【ドライブ中にまさかのパンク! どうする⁉】はじめての「パンクおどおど」#あつまれ!_おどおど学生。 2ページ目

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応急修理キットでしのぐ!

スペアタイヤを積んでいなくても、応急修理キットがあればしのぐことが可能なこともあります。応急修理キットで対応可能なのは、釘が刺さったといった軽微なパンクの場合です。刺さった釘などは抜かず、そのままにして対応します。

応急修理キットは、自動車メーカー・車種によって異なりますが、仕組みとしてはタイヤ内に特殊な薬剤を注入して空気が漏れている穴を物理的に塞ぐというものです。普通はエアコンプレッサーとセットで自動車に装備されています。使い方の手順は以下のようになります。

・応急修理キットの使用手順

1.応急修理キットで対応できるか確認
パンクの原因、程度など応急修理キットで対応できるのかを確認します。例えば、サイドウォールと呼ばれるタイヤ側面部分にクギが刺さっていたり、切れたりしている場合は修理キットが使えません。「これは修理ができなさそう」と判断したら、すぐにロードサービスを呼びましょう。

2.応急修理キットを取り出す
次に応急修理キットを取り出します。どこに格納されているのかは、自動車の取扱説明書に記載されています。説明書を参考にして、応急修理キットを探しましょう。

3.修理キットをセットする
次に修理キットをタイヤにセットします。まず、タイヤのバルブからバルブコアを外します。このときも、バルブコアを紛失しないように注意してください。次に、薬剤のボトルに取り付けられている「注入用のホース」をタイヤバルブに差し込みましょう。

4.コンプレッサーの電源を入れる
薬剤の注入や空気を入れるのにはエアコンプレッサーを使います。エアコンプレッサーの電源は、自動車のシガーソケットから取ります。エアコンプレッサーのスイッチがオフになっていること、空気注入口がバルブにしっかり装着されていること、パーキングブレーキが掛かっていることを確認したら、シガーソケットとエアコンプレッサーを専用のコードで接続しましょう。

5.薬剤のボトルをコンプレッサーにセットする
次に、修理材のボトルをコンプレッサーにセットします。薬剤の注入口にシールが貼ってあるので剥がし、ボトル取り付け口に「ガチャ」っと音が鳴るまで強く押し込んでセットします。しっかりとセットされていないと液が漏れる可能性があるので注意しましょう。

6.空気とパンク修理剤を注入する
自動車のエンジンをかけ、次にコンプレッサーの電源を入れると、自動的に空気と修理材がタイヤの中に注入されます。このとき、空気圧が指定の数値になっているのか要確認です。空気圧は運転席近くに貼ってあるシールに記載されていますので、よく見てください。空気を入れ終えたら注入用のホースを外し、バルブキャップを締めましょう。

7.少し走って薬剤を行き渡らせる
キャップが締まっていることを確認したら、修理キットを回収し、10分あるいは5kmほど走って薬剤をタイヤ全体に行き渡らせます。

8.空気圧を確認する
テストで走ってみたら、いったん停車して再び空気圧を確認してみましょう。エアコンプレッサーのホースをバルブに差し込み、電源をオンに。数秒後オフにして、タイヤの空気圧が減っていなければOKです。これで応急修理ができました。

最近では、スペアタイヤと工具一式ではなく、この応急修理キットを装備している自動車が増えています。いざというときのために使い方を覚えておくといいですね。

一時的には空気漏れを防ぐことができるのですが、これは本当にその場しのぎの対処です。走行できるようになったら、すぐに自動車商品専門店などに行き、新しいタイヤを購入して交換しなければなりません。

 参考:JAF公式チャンネル「【コラボ動画】JAF×木村亜美 「タイヤのパンク対処法:後編」JAF先生に教わった!」

 参考:JAF公式チャンネル「パンク応急修理キットでどこまで修理できる?【JAFユーザーテスト】」

参考:JAF「パンクしたときの対処法」
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-bike/subcategory-trouble/faq364

参考:JAF「トラブル対処法(私にもできるマイカー点検)」
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/self-check/troubleshooting

ロードサービスを呼んで助けてもらう!

一番簡単で、プロに任せられるのがコレです。任意保険の、あるいは『JAF』のロードサービスを呼び、到着を待ちます。サービスの人が来たら指示に従いましょう。

解決!! はじめての「パンクおどおど」

運転中にタイヤがパンクすると焦ってしまいます。運転経験が浅いと最初は何が起こったのかも分からないでしょう。大学生読者の皆さんも、ドライブ中にパンクに遭遇したら、まず落ち着いて、ハザードランプを出して自動車を路肩に停車してください。そこから冷静に対処しましょう。自分ではどうにもできないなら素直にロードサービスにお願いするのがお勧めです。

文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部

協力:『JAF』
https://jaf.or.jp/common/call-road-service/call-jaf

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