海外留学先でインターンするにはどんな準備が必要?フランス留学中の大学生が実体験をレポート!

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これから海外留学をする方、検討している方に向けて留学先のリアルな情報をお届けする『study abroad report』

今回は、フランス・パリに留学中の理系男子大学生Hikaruさんが、留学先でのインターン準備についてレポートしてくれました。

レポートしてくれるのはこの人

Hikaruさん

芝浦工業大学在学。Institut polytechnique des sciences avancées(高等科学技術学院:グランゼコールと言う大学とは異なる理工系エリート養成のための高等教育機関)に2023年2月~約1年間留学中。航空宇宙工学の理解を深めること、学部での研究や将来のライフプランの幅を広げることを目的にあえてアメリカではなくフランスで学ぶことを決意。サブ目標としてフランス語の習得と日本企業とのオンライン長期インターンを掲げている。

Instagram:@hikaru_in_paris

日本と海外(フランス)のインターンシップの違い

皆さんはインターンシップというものにどのような印象をお持ちですか?日本では夏休みにの間に1DAYや1WEEKなどのインターンシップが一般的だと思いますが、私が留学しているフランスでは最短2ヶ月、最長6か月の比較的長期かつフルタイムが一般的なインターンシップの形態となります。

長期休暇の間にアメリカや東南アジアなどの英語圏でインターンシップを行う方もいるとは思いますが、今回は私が留学しているフランスでのインターンシップ事情をご紹介します。仲介会社などを使用しなくてもヨーロッパでインターンを獲得できるのか?など実体験からレポートしていますので、ぜひ参考にしてください。

留学先でインターンシップをしたいと思った背景

私が留学先でインターンを行おうと思った理由は、大学で勉強していたことをより実践的な場で活用したいと考えていたためです。

日本では夏休みは主にアルバイトをしていましたが、私の滞在していたフランスでは、周囲のクラスメイトが夏休み中にインターンシップをしていたので、それも理由のひとつです。

実際、ほとんどのフランスの大学ではインターンシップが卒業の必須条件となっており、周りの環境というのもかなり大きかったと思います。

海外でのインターンシップ応募で準備するもの

(1)CVとCover Letter

インターンシップを応募していく中でまず最初に私が準備したものはCV(curriculum vitae)とCover letterです。

CV(curriculum vitae)とは?

日本で言う「履歴書」のようなもので、学歴、アルバイト歴、学校やコンテスト等の受賞歴、奨学金を受けた実績、研究プロジェクト、スキル、趣味などを詳細に記載した文書のことです。

日本の履歴書と1番大きく異なってと感じた点は、写真の服装や表情がカジュアルである点です。黒色のスーツは、海外では主にボディーガードやお店のガードマンの方が着用していることが多く、人事担当者からは良い印象でないそうなのです。そのため、着用するスーツは紺色などが望ましいとのことでした。

Cover Letterとは?

日本でいう「送り状」のようなもので、その企業でインターンシップをしたいと思う志望動機や意欲を伝えるものです。

(2)ビジネス系のSNSに登録

インターンシップの応募前にもう1つ準備したものは「LinkedIn」というビジネス系のSNSへの登録です。日本の大学生で利用している人はあまり多くない印象ですが、世界ではとても有名なビジネス系SNSで、私自身も実際このSNSを通して数多くのインターンシップに応募しました。フランスでは「LinkedIn」と「Indeed」を使用している友人が多くいる印象でした。

フランスのインターンシップの応募はうまくいくのか?

これはインターンを希望する期間、何か月前に応募するか、フランス語、英語の能力によるによりけりという回答となってしまいます。

フランスでのインターンシップのほとんどが6か月間の募集で、最短で2ヶ月間のものもありますがそこまで多くない印象です。

また、語学の面ではフランス語が流暢に話せるとインターンシップができる企業も多くありますが、勤務中に主に英語でコミュニケーションを取る多国籍企業も多くあります。多国籍企業の場合はCEFR(セファール)※でC1以上を求められる企業が多くありました。ちなみに…「CEFRでC1」というとTOEICでいう940点くらいが目安となっています。

※CEFR(セファール):外国語の習熟度や運用能力を測る国際的な指標。
文部科学省のこちらのページをご参照ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本では長期のインターンシップはあまり多くの学生が取り組んでいない状況だと思います。だからこそチャンスが多くあり経験を積むチャンスだと思います。

国内、海外インターンシップ関係なく自分を成長させる機会を学校以外に求めることは非常にいい刺激となると思います。皆さんもぜひ自分が成長できるインターンシップ先を探してみてはいかがでしょうか!


以上、Hikaruさんからのレポートでした!海外留学先でインターンをやってみたいと思っている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
※2024年8月現在の情報です。

文・写真:Hikaru
編集:マイナビ学生の窓口編集部 ろみ

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編集部:ろみ

編集部:ろみ

学生時代はスペイン語専攻。南米アルゼンチンに留学していたラテン系関西人。好きなものは海外の音楽・映像鑑賞とお酒です。ママになり、最近は子供が寝た後に海外ドラマや韓流ドラマを見るのが息抜きです。素敵な言葉や音楽、映像などのコンテンツは、自分自身を助け、励まし、成長させてくれるものだと思います。読者のみなさんに素敵なコンテンツに出会える機会をたくさんお届けしたいという想いで仕事をしています。

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