俳優・小関裕太が“春からの君に伝えたいこと”「『この人と仲良くなりたい!』と思う瞬間まで無理をしない」(サイン入りチェキプレゼント)
人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。
今回のゲストは、3月17日(金)に公開されるドリームワークス×ユニバーサル・スタジオが贈る待望の最新作『長ぐつをはいたネコと9つの命』で、夢見がちでピュアなネコまね犬・ワンコの声を担当した小関裕太さんです。
「以前から声優の仕事に興味と憧れがあった」と話す小関さんに、声優に初挑戦した心境をお聞きするとともに、新生活に向けて頑張る学生のみなさんへ温かいメッセージをいただきました。
▼板垣李光人さん、もーりーしゅーとさん、莉子さんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・小関裕太が<春からの君に伝えたいこと>
1.自分らしいスーツを手に入れて
ーー春から新生活となる学生がやっておいた方がいいと思うことはありますか?
スーツを買うのはいいと思います。僕は仕事柄スーツを着ることがあまり多くないんですけど、ふだんあまり着れないぶん憧れがあってスーツを着るようになったんです。趣味がネクタイ集めというのもあるんですけど。スーツって買うのに勇気が必要だったりもするんですけど、その人らしさってけっこうスーツに出るし、カジュアルな服とはまた別のスーツの楽しみ方もあったりするんです。だから、ぜひ1歩踏み出して、自分らしいスーツを手に入れてもらいたいなって思います。
ーースーツを選ぶときのコツやアドバイスはありますか?
ワイシャツもスーツの一部と考えると、ワイシャツも本当にいろいろあるんですよ。たとえば男性のスーツで言うと、 襟の厚さとネクタイと上着の襟の太さのバランスも、一応正解とされているものはあるんですけど、それとはまた別に自分が綺麗だな、カッコいいな、テンション上がるなと思ってハマるところがあるはずだし、“自分らしいカッコよさ”をスーツの中で探していくというのはけっこうテンションが上がっていいと思います。
僕は昔、『SUITS/スーツ』っていう海外のドラマを見てすごく影響されたんですけど、どのシーンでスクリーンショットしてもスーツが綺麗なんですよ。それはたぶん衣装部の「(ドラマのタイトルが)『スーツ』というからには」っていうこだわりだと思うんですけど、それがすごくカッコよかったし、美しくて、スーツを着たいなって思うきっかけになったんですよね。
2.「この人と仲良くなりたい!」と思う瞬間まで無理をしない
ーー大学入学時の、友だちを作るときのアドバイスをお願いします。
僕の場合は新しい環境がありすぎてあまり意識してないんですけど、“関わりすぎない”っていうことは大事かもしれないです。なんか自然と波長が合うとか、「この人と仲良くなりたい!」って思う瞬間はあると思うので、それまではあまり無理をしない方がいい気がします。時間は限られてるし、今出会う人も大事だけど、この先出会う人も大事だし、自分自身の時間も大事だから、無理をしすぎずバランスよく過ごしていた方が自分にとっていいんじゃないかなって思うので。
僕は「この人は波長が合うな、絶対仲良くなれるな」とか「この人からの影響を受けたい」って思う人は絶対逃さないようにするんですけど、そういう感覚が養われていたらいいんじゃないかなって思います。意識的に友達を増やすというより、自分はどんな時間の過ごし方をしたいんだろう、どういう人と時間を過ごしたいんだろうということを考えつつ、アンテナを張りながら過ごすことを大事にした方がいいんじゃないかなぁ、って。
ーーここぞというときだけ頑張るんですね。
はい。で、「うわ、あの人絶対合ってたのになんであのとき手を離しちゃったんだろう」っていう後悔も自分の一部になると思うので、そういう経験を経て、自分にとって大事な人が離れていかないような人になっていってほしいなと思います。
新しい自分を知ってみたいという気持ちもあった
ーー今作で本格的な声優に初挑戦されましたが、元々声優には興味や憧れがあったとか。
作品で声優さんとご一緒したりする中で刺激を受けたことがいちばん大きいかもしれないです。ご一緒することで声優の難しさを感じていたんですけど、同時に「同じお芝居だし同じ役を作るっていうことなのに、なんでこんなに違うんだろう」っていうことにも興味があって。新しい自分を知ってみたいという気持ちもありました。
ーー声優のお仕事について、誰かに相談したりしましたか?
