【土星と中秋の名月に注目!】見逃せない、2024年9月の天体ショーは? #あつまれ!_おどおど学生。
秋はきれいな夜空が楽しめるため、月や星の観察にぴったりの季節です。星空を眺めながらゆっくりと過ごせば、普段のストレスも吹き飛ぶでしょう。そこで今回は、9月にお勧めの「天体ショー」をご紹介します。
土星や中秋の名月に注目
国立天文台の「ほしぞら情報2024」によると、「9月は8日に衝(しょう)となる土星に注目しましょう」とのこと。「衝」とは、地球から見て天体(惑星)が太陽と反対側に来る瞬間のこと。衝の頃の惑星は一晩中見ることができるので、一番の「見ごろ」とされています。
また、「中秋の名月」もあります。いわゆる「十五夜」ですが、2024年は9月17日が中秋の名月に当たります。古くから楽しまれている「天体ショー」ですから、ゆっくりと月を眺めてみましょう。
ちなみに、「中秋の名月」といえば「満月」というイメージがあるかもしれませんが、必ずしも「中秋の名月=満月」とはならないそうです。国立天文台によると、ここ数年は中秋の名月の日付と満月の日付が同じでしたが、2024年は翌18日が満月の日になるとのことです。
3惑星が同じ空に見られる!
9月は土星が見ごろを迎えますが、ちょうど中秋の名月の日に、月が土星に(見掛け上で)接近するとのこと。月の近くに土星が見えるので、夜空で土星を簡単に見つけられるチャンスです。
また、夜遅くになると、東の空から木星と火星が昇ってきます。先述のように9月8日に衝を迎えた土星が一晩中空にあるため、夜遅くから夜明け前にかけて土星、木星、火星の3惑星を見ることができます。
3惑星の共演は明け方まで楽しめるそうですから、ちょっと夜更かしして星空観察をするのもいいですね。
解決!! 「天体ショー」おどおど
9月に楽しみたい天体ショーをご紹介しました。おなじみの「中秋の名月」や見ごろになる土星、3惑星の共演など、盛りだくさんですね。のんびりと夜空をながめて、心を癒してみてはいかがでしょうか。
参照元:国立天文台「ほしぞら情報2024」
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/
文:大西トタン@dcp
編集:学生の窓口編集部
関連記事
天体観測おどおど(天体観測で必要な物編)
天体観測おどおど(天体観測の事前準備編)
天体観測おどおど(上手に観測するためのコツ編)