNEXTDOOR、もーりーしゅーとが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと

山田裕貴が<学生の君に伝えたい3つのこと>

1.幸せというのは自分で見つけるものだと思っておくこと

――学生のうちにやっておいたほうがいいと思うことはありますか?

山田裕貴(以下・山田):本当にいろんな考えの人たちがいると思うんですけど、好きなこと、やりたいことが見つかってない人はまずそれを見つけることだと思うし、どれだけその分野が好きでそれをやりたいと思っていても、無慈悲にいろんな壁がやってくることがあるので、幸せというのは自分で見つけるものだと思っておくこと。

それは例えば「今ごはんが食べられているだけで幸せだな」とか、日常の身近なことでも感じられるほうが生きやすいと思います。

2.今楽しいと思っていることをめいっぱいやっておいたほうがいい

――学生のうちに後悔しないために今から始めておくべきことは何ですか?

山田:いつか自分のやりたいこと、やらなきゃいけないことにいっぱいいっぱいになって「何が楽しかったんだっけ」と思う日も来るかもしれないから、友だちと遊んだり、一人で推しのライブに行くでもいいし、今楽しいと思っていることをめいっぱいやっておいたほうがいいと思います。社会人になってからでもできないわけじゃないけど、楽しむ時間がいつの間にか減っていたりすることもあるので、今を楽しんでほしいです。

3.話を聞いて合わないなと思ったら、そこからはもう関わらなければいい

――これまで経験した中でやっておいてよかったことはありますか?

山田自然と心理学の本や哲学の本を読んでいたことですかね。心理学者からブッダの話まで幅広く読んで、「これもいいな。この考え方もいいな」みたいな全部を寄せ集めた考えというか、自分にあった生き方、考え方に対して「ああ一緒だな、じゃあこのままでいいのかな」くらいのライトなスタンスで読んでいて。

苦しいときや悲しいときにずーんと受け止めてしまう性格だったんですけど、パッパッと切り替えられるようになって。それは偉人じゃなくても、いろんな人の話を聞くということでもいいのかもなと思います。もし話を聞いて合わないなと思ったら、そこからはもう関わらなければいいですし(笑)。

本当の僕の意図と本当の心をそのまま伝えてくれる人って少ない

――9月12日には山田さんが主演を務めた映画『ベートーヴェン捏造』が公開されます。出演が決まったときの思いと、脚本を読んでの感想を教えてください。

山田:決まったときはバカリズムさんの脚本の中で演じられるんだという嬉しさがあったのと、古田新太さんとは『ヒノマルソウル〜舞台裏の英雄たち〜』でご一緒したことがあったので、また楽しく過ごせそうだなと思いました。脚本を読んだときは、モノローグが多いので映っている映像の中でどれくらいの熱を持って見せていくかという想像をしながら演じるのが難しそうだなという印象でした。

――そのバランスというのは、完成作をご覧になってみてどう感じられましたか?

山田アフレコで録ったモノローグが入って、完成版でようやく、「この映画ってこういうことを言いたかったんだな」ということがすごく伝わるものになっていたというか。真実というのは誰かが介入した時点でなくなっていくもので、本人の言葉や思いみたいなものは、本人あるいはその魂をちゃんと受け取りながらその人と関わった人にしか知り得ないし、それ以外の誰かが語ることはその人の主観が入っているものだから、歴史ってそうやって美化されているものも、悪く言われているものもあるのかもしれないなと思いました。観終わったあとに「ああ、僕はあんまり語られたくないな」と思うようになりました(笑)。

――語られたくないと思ったのはなぜですか?

山田本当の僕の意図と本当の心がそのまま伝わることが少ないと思っていて。ここで話したこともニュアンスまでは文字にはのらないし、テレビで話したことも、かいつままれたりするので、「そういう意図じゃなかったんだけど」ということがあるというか、もうそれって「嘘じゃん」と思うこともあるんですよ。だから「本当」ってなんだろうなと考えたときに、「いや、本人の口から聞いてあげてください」と言ってくれる人のほうが信用できるというか。

僕がご一緒してきた俳優さんや尊敬している人たちは「裕貴はどう思ってるの?」と聞いてくれる人が多くて、逆に「裕貴の気持ち、わかってるから」と語る人って「じゃあ僕のこと、どれぐらい知ってるの?」と思っていたので、まさしくこの映画はそういう視点にグサグサと刺していく映画だろうなと思いましたね。

自分の常識や生きてきた道のりに誇りを持つのは大事だけど、そこに囚われるのは絶対によくない

――今回演じたシンドラーはどういう人物だと思いましたか?