特に相談はしてないんですけど、今、ちょうど舞台『キングダム』で声優の梶裕貴さんと石川由依さんと共演していて、現場でもお2人の声の良さやすごさを実感していたので、お2人に「声優に初挑戦するんです」とか「難しそうですけど頑張りますね」みたいなことをお話ししたりはしました。
あと、ちっちゃい頃にお母さん役だった戸田恵子さんともずっとお付き合いさせていただいていて、自分にとってはお姉さんやお母さんのような存在なんですけど、戸田さんに話したら「すごく楽しみ」って言ってくれて。声優さんならではの目線で、 今作のような、本国のオリジナル版があって、その日本語吹き替え版での声優の仕事と、たとえばアンパンマンみたいな日本のアニメーションを1からから作る時の声優の仕事では少し違うみたいで、その違いやそれぞれの大変さみたいなことを教えてもらったんです。この世界に踏み込んだことで共通言語が生まれて、ちょっとでも(声優の)業界に入れたのかな、って。まだ初心者ですけど、この作品のおかげで大きく一歩踏み出せたのかなって思いました。
ーー演じられた「ワンコ」はピュアで優しいけどときどき毒舌、というちょっと複雑なキャラクターの持ち主ですが、ワンコの役づくりはどんなふうにされたのでしょうか。
ワンコの背景をすごく考えました。たとえば、ワンコはセラピードッグを目指してるワンちゃんなんですけど、ちょくちょく発信されるネコたちへの一言一言にけっこう刺さる言葉が多かったりするんですね。で、「これは意識して言ってるのか、それともナチュラルに自分から出てきた言葉なんだろうか」みたいな。もし意識して言ってるんだとしたら、ワンちゃんではあるけど、本を読んだり映像を見たりして、セラピードッグがどういうものなのかを調べた過去があるかもしれないし、勉強家な一面があるかもしれない。ナチュラルだったらナチュラルで、どういうバックボーンがあるんだろう、生まれた環境はどういうところだったんだろうとか、そういうことを考えるのは楽しかったですね。
ーー演じていて、特に難しかったシーンはありましたか?
ワンちゃんの息遣いみたいなのはけっこう大変でした。ずっと“ハッハッ”って言ってるから、喉も乾燥するし、過呼吸になりそうで(笑)。あとは、聞いていただく分にはナチュラルにテンポよく進んでるように聞こえると思うんですけど、実際話すとめちゃくちゃテンポが早くて、早口でけっこう大変でしたね。
それと、この作品に限るのかもしれないんですけど、思ってる以上に声を張るんですよ。そうしないと声が前に出てこないらしくて。しかも今回ちっちゃいワンちゃんだから声が高くて、「高い声でこんなに張るのはけっこう大変だな」って。だから、最初は自分の声やいろんなテンション感のレベル上げみたいなチューニングが大変でした。
あと、レコーディング現場にいらっしゃる方々がプロすぎて、そのテンポについていけないってこともありました。「すいません、ここ、もうちょっとこだわりたいので、もう1回録り直してもいいですか?」って言うと、すぐに「わかりました。どうぞ」って言われて「あっ、ちょっと待ってください!」みたいな(笑)。テンポが早すぎて心の準備が整わないっていうことは何度もありましたね。
人間関係を築いていく上でも“弱音を吐く”ことは大事
ーーご自身でセリフを言っていて、刺さった言葉はありましたか?
「君ならできる!」かなぁ。シンプルな言葉ですけど、主人公・プスに突っぱねられてるのに、そんなプスにこんな言葉が言えるって、 なんて純粋で真っすぐなんだろうって感動しました。
ーー辛いことがあってもそれを表に出さないワンコは強いなと思ったんですけど、小関さんも辛いことがあってもあまり表に出さない方ですか?
