【未来って、何で動いてる?】日本のエネルギー問題を“自分ごと”にするプロジェクトが始動!#1
スマホやSNS、電車など、私たちの暮らしを支えている「エネルギー」。しかし、日本がどれだけ海外からの輸入に頼っているのか、これからどんなエネルギーを選んでいく必要があるのか、考える機会は意外と少ないのではないでしょうか?

そんなエネルギーの未来をテーマに、資源エネルギー庁と若者たちによる「キョーソウPROJECT」が始動しました。
本記事では、全3回にわたるプロジェクトのキックオフとなる第1回を紹介。エネルギーの現状を学んだ若者たちから飛び出した驚きの気づきや、同世代にどう届けるか出し合ったアイデア、そしてこれから始まるコンテンツ制作の様子をハイライトでお届けします!
若者の感性で社会課題を解き明かす
「キョーソウPROJECT」

「キョーソウPROJECT」とは、企業や団体が抱える課題の解決に、Z世代の若者たちが主体となって取り組む共創型のプロジェクト。若者ならではの視点や発想を生かし、社会課題について考え、具体的なアウトプットにつなげていきます。

今回、キョーソウPROJECTで若者たちとタッグを組むのは、資源エネルギー庁。テーマは、私たちの暮らしに欠かせない「エネルギー」です。
プロジェクトでは、日本が抱えているエネルギー問題を学ぶところからスタート。そこから、若者ならではの視点でエネルギーの未来を考え、同世代に向けた動画やイベントなどのコンテンツを制作していきます。

舞台となるのは、若者と一緒に考え、アイデアを生み出す共創型番組「Human School」。校長のカンニング竹山さん、進行の武裕美アナウンサーと共に、インフルエンサーのおじゃすさんや東大生の松藤百香さんなど、個性豊かな若者たちが集結しました。

【未来って、何で動いている?】
「スマホは何で動いている?」日本のエネルギー自給率「約16%」の衝撃!

番組の冒頭、竹山校長からの「スマホは何で動いてる?」という問いに、おじゃすさんが「Wi-Fi!」と回答。思わず笑ってしまいそうになりますが、実はこれ、読者の皆さんもハッとするポイントではないでしょうか。

Wi-Fiを飛ばすルーターも、スマホを充電するコンセントも、元をたどれば「電気」につながっています。そして、その電気を生み出しているのが、さまざまな「エネルギー資源」です。当たり前のように使っている電気が「何から生まれているのか」、私たちはどれだけ知っているでしょうか。

今回、特別講師として登場したのが資源エネルギー庁の森本要さん。さっそく「日本のエネルギー自給率」に関するクイズを出題し、生徒たちに驚きの実態を伝えます。

ちなみに皆さんは、日本がどれだけエネルギーを自給できているか、予想がつきますか? 生徒たちの間でも予想は分かれましたが、正解は1番、「約16.3%」。私たちが使っているエネルギーの8割以上は、海外からの輸入に頼っているのです。

番組では、なぜ日本の自給率がこれほど低いのか、カナダなどの諸外国と比較しながら森本さんが分かりやすく解説しています。その「理由」を知るだけでも、これまでのエネルギーへの見方がガラリと変わるはずです。
【なぜ?】「調整力」と「リスク」のジレンマ。火力発電が7割を占める理由

次に紹介されたのは、電気の「作り方」、すなわち「電源構成」です。
現在、日本の発電の約7割を占めているのは「火力発電」ですが、脱炭素が叫ばれる中で、なぜこれほど火力発電に頼っているのでしょうか? その答えは、火力発電が持つ特徴の一つである「調整力」にありました。
太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候によって発電量が左右されますが、火力発電は天候に左右されず、また、電気を作る量も調整がしやすいという特徴もあり、「調整力」として利用されています。

しかし、火力発電には、その燃料のほとんどを海外からの輸入に頼っているため、国際情勢の影響による安定供給や価格面のリスク、環境への負荷といった課題もあります。こうした利便性とリスクの両面を踏まえ、私たちはどのようにエネルギーを選んでいくべきなのでしょうか。
森本さんは「2040年度におけるエネルギー需給の見通し」を提示し、複数のエネルギー源をバランスよく組み合わせるエネルギーミックスが重要だと解説します。
具体的には、太陽光や風力、バイオマスといった「再生可能エネルギー」を主力電源として最大限導入するとともに、特定の電源や燃料源に過度に依存しないようバランスのとれた電源構成を目指していくこととしています。エネルギー安全保障に寄与し、脱炭素効果の高い「原子力発電」についても安全性を大前提に最大限活用していくことなどが検討されています。

