Simejiをもっと進化させるアイデアを大学生が考案!?バイドゥ×Percify 共同イベント「Z世代会議」に学生ライターが行ってみた!
ガクラボ学生ライターのまえれなです!みなさんはスマホのキーボードを着せ替えてカスタムした経験はありますか?私は中学生の時にSimejiのアプリを使って好きだったアイドルの写真をキーボードの背景にしたり、スタンプをよく使っていました。
今回は2024年8月28日新宿住友スカイルームにて行われた、Simejiを提供しているバイドゥ株式会社と株式会社Percifyの共同イベント「Z世代会議」を取材してきました!
▼INDEX
・「Z世代会議」が開催されることになったきっかけ
・そもそもSimejiってどんなアプリ?知ってる人も知らない人もおさらい!
・さっそく、大学生のみなさんのグループワークの様子をレポート
・いよいよ、各班で考えたアイデアを発表!最優秀に輝いたのは…⁉・参加した学生にインタビュー!
・Simeji運営責任者 古谷さんから、学生のみなさんへ
・取材してみた感想
「Z世代会議」が開催されることになったきっかけ
Simejiは今年、北海道函館西高校と共同でテキストコミュニケーションの課題に対処するプロジェクトを実施。メインユーザー層であるZ世代の意見を取り入れ更なる改善をしたいと考え、現役慶應生が運営している株式会社Pericifyに声をかけ、今回共同でイベントを開くことになったそうです。
そもそもSimejiってどんなアプリ?知ってる人も知らない人もおさらい!
グループワークを始める前にSimejiの運営責任者である古谷さんからSimejiの機能、そして現在の取り組みについての説明がありました。Simejiは6500万ダウンロード、そして月間ユーザー数1600万人(2024年7月時点)を突破しており、ユーザー層の7割が10~20代だそうです。
キーボードのデザインを変えたりする機能のほかにも顔文字や色のバリエーションが豊富な点も特徴的です。使ったことがある、または今絶賛利用中、という学生さんも多いかと思います。
さっそく、大学生のみなさんのグループワークの様子をレポート
今回のイベントでは大学生約30名が5つのグループに分かれて「Simejiを進化させるアイデア」を考え、スライドにまとめ発表し、最優秀グループを決めるといったものでした。
初対面の学生同士でも、どの班もお互いの意見を尊重しながら全員が主体的に議論できている姿が印象的でした。
実際にスマホを使って他のSNSとSimejiを比較して便利な機能を確認しあったり、ユーザー層から考えてニーズのある機能を考えている班もありました。
また、議論の最中はSimejiを運営する方々が席を周り、積極的に意見をいただいたり、自分たちのアイデアが既に実施されていないかなどの確認してる班もありました。制限時間内に「自分たちの提案をより良くしよう」と奮闘する熱量がすばらしかったです!
いよいよ、各班で考えたアイデアを発表!最優秀に輝いたのは…⁉
約1時間半のグループワークを終え、いよいよ各班の発表!評価基準として「 論理性、妥当性、独自性、発表態度」の四つの観点が設けられていたため、発表方法をインタビュー方式で面白くしたり、動画や図を用いてわかりやすいスライドになるよう工夫している班も見受けられました。
今回は最優秀賞を獲得したC班の発表内容についてご紹介したいと思います。
―C班発表内容―「サジェスト部分で敬語提案ができる機能」
Z世代の課題:子供と大人の間の若者が敬語を使うことに慣れていない
Simejiの課題: chat画面から敬語化できるが、AI機能に飛んで文章化しなければならないため、手間がかかる。
・元のキーボードがきせかえによって見えづらくなってしまう
・システム自体の敬語の精度が低い
施策:サジェスト部分で敬語提案ができる機能→相手との関係性で柔軟にできるように予測変換の際に表示する
・敬語モードをつけてオンオフの切り替えを楽に
・クラウド機能を応用して敬語の精度を高める
・敬語の硬さや種類のバリエーションを増やす
最優秀に輝いたC班へSimeji運営責任者の古谷さんから講評
「自分たちの課題とSimejiの課題両方の面から考え、自分事化することで解決法を提案することができていました。敬語のオンオフの機能はほかの機能にも汎用できるという点でも今回はC班が良かったと思います。」
全体に対する講評
Simeji運営責任者 古谷さん:「架空の人物だと本当のニーズではないので自分が本当に使うのか、そのターゲットの方が本当に使うのかを考えることが大事です。これは、今後就活や仕事をしていくうえでシステム開発やプロダクト開発の時に役立てる力だと思います。」
Percify代表 久野さん:「C班以外もレベルが高くSimejiの社員の方に食い込むレベルの案が出せていたのではないかと思います。そしてZ世代のポテンシャルを感じられる機会になったと思います。自分のアイデアだけでなく他の優秀な大学生と交流する機会も大事なので、学業やサークル以外にも会社のイベントやほかの仲間と交流する機会にどんどんチャレンジしてほしいです。また、こういうイベントで出会った方たちと連絡を交換して今後の仲間になるきっかけになっていたらうれしいです。」
参加した学生にインタビュー!