山田:ヤバい人ですよね(笑)。「これは愛なんだ」と言って自分を正当化している人たちってたくさんいると思うんです。予告で「歪んだ愛」という言葉がキャッチーに使われていますけど、僕はそれはただのエゴだと思っていて。シンドラーの「いや、ベートーヴェンを守ることこそが」という使命感も、「それ誰にも頼まれてないよ」っていう(笑)。だから僕の中ではただの犯罪者で、多分きっと彼に悪気はない。ベートーヴェンを守りたいという思いだけがあって、こうだと決めた瞬間にシンドラーの常識はそれでしかなくなるけど、僕は自分が「こうだ」と思っていることを疑えるし、自分とは違うなという感覚でした。

――自分とは違うと感じる人物を演じるために、どう役作りをしていったのでしょうか。

山田:この前久しぶりに会った人が「この時代はこうだったから、この時代はこう生きてきたから」という話しをしていて、視野が狭くなっているな、と感じたことがあったんです。常識の幅は狭くなったりするんだなと感じたときに、自分の常識や生きてきた道のりに誇りを持つのは大事だけど、そこに囚われるのはよくないなと思って。そうやって視野が狭くなのは仕方がないこととも思います。それはシンドラーに対しても。

そうやって客観視できるということは、それについて考えられる心と頭を多分持っているからで、僕がシンドラーのように突き進んでしまった場合、どういう表情、どういう心持ちになるんだろうと膨らませたという感じです。ただシンドラーを悪者にはしたくなくて、かわいげがあってほしいなと思っていたし、その純粋で真っ直ぐな思いがあってこそ突き進んでいったと見えるように、大事に演じました。

夢は夢のままで終わったほうがいいというのはベートーヴェンと一緒

――古田さん、バカリズムさんが今作の山田さんの演技について「気持ち悪い」とコメントされていましたが、ご自分では完成作をご覧になってどう思われましたか?

山田気持ち悪いと言われるのはめちゃくちゃ嬉しいです。最後の(染谷将太さん演じる)セイヤーの言葉も全然響いてないですしね。染谷さんのお芝居がすごく素晴らしかったので、そういう熱のあるものを受け取ってしまうとつい自分の心が反応して熱くなってしまいますし、監督からは「ちょっと熱意を込めて」という話もあったんですけど、「ここは感情を抑えて何も響いてないほうが絶対にいいと思うので」と伝えて演じたら、見事に何も悪いと思ってなさそうで。シンドラーに対して気持ち悪いと思うのは視覚的なものじゃなくて、そういう考えに至ってしまうことが気色が悪いということなんですけど、そういう意味での気色が悪い人たちはこの世の中にたくさんいそうだなと。自分含めて。

――自分含め、というのはどういうところで感じたのでしょうか。

山田自分の凝り固まった信念をくだらないなと思うときもあるんですよ。なんでそんなことに囚われているのか、自分の信念や、これが正しいと思っていることって、他の人から見たときに正直どうでもいいと思われていることもあって、それを捨てられるかどうかが30代後半、40代に向けて進化していく鍵なんだろうなと。そういうものって大抵自分以外の人には伝わらないので、だったら縦横無尽に、液体のように流れるところに流れて、行きたい場所があるときにはちゃんと主体性を持って動けるほうがいいと思っています。

――これまでシンドラーのように、愛や尊敬が強すぎて予期せぬ行動に出てしまったことはありますか?

山田:ディズニーアニメーションの『ヘラクレス』が好きすぎて、ギリシャのパルテノン神殿に行きました。2、30回観ていて絶対に同じシーンで泣いちゃうんですよ。だから「これは僕が気がついていない何かに関わりがある」と思って行ったら、あまりに人が多すぎて、「おー、すごいな」で終わったという(笑)。旅行自体は楽しかったんですけど、「その旅行は人生の分岐点でした」みたいなことになるかと思ったらていたのに、「いや、人多すぎない?」「とりあえず写真撮るか」という感じで、結果、夢は夢のままで終わったほうがいいというのはベートーヴェンと一緒ですね(笑)。

山田裕貴さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!

