【ドライブ中にまさかのパンク! どうする⁉】はじめての「パンクおどおど」#あつまれ!_おどおど学生。

大学生の間に自動車の免許を取得し、初めてのドライブを楽しむ、といった方は多いでしょう。しかし、自動車の運転に慣れないうちは、トラブルに遭いやすく、またその対処でおどおどしてしまうものです。そこで今回は、自動車トラブルの一つ、「自動車がパンクした」際の対処法についてご紹介します。
舗装されていない道路や、メンテナンスの十分行き届いていない道路を走行すると、タイヤがパンクすることがあります。ちなみにパンクというのは、「なんらかの原因でタイヤが傷ついて空気が抜けること」です。
パンクって何? パンクの原因とは?
●パンクの原因とは?
鋭利な石や古釘が落ちていたのを踏んでしまうなどするとタイヤが傷つき、空気が漏れてパンクになります。また、タイヤの側面部分を道路の縁石にこするなどして傷が入り、空気が漏れてパンクする、これも多いパターンです。
さらにタイヤの空気圧不足はバーストにつながります。タイヤの空気圧が十分でないと、たわんで走行が安定しません。乗り心地が悪くなるのはもちろんですが、そのまま走行するとタイヤ接地部の後方にゴム部のたわみが波状に発生(スタンディングウェーブ現象)が発生します。このたわみによる発熱で瞬時にバーストしてしまいます。
タイヤがパンクしたまま走行するのは大変に危険です。走行が安定しませんし、車体が傷ついてしまうかもしれません。さらに重大事故につながる可能性があります。
自動車を運転していて急に走行が不安定になった場合には、タイヤがパンクしたのかもしれません。そのまま走行せず、落ち着いてハザードランプを点灯させて安全な場所に停車しましょう。
▼「旅行トラブルおどおど」記事一覧
タイヤがパンクした時の対処法!
タイヤがパンクした際には、以下のような対処法があります。
ただし、対処する前には自動車を安全な位置に移動して停車。ハザードランプを点灯させ、(準備してあれば)三角表示板を自動車の後方に置きます。後続車が自分の自動車に追突するのを避けるためです。
スペアタイヤに取り替える!
自力でなんとかするのであれば、パンクしたタイヤを自動車に積んでいるスペアタイヤに取り替えましょう。スペアタイヤへの交換方法は以下の手順です。
タイヤの交換方法
1.車を安全かつ平坦な場所に停める
タイヤを交換する際は、周囲の安全を確認することに加え、路面が平坦であることなど「ジャッキで車を上げても問題ない場所かどうか」を確認します。
2.車が動かないようにする
ギアが「パーキング」に入っている、サイドブレーキがしっかりと引いてあるかを確認します。
3.スペアタイヤと工具を取り出す
スペアタイヤはたいてい後ろのトランクを開けシートをめくったところにあります。工具も普通は標準装備されており、スペアタイヤと同じくトランク下部、あるいは横にあるでしょう(後部座席の下部などにある場合も)。
2.パンクしたタイヤのナットを緩める
次にタイヤを固定しているナットを緩めます。ホイールキャップが付いている車の場合は、キャップとホイールの隙間に工具を差し込むようにして、テコの要領でホイールキャップを外し、ナットを緩めましょう。ジャッキアップ(車体を浮かせること)の前にこれをしておかないと、タイヤが回ってナットを緩められませんので注意してください。
4.ジャッキアップを行う
車体を浮かせるジャッキは取り付けるポイントが決まっています。車体のへこみにジャッキの上部を合わせるようにします。適切な位置にジャッキが設置できたら車体を浮かせます。
5.パンクしたタイヤを取り外す
ナットを外してパンクしたタイヤを取り外します。外したタイヤは車体と地面の間に横に倒しておきます。このようにしておけば、万が一ジャッキが倒れて車体が傾いても足を挟むといった事故を防げます。
6.スペアタイヤを取り付ける
スペアタイヤを車軸に取り付け、両足で固定しながらナットを対角線で順番に仮り締めします。ナットがぽろっと外れたりしない程度にはナットを締め込んでください。
7.ジャッキを下げる
ジャッキを下げて、スペアタイヤを地面に設置させ、ナットをしっかり締めます。ただし、力を入れて締め過ぎるとナットが折れるかもしれませんので注意してください。
これで交換は終了。走れるようになったはずです。スペアタイヤはあくまでも一時しのぎのもの。空気圧が足らないといったことがよくあります。走行できるようになったら自動車用品専門店に直行して、新しいタイヤを購入してスペアタイヤと交換しましょう。ホイールキャップはそのときに付ければいいでしょう。
参考:JAF公式チャンネル「【コラボ動画】JAF×木村亜美 「タイヤのパンク対処法:後編」JAF先生に教わった!」