今回「サジェスト部分で敬語提案ができる機能」を提案し、最優秀に輝いたC班のみなさんにインタビューをしてみました。
ーグループワークを振り返ってよかった点・反省点はありますか?
全員が主体的に発言してアイデアをたくさん出せたり、早めに既存の機能をよりよくするという方向性に持って行けたことでまとまった発表ができたと思います。一方で資料を作るときに役割分担をしたりタイムマネジメントができていなかった部分があったので今後に生かしていきたいです。
ー今日のイベントで得た学びはどんなことですか?
野村さん:ビジネスを経験したことがない学生のアイデアでもユーザー層である大学生の視点で考えることで意味あるアイデアが出せるということを学びました。
佐藤さん:1時間しかワークしていないですが全員が主体的に議論する中で積み上げていくのは楽しかったですし、それが評価につながってうれしかったです。僕は中学校からSimejiを使っていましたが、Simejiの具体的なサービスを知るとともに、自分たちに何が足りないのか理解することができました。これからもSimejiを愛用していきたいと思いました。
Simeji運営責任者 古谷さんから、学生のみなさんへ
最後に、今回のイベントを終えてSimeji運営責任者の古谷さんにも取材をしました。
ーこのイベントをするにあたって大学生に期待していたことは何ですか?
大学生はZ世代ど真ん中で、我々のアプリのメインユーザー層なので、彼らが抱えている課題を解決することでSimejiをよりよいものにできるという期待をしていました。
ーZ世代をどのように認識していますか?
生まれてからスマートフォンを持つ間にSNSが普及し完成されている世代なので、情報の取捨選択能力が非常にたけていると思います。また。テキストコミュニケーションが一般化しているため、我々のアプリのコアユーザーだと認識しています。
このイベントを通して大学生への新たな発見はありましたか?
中高生のときにSimejiのアプリを利用していても、大学生や社会人になる際にユーザーから抜けてしまうという課題点が端々にあると思いました。
ー大学生が今のうちに身につけておいた方がいいと思うスキルはありますか?
ロジカルシンキングが重要だと思います。また、プロダクトを考えるときに「自分が使うなら」という視点を持つことができると、どのプロダクトにも応用がきくことなのでどんな業界でも働くことにつながると思います。
取材してみた感想
私(筆者)は現在大学3年生で、インターンや就職活動などでも課題解決型のグループワークをする機会が増えましたが、机上の空論になってしまい、実際にターゲットのニーズに当てはまっているのかという点を見落としてしまう時がありました。そのため、今回のイベントを通して古谷さんのおっしゃっていた「自分事化して考える」重要さを改めて感じました。
また、実際にアプリを運営している社会人の方々に、大学生目線のアイデアを直接提案できるという機会はとても貴重だと思いました。同じ大学生でも課題意識をもってこのイベントに参加し、議論している学生の姿を見て私も刺激を受け、他の学生と交流する機会を増やしていきたいと思うきっかけにもなりました。
サークルやバイトで予定が埋まりがちな夏休みですが、他の大学生や社会人の方と交流する経験をしてみるのも、社会や自分を知る機会としていいかもしれませんね!
学生ライター:まえれな(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部 ろみ
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