※ログイン、もしくは会員登録完了後ご覧いただけます。

PROFILE

山田裕貴(ヤマダ ユウキ)

1990年生まれ、愛知県出身。ワタナベエンターテインメント所属。2012年に『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優デビュー。『HiGH&LOW』シリーズで注目を集める。映画『東京リベンジャーズ』(21年、23年)シリーズ、『ゴジラ-1.0』(23年)映画『キングダム 大将軍の帰還』(24年)などに出演。2025年は、7月に『木の上の軍隊』、9月12日公開予定の『ベートーヴェン捏造』では主演・シンドラー役、10月には『爆弾』と主演作の公開が続く。

映画『『ベートーヴェン捏造』 9月12日(金)全国公開

耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる数多くの名曲を遺した偉大なる天才音楽家・ベートーヴェン。しかし、実際の彼は――下品で小汚いおじさんだった…!?世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”したのは、彼の忠実なる秘書・シンドラー。どん底の自分を救ってくれた憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、彼の死後、そのイメージを“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げていく。しかし、そんなシンドラーの姿は周囲に波紋を呼び、「我こそが真実のベートーヴェンを知っている」、という男たちの熾烈な情報戦が勃発!さらはシンドラーの嘘に気づき始めた若きジャーナリスト・セイヤーも現れ真実を追究しようとする。シンドラーはどうやって真実を嘘で塗り替えたのか?果たしてその嘘はバレるのかバレないのか――?

原作:かげはら史帆『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫刊)
主演:山田裕貴
出演:古田新太、染谷将太、神尾楓珠、前田旺志郎、小澤征悦、生瀬勝久、小手伸也、野間口徹、遠藤憲一 ほか
脚本:バカリズム
監督:関和亮
メインテーマ曲演奏:清塚信也(ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第 23 番 「熱情」第3楽章

クレジット:©2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates and Shochiku Co., Ltd. All Rights Reserved.
公式 HP:https://movies.shochiku.co.jp/beethoven-netsuzou/
公式 X/Instagram:@beethoven_movie

山田裕貴さんのサイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼント!

このインタビュー記事をチェックしてくれた読者のみなさんにサイン入りチェキをプレゼント! 抽選で1名様に当たります。

▼応募方法はコチラ ーーーーーーーーーーーー

1.「マイナビ学生の窓口」公式X(@m_gakumado)をフォローする
【X】https://twitter.com/m_gakumado
*すでにフォローしている場合も対象になります。

2.「#学生の君に伝えたい3つこと」のハッシュタグが付いた投稿をリポスト(RP)

2.下記の投稿をリポスト(RP)

指定のポスト

3.下記の応募ボタンから応募する!

学生の窓口会員の方▼

下の応募ボタンをクリックして、学生の窓口アカウントでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項をご入力ください!

プレゼントに応募する

学生の窓口非会員の方▼

下の応募ボタンをクリックして、まずは「新規会員登録をする」から学生の窓口アカウントを作成してください。
※ブラウザの別タブでフォームが開きます。

新規会員登録はこちら

登録完了後、もう一度下記応募ボタンをクリックして、学生の窓口IDでログインしてください。希望のプレゼントを選択いただき、応募フォームに必要事項を入力すれば応募完了です!

プレゼントに応募する

※会員登録は無料です。応募には学生の窓口会員登録が必須となります。

注意事項

■応募期間
2025年9月8日(月)~2025年10月6日(月)23:59まで

■抽選方法 
・当選者は、ご応募いただいた方の中から抽選で決定させて頂きます。審査経過および結果に関するお問い合わせや苦情については応じかねます。

■当選連絡  
・当選者の方には公正な抽選後、個別にご連絡を差し上げます。未当選となった方への連絡はいたしませんので、ご理解いただけますと幸いです。

■その他注意事項 
・ご応募いただいた方の個人情報が本キャンペーン以外で使用されることはありません。
・ご提供いただいた個人情報は、当選者へのご連絡のために使用させていただき、ご本人の同意なしに第三者に開示、提供することは一切ありません。

取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子

学生の窓口編集部

学生の窓口編集部

「3度のご飯よりも学生にとっていいことを考える!」の精神で
大学生に一歩踏み出すきっかけコンテンツをたくさん企画しています。
学生生活に役立つハウツーから、毎日をより楽しくするエンタメ情報まで
幅広く紹介していますので、学窓(がくまど)をチェックしてみてください!

関連記事

「将来を考える」カテゴリの別のテーマの記事を見る

おすすめの記事

編集部ピックアップ

学生の窓口会員になってきっかけを探そう!

  • 会員限定の
    コンテンツやイベント

  • 会員限定の
    セミナー開催

  • QUOカードPayが
    貯まる

  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

一歩を踏み出せば世界が変わる無料会員登録

この記事に関連するタグ

あなたのきっかけを探そう

気になる #キーワード をタッチ

テーマから探そう

あなたへのきっかけが詰まった、6つのトビラ

会員登録でマイナビ学生の窓口をもっと楽しく!

閉じる
マイナビ学生の窓口に会員登録(無料)すると、
お気に入り機能などを利用してもっと便利にご活用いただけます!
  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

  • 会員限定の
    学割でお買い物

  • 会員限定の
    セミナー開催