元々あまり出さないタイプでしたけど、頑張って出して、人にも頼れるようになってきました。辛いとか苦しいと思っていても、それを言わないで頑張るのがカッコいいというか、そういうことって言わなくてもきっと伝わるだろうなって思ってたんですけど、意外と伝わらないんだな、って。だから、「これは大変だ」「これは嫌だ」みたいなことは言った方がいいんだなって感じるようになって。もちろん自分のためでもあるんですけど、人間関係を築いていく上でも、“弱音を吐く”ことって大事なんだなって感じます。
ーー他にもワンコと似ているところはありますか? 実は毒舌な一面があるとか。
毒舌になろうとしたことはありましたね。(ふだんの)言葉づかいがていねいだから、みたいな。あと、僕は元々1人称が“僕”なんですけど、あるときから“俺”にしてみたり。演じるときに、たとえば“俺”ひとつとっても言い慣れてないと呂律が回らなかったり、ちょっと違和感があったりするんですよ。それがけっこう聞き手にも伝わったりしていたので、あえて日常で使うようにしてみたり。いいのか悪いのかはわからないですけど、そういう役が増えたことによって、体には馴染んでいきましたね。
元々あった自分らしい言葉づかいにプラスして、台本から得る今の人らしさとか、環境の違う人の“らしさ”みたいなのが自分の中に入ってくるんですけど、それをうまく両立できるようになったなって思ったのは20代半ば頃でした。
ーー役者として、今後に活かせる部分はありましたか?
「自分ってこういう声も持ってるんだ」っていう驚きや発見があったので、 それは今後にも活きると思います。あと、今作では山本(耕史)さんが歌うシーンがたくさんあるんですけど、めちゃくちゃカッコよくて、いいなぁって。山本さんのミュージカルもよく拝見するんですけど、太い声で説得力があってカッコいいなと思っていたので、これを皮切りに僕自身も声優というジャンルにどんどん挑戦して、また違う自分を発見したいなっていう思いがあって。歌う役柄にもチャレンジしてみたいなと思うきっかけになりました。
ーー本作はなんでも願いが叶う“願い星”をめぐる物語でもありますが、もしひとつだけ願いが叶うとしたら何を願いますか?
体をグニャングニャンにしたいです。
ーーグニャングニャン……(笑)?
柔軟度をめちゃくちゃ高めたいです。特に股関節。今、『キングダム』をやっていることもあって筋肉について考えることが多いんですけど、 人によって持っている筋肉が全然違って、柔軟度も違うんですね。柔軟度が違うことによってそれぞれ合う競技も違うんですけど、股関節回りが柔らかいことでできるジャンルがすごく広がるんだなっていうのを実感したので、これまでもいろいろやってきたんですけど、より柔らかくなってほしいので、苦労しないで柔らかくなれるんだったらパッと柔らかくなりたいです。
ーー最後に、読者へのメッセージをお願いします。
アカデミー賞の長編アニメーション部門にノミネートされている話題作でもありますけど、それにはちゃんと理由があって、その理由のひとつにワンコも入っている気がしていて。ワンコの優しさや純粋さがいろんな人に刺さるんじゃないかなって思ってます。気軽に映画館に来てもらって、 楽しく笑いながら、ときには驚きながら見てもらえると思うんですけど、言葉が本当に素敵なので、なにかひとつでいいので、刺さった言葉や印象に残る言葉を持ち帰ってもらえたらいいな、と思います。
小関裕太さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
小関裕太
1995年6月8日生まれ、東京都出身。「天才てれびくんMAX」(NHK)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタートさせる。主な直近の出演作に『わたしに××しなさい!』(18/W主演)、『春待つ僕ら』(18)、『サムライマラソン』(19)、『“隠れビッチ”やってました。』(20)、『シグナル100』(20)、『ライアー×ライアー』(21)、ドラマ「来世ではちゃんとします」シリーズなどがある。
『長ぐつをはいたネコと9つの命』
3月17日(金)全国公開
愛くるしいモフモフにして、心はワイルドでダンディ、しかも剣を持てば、キレッキレのスゴ腕の、長ぐつをはいたネコ:プス。剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。でも、気付いたら、9つあった命は、ラスト1つに。急に怖くなり、レジェンドの看板を下ろして家ネコになることにしたが、「賞金首」であるプスを、刺客たちはほうってはおかない。そんな時、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を聞き、再奮起。命のストックを求める旅の道中、プスが出会ったのは、ネコに変装したイヌ・ワンコと、かつて結婚も考えた気まずい元カノ・キティ。プスを狙う賞金稼ぎや、「願い星」の噂を聞きつけた手強い奴らもモチロンやってきて、前途多難な予感しかない。やれやれ、次死んだら、ほんとに終わりなのに。果たして、プスを待ち受ける[うっかり死ねない]大冒険の運命とは──!
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取材・文/落合由希
撮影/三橋優美子