この計画を聞いた生徒たちからは、未来へ向けたアイデアが次々と飛び出しました。
私たちが30代後半くらいになったら日傘に太陽光パネルが付いていて、みんなで発電するような未来もあり得るのかな、と(松藤さん)
今はSNSの時代でみんなスマホを持っているから、私たちがインフルエンサーとして発信していけば、もっと火力じゃなく、いろんなエネルギーに頼る方法もあるんじゃないかなって(気づく人も増えると)思う(松田さん)
車に乗ってる人はみんな自転車にして、その自転車も電力を作れる自転車にしたらどうだろう(入江さん)
自分たちの発想で未来のエネルギーを考えるポジティブな姿勢。これこそが、キョーソウPROJECTが目指す、日本のエネルギーの未来を「自分ごと化」した瞬間だったのかもしれません。
【未来って、何で動いている?】
いよいよプロジェクト始動! 3チームに分かれてクリエイティブに挑戦

番組の後半では、マイナビ共創プロデューサーの上坂和也さんから今回のプロジェクトの最終目標が発表されました。それは、今回の学びを生かして、同世代の若者に届く「動画コンテンツ」と「イベント」を企画・制作することです。

生徒たちはくじ引きによって、以下の3つのチームに分かれました。
チームA(キャラクタークイズ)
資源エネルギー庁のキャラクター「もふもふ」を活用し、楽しくエネルギーを学べるクイズを考える。メンバー:栗栖あに華、村田結、おじゃす
チームB(アニメーション)
「大学生の24時間」をテーマに、生活のあらゆる場面でエネルギーが使われていることを伝えるストーリーを考える。メンバー:大川星哉、松島歩志
チームC(ショートドラマ)
「もし、スマホが止まったら」という身近な恐怖を題材に、エネルギーの大切さを訴えるドラマを作る。メンバー:入江華音、松田実桜、松藤百香

それぞれのチームに分かれたワークショップでは、熱い議論が繰り広げられました。特に盛り上がりを見せていたのが、チームCの「もし、スマホが止まったら」というドラマ企画。
「スマホが止まったら、朝のアラームが鳴らなくて遅刻する!」「SNSが見られないと暇すぎる」「Jアラートとか緊急の情報も入ってこないから、命に関わるよね」と、自分たちの生活に欠かせないスマホを軸に、エネルギー不足のリアルな恐怖を深掘りしていきます。

「スマホを使えている自分と、使えなくて困っている自分の1日を画面分割で見せたら、どれだけ助けられてるか伝わるんじゃない?」という松田実桜さんのアイデアには、メンバー全員が「それいい!」「めちゃくちゃ伝わる!」と大賛成!

また、アニメーションを担当するチームBでは、「学食の券売機」や「ノートパソコン」など、身近にある「エネルギーを必要とするもの」を洗い出していきます。
クイズ担当のチームAでは、自らが受けた衝撃をいかに同世代に伝えていくかを真剣に検討。若者ならではの柔軟なクリエイティビティが遺憾なく発揮されていきました。

スマホもSNSも「エネルギー」がなければ使えない!
日本のエネルギー自給率はわずか約16%。火力発電が支える便利な暮らしの裏には、海外からの輸入への依存や環境負荷といった課題があります。そして、こうしたエネルギーの選択は、私たちの暮らしのこれからを考えることにもつながっています。
「エネルギーは難しいテーマ」と敬遠するのは簡単。しかし、番組の中で若者たちが「もしスマホが使えなくなったら……」と真剣に頭を悩ませ、ワクワクしながら未来の発電方法を語り合う姿を見れば、きっとあなたも「自分ならどうする?」と考えずにはいられないはずです。
若者ならではの視点で切り込む、エネルギーの新しい伝え方。彼らが思い描く未来とは?ぜひ番組本編でご覧ください!
【未来って、何で動いている?】






















