與真司郎（AAA）の相談窓口vol.4「人生って限りがあるから、できることや楽しいことはどんどんやっていこう」
與真司郎（AAA）の相談窓口vol.2「まずは自分の心の鍵を開けて、ある程度は人を信じてみよう」
連載「與真司郎の相談窓口」第4回目。今回も読者から届いたリアルなお悩みに、ブランドプロデューサー、本の執筆など多岐にわたって活躍している與真司郎（AAA）さんがアンサー。日本とLAを行き来し活動する中で得た広い視野、そしてメンタルヘルスの重要性を発信している與さんだからこその視点で、悩める読者にアドバイスをいただきました。
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お悩み：自分を成⻑させたいけど一歩が踏み出せない
「真ちゃん！お久しぶりです！久しぶりに相談できて嬉しいです！今年こそは、去年より何か違うアクションを起こして、自分を成⻑させたい！と思っているんですけど、なかなかその一歩が踏み出せません。恋愛してない自分に自信をなくしているばかりだなぁって思ってます。周りと比べちゃったりして、自分はつまらない人間なのかなぁとか思っちゃったり。勉強も、なんでしてるんだろーとか...。
真ちゃんはブルーな気持ちになった時に、自分自身を励ましたりしている言葉はありますか？ポジティブ真ちゃん、前向いて進めーーって強く、私の背中押してください」
大学２年生・20歳・女性・あんちゃんさん
アンサー：人生って限りがあるから、できることや楽しいことはどんどんやっていこう
僕もずっとハッピーではいられないし、やっぱり生きていると波があるので、ブルーになったときは、まず自然の中や公園を散歩します。海や風の音を聞いたり、自分が映画の主人公になったように好きな音楽を聞いて歩くと、いつの間にか気分がちょっと上がるんですよね。走るとかジムに行くだと「うわ、めんどくさいなぁ、、、」って思うけど、公園を散歩したり、本を読むことなら気軽にできるし、そうやってできるだけ日常から離れる重要さはメンタルヘルスを学んでから感じましたね。
あと僕がアメリカの友だちに言われて人生観が変わったのが、「どうせみんな、死ぬんだから」という言葉。結局は人生って限りがあるから、何を言われたってみんな死に向かっているんですよね。悲しいけど、これをポジティブに捉えて、人にジャッジされたとしても「どうせジャッジしてくる人もみんないなくなっちゃうから」と思うし、何をやっても自分を信じるしかないから「どうせ死ぬんだったら挑戦してみよう」「他の人と比べてもしょうがない」と考えるようになったんですよね。そして人生は本当に短くて、僕もあっという間に35歳になっちゃうし、40歳になるのもすぐだろうから、できることや楽しいことはどんどんやっていく。その中で辛いこともあるけど、自分がやりたいことだったら乗り越えられるよねという感覚で僕は生きています。
――では「背中を押してください」というあんちゃんさんに、ひと言エールを送るとしたら？
僕も10代、20代は人と比べたり、自分や他人を責めたりすることは経験してきました。でも自分らしく生きて、人に優しくしていたら、助けてくれる人が絶対にいると思うので、諦めずに、できるだけ人と比べないようにしてみてほしいです。そのために自己肯定感を上げて、自分は何が得意かとか、「これは人より長けてるな」というところにどんどんフォーカスを当てていくことが人生を楽に生きていける方法なのかなと思います。
お悩み：大学生活でのアドバイスがあれば教えてほしいです
「真ちゃんこんにちは。推薦入試で大学合格することができました！大学生になるまでにやっておいた方がいいことや、大学生活でのアドバイスなどありましたら教えて欲しいです！」
高校３年生・18歳・女性・ももさん
アンサー：いろんな感覚の人と出会って話して自分の視野を広げることが重要
勉強ももちろん大事なんですけど、やっぱり人との出会いというのは、すごく重要なんじゃないかなと思います。大学だったら地方から集まったいろんな人がいるだろうし、将来はエンタメやIT、いつか社長になる人とかいろんな職業に就くだろうし、その出会いがこれから先に役に立ってくるんですよね。それにいろんな人と出会って友だちが増えると、喧嘩したり意見が合わなかったり、入ってくる人もいれば出ていく人もいて、ドラマも増えるんですよ。それは人生どんなときでも起きることで、僕も別に喧嘩別れじゃなくても、お互いが忙しくなったり、僕が日本とアメリカと行ったり来たりしている中で連絡が途絶えたりする人もいて。そういう中でも人と出会っていろんな感覚の人と話して、自分の視野を広げるのはすごく重要だと思います。
――初対面の人とコミュニケーションを取るコツはありますか？
やっぱり明るくいること。明るい人は友だちが多い気がするし、もしかしたらアメリカ人の友だちが多いからかもしれないんですけど、周りの成功している人って話上手な人やフレンドリーな人が多い気がするんですよね。あとは人のことを気にかけている人。例えば人って褒められるとやっぱり嬉しい気持ちになるし、日本人って「そんなに褒めないでください、恥ずかしいです」と言うけど、心の中で「なんだよ、褒めてくんなよ」と思っている人はほぼいないと思うんです（笑）。だから「髪型かわいいですね」「おしゃれですね」とか、「声がいいですね」とか、ひとつ相手を褒めてあげてみるのはいい方法だと思います。僕もアメリカに行く前は言わなかったですけど、歩いていて「そのコートめっちゃカッコいいね」と言われるとやっぱり嬉しくて、それで１日「あ、なんか気持ちいいな」といい感じに過ごせることに気づいたんですよね。そこから僕も、そのとき「いいな」と思ったことを素直に言うようになりました。
――もし学生時代に戻れるとしたら、やってみたかったことはありますか？
めっちゃあります。ペアルックでディズニーランドでデートしたり（笑）、サークルに入ったりしたかったな。僕は日本の大学には行ってないから、そういう人生を送れなかったので、サークルとか超うらやましい（笑）。
與真司郎（AAA）さんから学生のみんなへ直筆メッセージ！
PROFILE
與真司郎（AAA）
1988年11月26日生まれ、京都府出身。男女混合パフォーマンスグループ・AAA（トリプル・エー）のメンバーとして2005年9月14日にシングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。2021年11日には、 AAA過去最多となる6大ドームツアーを開催し、成功を収める。ソロ活動では、2021年9月、2度目のソロアリーナツアーを実施し、現在は、アーティスト活動を休止し、ライフスタイルを中心にメンタルや自身の考え⽅をWith online等のメディアを通して発信している。現在アメリカ・ロザンゼルスに在住。日本とLAを拠点に活動中。オリジナルライフスタイルブランド『446 ‒DOUBLE FOUR SIX- 』を設立しブランドプロデューサーとしても活動中。
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2023年3月17日（金）〜2023年4月16日（日）23:59
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取材・文：東海林その子
写真：三橋優美子
スタイリング：村井素良
ヘア＆メイク：佐藤真希
編集：学生の窓口編集部
